第77話
キッチンから琴美と葵が出てきた。
その両手には美味しそうな料理を持っていた。
「お待たせ~」
四種類の料理だけかと思ったら、その後、二種類の料理がテーブルに運ばれてきた。
全部で六種類(唐揚げ。ピザ。フライドポテト。グラタン。オムライス。パスタ)の料理がテーブルの上に並んでいた。
何これ!? 贅沢すぎませんか!? 何かのお祝い?
俺には心当たりがなかった。琴美の誕生日は一ヶ月前に終わってるしな。俺の誕生日も四ヶ月も前だし。
「蒼月。一位おめでとう~。あ~んど、誕生日おめでとう~」
「え?」
「ほら、前回、って言っても結構前だけど、テストで一位とったでしょ。そのお祝い。それと遅めの誕生日祝い!」
「いや、遅すぎるよ。でも、ありがとう」
まさかの遅すぎるお祝いに俺は驚くしかなかった。
隣に座った琴美はこのことを知っていたのだろう。というか、きっとこの提案をしたのは琴美だと思う。もしかしたら、雄二もこの企画の一員なのかもしれない。
ちなみにあれ以来、俺はテストで一位を取ることはなかった。いつも二位だった。なぜなら、毎回琴美が一位を取るから。悔しいけど、それはそれでいいかなと思っていた。
「さて、食べましょうか!」
「蒼月君はどれから食べる?」
「どれも美味しそうだから迷うな」
「どれからでも好きなものを食べてね」
どれを食べても最高に美味しいんだろうな。俺は食べ慣れているオムライスから食べることにした。この卵の硬さは俺のやつは琴美が作ったんだな。
うん。やっぱり、琴美の料理は最高に美味しい!
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