第48話 過去の僕らにさよならを、未来の家族に祝福を
「当センターでは人が眠りの中で見る夢について研究をしています。夢とは基本的に脳内に存在する記憶の断片により構成されており、睡眠中に脳内でその内容を再整理しているときに見ているというのが最新の科学の見解です。そこで、我々はその夢の再整理という側面に着目し、複数の人間で睡眠を共有することで、夢を通して過去に経験した内容を高精度に再現し追体験する仕組みを編み出しました」
「それが、スリープタイムリープなんですか?」
「はい。このプログラムは、同じ時代・同じ空間を生きた人間同士で睡眠に入り、夢を参加者同士で共有します。その時代における、参加者の経験や当時の知識を夢により統合しシミュレーションすることで、自分の記憶にない側面について追体験できるのです。また、シミュレーションされた世界で、過去にやろうと思って出来なかったことを検証することもできるのです。とはいえ夢は夢ですがね」
「なるほど、しかし、どうして僕たちはあの時代に?」
「鈴原さん夫妻から請け負ったのは、2007年7月に付き合い始めたご友人カップルのなれそめについての調査ですね。近々、彼らの結婚式においてスピーチをすることになっており、そのネタ作りとしてお二人でこちらにやってこられました。覚えていらっしゃいませんか?」
「……いえ、思い出しました。そうでした、僕はそのためにここに来たんです」
「記憶の混乱があるのは仕方ありません。なにせ、朝からずっと眠られていたんですから。まだ、現実感もあまりないんじゃないですか?」
「そうですね。いまいち、僕もちょっと信じられてないです」
「皆さんプログラムを受けられるとそう言います。時間が短いと割とすんなり受け入れられるんですがね。それにしても、今回は長引きました。目的の記憶にリーチできなかった場合、強制的に時間をリセットするように催眠をかけてあるんですが、それでもこれほどプログラムが長引いたケースは珍しいですね。ほんと、あと三十分遅れていたら、強制的にプログラムを終了するところでした」
「……あぁ、最後っていうのは、そういうことだったんですか」
「奥様はお身体のこともあって何度か夢から覚めていただきましたけれどね。けど、流石に最後の方になると、もう寝るのがしんどそうでしたよ。それでもなんとか、鈴原さんの傍に居たいとおっしゃって、あぁして添い寝されておられましたが」
「妻の身体がどうかしたんですか?」
僕たちを担当したという京都夢能力開発センターの職員中島は、少しぎょっとした感じにメガネの向こうで目を剥いた。それから少し言うのを戸惑うような感じで目を迷わせると、僕にご存じじゃなかったんですかと逆に尋ねてきた。
とぼけて聞いたことを少しだけ後悔した。
もうとっくに、妻の身体のことなんて僕は分かっていたのに。
妻は別室で女性スタッフからカウンセリング中。
夢を使った擬似的なタイムリープを終えてすぐ、未だに現実の中になじまない頭を抱えてのやりとりだった。
◇ ◇ ◇ ◇
2021年5月1日土曜日19:43。
僕と千帆は京都駅前から少し離れて堀川五条。一号線沿い、京都東急ホテルの正面にあるロイヤルホスト堀川五条店にやって来ていた。
ここは大学時代の思い出の場所である。
よく来る――ほど裕福ではなかった僕たちだが、それでもロイヤルホストのおいしさは知っていた。毎年記念日に前後した土日にここを訪れては、それぞれ好きなものを食べ、夜景というほどでもない京都の街を眺めて未来を語らったものだ。
その後、僕が関東の会社に就職したことで、このささやかなお祝いの場所に出入りすることはなくなったのだが、今回久しぶりに京都に来ているので、せっかくだからと寄ることにした。
なにせ通っていたのは十年も前だ。
