第89話
ステンドグラスが虹色に輝いていた。
目の前には真っ白なドレスに身を包んでヴェールをつけた女性が立っている。
「新郎 佐伯蒼月、あなたは七瀬琴美を妻とし、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、妻を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」
神父がお決まりの言葉をい言う。
俺は今、夢を見てるんだよな?
目の前にいるのは、琴美だよな?
神父もそう言ってたし。
とりあえず、誓いますと言うか。
「誓います」
「新婦 七瀬琴美、あなたは佐伯蒼月を夫とし、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、妻を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」
「誓います」
「では、誓いのキスを」
俺は琴美の顔にかかったヴェールおゆっくりとあげた。
琴美はバッチリと化粧をしたかおで俺のことを見ていた。
俺はその琴美の顔、唇にゆっくりと自分の唇を近づける。
と、そこで俺は目を覚ました。
あたりをキョロキョロと見渡してみる。そこは、さっきまでいた、煌びやかな結婚式場ではなく、自分の部屋だった。
「さっきのが初夢・・・・・・」
なんというか、幸先がいいというか、新年からあんな夢を見るなんて責任が重いというか、俺は後ろ頭をかいた。
「正夢になればいいんだけどな。てか、正夢にしたいな・・・・・・」
俺はそんなことを思いながら自分の部屋を出て琴美を起こしに行くことにした。そろそろ、初日の出が登る頃だろう。
一緒に見て今年一年をいいスタートにできるといいな。
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ここまで読んでいただきありがとうございます!
今回は短め。
この未来が来るといいな〜笑
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