第4話 夢見たらまた覚めて 

男「君に僕の何がわかるの」

まこ「それは・・・」

はち「おーいたっくんー」


リビングからドアの開く音と共にハチの声がした。

たく「はーいあっこの子おくれる❓」

はち「りょーかい」

たく「じゃあね 住所書いといてえっと・・・」

まこ「マコです」

たく「。。まこちゃん」

そう言ってまた優しい顔に戻って私から遠くなっていった。



はち「おい住所ここにな。もー気絶すなよ」

まこ「はい」

はち「たっくんが好みの女以外入れるのん珍しいねんからな」

まこ「・・・」

はち「もしかしたらなんかあるかもな思ってたけど・・・」

まこ「。。。」

はち「なんもなかったわ」

まこ「すんませんね」

はち「もーたっくんも30やからさ・・なんかそうゆう

人がなーって思うんよな最近」

まこ「かすみ・・さんは」

はち「いやー色々よ・・事務所とかいろいろな」

まこ「はあ、」

はち「うわあかんわ。知らん子娘に話してもーた」

まこ「・・・」






私は最初にいた白い部屋で、おっさんに渡された紙に住所を書いた。

この人と

もう会えないんだ。

運命の出会いならこの後また会えるんだっけ。

本当に伝えなくてよかったのかな。

私が大好きなあの歌歌ってる人だ。


あの声は。

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