常連というほどでもない僕たちのことを覚えているような店員もいなければ、内装もすっかりと様変わりして懐かしさなど少しも感じなかった。
僕と千帆は、当時よく好んで座っていた窓際にあるボックス席を指定して順番を待ち、三十分ほどしてから向かい合ってそこに座った。きっと変な客だと思われたことだろう。だが、まぁ、ここは僕たちの生活圏からは少し離れた所だ。問題ない。
待っている間、特に何も話さなかったのは、お互いにこれから話し合うことに少なからず怯えていたからだ。
京都夢能力開発センターからの帰り道、活き活きと過去の出来事について語らっていたというのに、いざ席について隣り合うと、驚くほどに言葉が出てこなかった。
それはボックス席に座っても同じで、なにやら不倫カップルあるいは離婚寸前の夫婦のような気まずさを周りに与えているのではないかと不安になった。
もちろん、そんなことになりはしない。
むしろ、僕たちの仲はこれから深まることになる。
けれどもそうなるためには、こんな些細な意識の変化――儀式が必要だった。
目の前に座る千帆はニットのワンピース姿だ。デート用のおしゃれ服。春色というべきだろうか、やわらかい色味のピンクをしたそれは、例によってその生地の縦縞が胸により膨らんでちょっと扇情的な気分に男をさせる。腹回りに施された帯の意匠がウェストのしまりをいっそう際立たせる。ただ、今日はそれがここち、いつもより上の所で締め付けられている。ここち緩めてもあるようだった。
店員に僕はカレーライスを、千帆はシーフードグリルを頼んだ。
学生時代、度しがたいほどのケチだった僕は、妻とのレストランデートでも平然とカレーライスを頼んでいた。三十も超えてディナーセットも頼まずカレーかとも思ったが、どうにも久しぶりにここのカレーが食べたくなったのだ。
それを見た千帆が、変わらないんだからあーちゃんはと、ようやく口を開いてくれたのはちょっと嬉しかった。
一方で、千帆の頼んだシーフードグリルは、僕の記憶が確かであれば、一度も彼女が頼んだことのないメニューだ。彼女の変化をまざまざと感じさせられる、そのカットレモンが異様に目を引く写真を眺めながら、いよいよ僕は男女の性差とその人間性の成熟の差に、ちょっとした絶望を覚えてしまったのだった。
女性は男性よりも大人びているものだとはよく言うものだが、本当にそれを実感する。きっと僕はどれだけ生きても、妻に対して精神的優位を持つことはないだろう。
それが嫌という訳ではない。実に男根的なつまらない感傷の疼きであり、ベッドの上ではちょっとしたエッセンスとなる、男のかわいげだった。なんて、格好つけて自分の未熟さを言い表す辺りもいよいよ痛々しい。やめようと僕は頭を掻いた。
「千帆、ドリンクバーに行ってくるけれど、何が飲みたい? レモンティーかな?」
「うぅん、もしあるならぁ、梅こぶ茶かローズヒップで」
「あー、そっちね。分かった了解」
カウンターを立って僕はドリンクバーへ。珈琲と千帆から頼まれたお茶のパックを探す。いやはや、ちょっとお高いレストランとなるとなんでもあるものだ。まさかあるとは思っていなかった梅こぶ茶とローズヒップの両方のパック。どちらにしようか少し悩んで、僕は、結局梅こぶ茶を選んだ。
日本茶には似合わない白い陶器に、こぶ茶の粉末を入れてお湯を注ぐ。スプーンで軽くかき混ぜると。僕の分の珈琲とそれを持ってテーブルに戻る。
長くなる夜だが、二人とも今日はアルコールを飲めそうになかった。
「はい、梅こぶ茶」
「ありがと、あーちゃん」
いつもはちょっと言葉尻を伸ばす喋り方をする千帆。子供の頃からのその特徴的な喋り方は、彼女とて社会人なのでいくらでも矯正できた。それこそ、仕事先とのやりとりではこんな感じに喋る。これまで、なんとなし続いてきた、幼馴染の関係の延長線上の証拠に他ならないそれを、あえて引っ込める辺りに彼女の不安を感じた。
それでも僕の呼び方が変わらないのも嬉しい。
とはいえそれも絶対不変のものではなく、僕たちが夫婦生活をこれから長く続けていく中で、いずれは無難な呼称にお互い落ち着いてしまうのかもしれないが。
僕たちはお互いのカップから温かいそれを口に注ぐ。
五月に入ったばかり。まだまだ底意地悪く寒さの残る京都の街を歩き回った僕たちの身体は、その温もりによって少しだけ活力を取り戻した。
「あっちは、夏だったのにね。不思議な気分だわ」
「だね」
「……ねぇ、あーちゃん?」
どこまで知っていると、彼女は言った。
それに対して僕は少し迷ったフリをした。もう既に、僕は全部知っているし、なんだったら京都夢能力開発センターの職員から言質も取ってあった。
強いて言うなら物的証拠がないけれど、そこは千帆の証言を信じる。
そして、あの夢の中での経験に対する答えも、既に胸の中に用意していた。
さて、どう答えてあげれば、あの夢の中の少女達と同じように妻が抱えた不安を僕は払拭できるだろうかと、少し考えた。少し考えたが、結局僕はあの世界で、巧くやることは一度もできなかったことを思いだして、地道というかバカ正直というか、なんにしても世間一般には愚直と嘲られる方法をとることにした。
しかたない、だって僕は普通のしがないお父さんでしかないのだから。
「妊娠、してるんだって? 言ってよ、もう、びっくりしたじゃないか」
「その割には落ち着いてるね」
「まさか。心の準備をしてきただけさ。ここがファミレスじゃなくて自宅だったら、今すぐ君を抱きしめて、そのままベッドにダイブしているところさ」
「もう、ダメよ、そんなの。妊娠初期なんだから。もっと大切に扱って」
「やさしくエスコートするさ、お姫さま」
そう言って僕は千帆を見た。
どこか照れくさそうに頬を赤らめて、僕から逃げるように視線を逸らした彼女は、その助けを夜景に求めた。正面に光る東急ホテルと、その向こうにある西本願寺を眺めながら、彼女は梅こぶ茶をすすって白い吐息を吐き出した。
僕を見てくれないのが少し不満だったが、彼女の不安に愚直に寄り添うことを心に決めた僕には、もはや彼女が語りたくなるのを待つことしかできない。
「まだ、検査薬で調べただけなんだけれどね。昨日、妊娠線が出たの」
「本当?」
「だから、検査薬で調べただけだって。詳しいことはお医者様にいかないと。けど、今回はちょっと手応えを感じてるんだ」
そう言って、彼女は手にしているカップを揺らした。
十年間の僕たちの日々が、ようやく一つの結果としてこの世に生まれようとしている。それはとても喜ばしいことであり、疑義の余地を挟まないものだった。
僕も千帆の言葉を信じたいと思ったし、もしそれがぬか喜びであったとしても、妻を責めるつもりはなかった。彼女が子供を長らく欲しているのは知っていたし、僕も欲しかったし、そのために血のにじむような努力をお互い重ねてきたのだ。
そこには男女の親愛を越えた、また違う感情があった。
そんな風に、僕たちの中で今、夫婦として新たな感情が生まれようとしている。これまでの、愛し愛される妻と夫のあり方を越えた、また違う感情と関係を、僕たちはこれから築いていかなければいけない。
あるいはそれは、子供がいれば早い段階でそうなったのかもしれなかった。
シームレスにその関係に移行できるのかもしれなかった。けれども、僕たちはその機会に恵まれず、ついにこの歳まで恋人としてのお互いしか知らずに来てしまった。
子供を交えた家族になりそこねた。
父と母になる機会を逸し続けた。
お互いに無関心になるには長い月日を共に過ごし続けた。
かといって、新しい自分たちのあり方――肉体的な関係に依存しない、お互いの愛し方――を、楽しんで受け入れるにはあまりに恋人の時間が長すぎたのだ。
子供が出来たことで、僕たちの関係はこれから変わる。
千帆は僕の妻から、子供の母になるだろう。
肉体的な交わりはどうしたって薄くなるのも間違いない。
もしかしたら、生活の中でのお互いの優先順位だって下がるかもしれない。
今までの関係ではもういられないのだ。
深く求め愛し合いベッドの上で愛を囁く、今までのやり方ができなくなるのだ。
彼女の不安はきっとそんな所にあったのだろう。
そこについて、優しく隠して彼女に触れるべきか、それとも、あえて痛みを伴って触れるべきかは迷った。最終的に、千帆の顔色を見て決めようと思っていた僕は、少し申し訳なさそうにしている妻の顔を見て、話すことを決めた。
彼女は僕に、この一連の騒動について罰して欲しいように見えたからだ。
「スタッフに聞いたんだ。目的意識をちゃんと持ってスリープタイムリープをすれば、目的の過去を体験するのにそう時間はかからないって。こんな風に時間がかかるのはたいてい、プログラムの参加者に何か迷いがあるときだって」
「迷い、か。そうかもね。ううん、そうだと思う」
「あと、夢の世界での人間の振る舞いには、夢を見ている人の価値観が反映されるとも。限りなく、当時の知り合いの行動原理をトレースするけれど、その根底にあるのは自分たちと同じものなんだって」
「なんだか、ロマンもなにもない言い方するのね。あそこのスタッフさんって。もう少し、そこはぼやかして言って欲しかったわ」
「あれで真面目に科学として夢を研究しているからね。仕方ないさ」
つまりそういうことだ。
千帆はあの夢の世界――繰り替えす2007年7月14日を通して、僕にその不安をずっとぶつけていたのだ。どうしていいかわからず、僕にあんな乱暴なやり方で、ずっと問いかけていたのだ。彼女がこの先、なり得るであろう三人の女性の姿と、僕との関係を利用して、ずっと彼女は未来の自分たちの関係の答えを求めていた。
そして、その答えに納得したから、彼女は最後に本来の目的に立ち返った。
僕から杉田と天道寺の関係についての記憶を奪い、タイムリープの目的と終了条件を隠し続けたのは他でもない。
千帆だったのだ。
もっとも、僕と千帆の二人で、スリープタイムリープをしているのだから、それは当たり前である。夢から目覚めたその瞬間に、僕はその犯人と、彼女が抱えている不安にすぐにたどり着くことができた。
もう、本当に人騒がせなんだから千帆は。
夢でよかったけれど本当にハラハラしたよ。
まぁ、これがミステリ小説だったりしたら、けしからんと読者の方からお怒りの一つでもいただこうものだろうけど。夢落ちはやっちゃいけない結末の一つだからね。
けれども、僕は別に夢で構わなかった。
それで千帆の不安な心に寄り添えたのなら別に構わなかった。
別にミステリーを楽しむためにスリープタイムリープに入った訳じゃない。
千帆に妨害されて、僕は夢の中でタイムリープの目的を追い求めて来た。けれど、終わってみればそれよりも妨害された理由の方が重要だった。
すなわち、妻が抱えている不安の方が。
結局最後までタイムリープの真実を見抜けなかったマヌケな僕だったけれど、タイムリープを通して千帆に寄り添い続け、その不安に気づけたことの方が、僕にとっては価値あることだった。
なので、これだけ千帆に振り回されたけれども全然問題ない。
僕にとっては奇々怪々なトリックを怜悧な知性でもって解体することより、曖昧模糊な女性の心に振り回されながらも寄り添うことの方が大切だった。
少し、話題を変えよう。
切り込んでおいてなんだが、ちょっとしんどくなってしまった。
「金曜日の夜、結局君と寝なくてよかったよ」
「疲れて、そのまま寝ちゃったものね、あーちゃん。心の準備してたのよ?」
「おかげで、夢開発センター来たのも忘れて、寝て覚めたらタイムリープだよ。巧く繋がるものだよね」
「……本当はね、あーちゃんが寝てくれて、ちょっとほっとしたんだ」
「ほっと?」
「……うん。したかったのよ、それは間違いないの。けどね、もし万が一、お腹の子になにかあったらって。そしたら、もう、私あーちゃんの奥さんじゃなくて、お母さんになっちゃってるんだって、そう実感しちゃってね」
話を逸らそうとして失敗する。というか地雷を踏んだ。
相変わらず、僕はほんとうにどうしようもない。
こういう時に、女の子を傷つけない言葉も選べないだなんて、男としてほんとうにポンコツもいいところだ。
こんな僕を選んで、一緒に居てくれる千帆には感謝しかない。
もちろん僕と彼女は夫婦と言っても他人である。彼女の本当の気持ちについては推し量ることしかできない。あるいは、そんな推量が僕の内側に蓄積して生まれた、内なる彼女の言葉を信じるしかないのだが――。
優しく微笑んで、千帆がこちらをようやく見てくれる。
申し訳なく、そしてどこか情けなさが滲むそんな顔を、僕に戸惑いもなく見せてくれる彼女に、僕がしてやれることなんてそう多くはないのだった。
シンプルで単純、そして、男にしかできない愚直なやり方しかなかった。
「隣、行ってもいいかな?」
「うん」
僕は珈琲を席に残したまま立ち上がると彼女の隣に座り込んだ。
ボックス席、窓際に向かって垂直に出たソファー。
窓側に千帆を追い詰める格好になるのが、ちょっと気がひけた。
けれども千帆は、僕から逃げようともせず、自分から肩を寄せにくる。そうして、僕の手を握りしめると、そっとその熱っぽい下腹部にあてがったのだった。
千帆の鼓動が伝わってくる。
そこに混じって、僕たちの子供の心臓の鼓動が聞こえてくる気がした。
あくあまで気がするだ。なにせ、僕も子供をこさえるのは初めてなのだ。どうなっているかなんてさっぱり分からない。
けれど、僕は今、人生で最も深い幸福感に打ち震えていた。
「……いいお母さんになれるかな、私?」
「なれるよ、千帆なら」
「ごめんね、もう、エッチな奥さんじゃいられなくなっちゃった」
「いいさ、そんなこと」
「あーちゃんのこと、一番に愛してあげられなくても許してね?」
「もういっぱい愛して貰ったから。それに、それは僕だって同じさ」
けどきっと大丈夫だと思うよ、そう言って僕は千帆の肩を抱く。
この時代に戻って来て見る千帆は、やはり過去の彼女よりも確かな時間の経過を感じさせた。肌は年相応に落ち着き、髪の毛には日々の疲れが滲んでいる。抱きしめた肩にも柔らかさが増しているが――けれどもそんな時を重ねた彼女の姿が、溜まらなく僕は愛おしかった。
心だけは、大学時代にここで年に数度の逢瀬を繰り返した時に戻し、僕は彼女に優しく口づけをする。初々しく瞳を閉じて僕を受け入れてくれた彼女と、軽く舌先を交わらせて、僕たちは息づかいを離した。
久しぶり――と言ってもそう感じるだけで実際には昨日までもしこたましているのだけれど――にする彼女とのキスは、どこか温かく優しいもので、妻ではなく母を感じさせるものになっている。
そんな変化がまたなんとも言えず嬉しくて。
僕はもう一度彼女の唇を求めていた。
「今日はせっかくだしこっちに泊ろうか」
「そういうこと、できないけれど、いいの?」
「いいさ、そういう夜の楽しみ方を、これから僕たちも探していこう」
僕たちの夜はまだまだこれからも長く続くのだから。
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【連絡】01/30と01/31はクライマックスにつき三回更新(8:07/12:17/20:07)となります。よろしくお願いいたします。
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