第42話 次のループにかけろ

「いいか鈴原、このタイムリープの目的は俺と天道寺の関係を未来まで続かせることだ。何らかの理由で放っておくと俺たちは7月14日に出会わない。そうなると、未来と過去が剥離してループが発生する」


「ループさせないためには未来まで君と天道寺さんを結びつけるイベントが必要。ただ、一時的に君たちをくっつけても、破局が確定的になった瞬間ループが発生する」


「お前がこの過去から脱出する方法は二つ。一つ、7月14日のイベントを発生させる。二つ、それと同等のイベントを発生させて俺たちの絆を未来まで永続させる」


 前回のループで無理だったとすると、二つ目は相当に難易度が高いように思う。

 それだけ一つ目の内容が彼らの未来に重要なものなのだ。


 やはり、僕は7月14日に起こる本来のイベントを確認しなくてはいけない。

 本来のルートで、杉田と天道寺さんに何があったのをか知る必要がある。


 しかし――。


「もう既に、僕がこの話をしてしまったってことは?」


「あぁ、おそらく今回、7月14日にイベントは発生しない。発生するかもしれないが――俺からそれを仕掛けると偶然性を失う。前回のループでも未来を聞いた上でのアプローチが失敗したことを考えると、今回のループに期待はできない」


「……それじゃ」


「次のループにかける方がいい」


 やはりそうなるのか。

 まさか相談することでこんな歪な事態になるとは思ってもみなかった。本来なら、元の未来に近い形で収束した運命が、僕に出会ったことで変わってしまうなんて。


「……前のループでこれに気がついていたらな」


「タイムリープってのはそういうもんだろう。時かけで、最初主人公がバカみたいに能力使ったように、こればっかりは試行回数を増やしてあぶり出すしかない」


「杉田は怖くないの? 次にタイムリープをして、もし7月14日の夕方を過ぎていたら、もう一生、天道寺さんと君は結婚できないかもしれないんだよ?」


「それでくっつかないなら、どの道俺たちはその程度ってことだろ。まぁ、前のループだと破局したが――俺はその話を聞いても、ちっとも現実味が湧かないんだわ」


 そう言ってプールを眺める相沢。


 青い空を背景に、緑色のネットフェンスで覆われているプール。

 緑色の網目の向こう側、そこに居るはずの少女の姿はない。


 それでも、きっと、杉田は見ているんだ――。

 そこに居るはずだった天道寺さんを。


「俺は天道寺が好きだ。彼女の水着を拝むために、プールを覗くくらい大好きだ」


「あいがゆがんどる。いっぽまちがえばはんざいしゃ」


「そうしないといられないくらい、俺はアイツのことが好きなんだよ! 未来が変えられているだって――上等だよ! だったら、どんなことをしても、その変えられた未来を上書きして、もう一度、俺と天道寺がくっつく未来に変えてやる!」


 杉田の中には燃えるような決意があった。


 校庭の木陰の中に立ち、プールを見つめる彼の瞳は、消えてしまった天道寺さんを思っていた。彼女との未来を勝ち取るのだと、その瞳が放つ光は雄弁に語っていた。


 彼は僕と違ってタイムリープの当事者ではない。過去の人間に間違いない。

 ループを経て、記憶をさえも失っているのに、それでも杉田は、自分の信じる未来にたどり着いてみせると、そう決意していた。


 やっぱりこいつに僕は敵わない。


 けれど、僕も千帆への思いは負けていない。

 千帆のためなら僕だって、なんだってするさ。


「杉田。今回も協力して貰ってもいいか?」


「当たり前だろ。むしろ、こっちからお願いするよ。お前、俺たちのためにここまで頑張ってくれているんだろう」


「それだけじゃないんだ。僕にも、絶対に譲れない未来があるんだ。君たちの問題を解決して戻るべき未来があるんだ。守らなくちゃいけない大切な人がいるんだ」


「だったら頼まれる筋合いはないな」


 プールから僕の方に視線を向ける杉田。

 彼はゆっくりと口の端をつり上げる。


 かくして、僕たちはここにまた協力関係を結んだ。


「ところで杉田、この突然の女の子たちの消失についてはどう思う?」


「……どう思うってか。うぅん、ちょっとなぁ、いくら何でも脈略がなさ過ぎる」


「脈絡?」


「タイムリープと関係ないだろ人の消失なんて。しかも、こんな大規模に人が消えるなんてあると思うか?」


 たしかに。

 というか、今、本当に驚くべきはこっちではないのか。


 存在するべき人たちが大量にいなくなったんだぞ。

 僕と杉田、二人がこのタイムリープを戦い抜く理由もなくなるし、そもそも確認しようと思っていた7月14日のイベントだって相手がいなきゃ発生しない。


 まずい、これはまずい。


「もしこのまま女子が全員戻ってこなかったら、俺ら未来もへったくれもねえぞ」


「……そうだよ、どうしようこれ」


「けど、妙な話じゃないか、女子だけだなんて?」


 そういえばなんで男子は消えていないんだ。

 いや、そもそも本当に体育中の女子だけが消えたのか。


 なにかひっかかる。


「センパイ! そんな所でいったい何してるんですか! 杉田さんも!」


 その時だ、僕たちに向かって突然、声をかける者が現れた。

 三階、教室の窓から身を乗り出し僕らを眺めている彼女。逆光、太陽の光を背にしているけれどもそのシルエットは間違いない。

 一年生の相沢だった。


「相沢! 授業中だろ! なにしてるんだよ!」


「それが! クラスの人がみんな消えちゃって! 先生もいなくなって!」


「……なんだって!」


 どういうことだと、僕と杉田は顔を見合わせる。すぐに、僕たちは視界に入った、一番近い三年生の教室の中をのぞき込んだ。


 中はもぬけの殻。

 そこには生徒はおろか先生の姿までない。

 移動授業ではない。机には筆箱や教科書が転がっている。


 女子だけではない。

 この学校の生徒達の多くが突然消失しているんだ。


 けど、なぜ僕たちは残っているんだ。


 相沢もだ。

 彼女も消えずにこの世界に残っている。

 なぜ彼女はこの世界にとどまり続けているんだ。


 分からない、また分からなくなってきた。

 タイムリープに加えて人の消失だなんて、考えることが多すぎる。


「……鈴原。お前、さっき、黒幕がどうとか言ったよな」


「えっ、うん。そうかなって思っていた女の子に襲われて」


「だったらそいつに会わせてくれないか?」


「え?」


 突然、杉田が大胆なことを言った。


 短い髪を輝かせる焼けた肌の少年は、その力強い眉をつり上げている。

 焦げたような茶色の瞳を瞬きもさせず、真っ直ぐに僕を見つめる彼に対して、やめておきなよだなんて野暮な言葉をかける事はできない。

 さりとて、うんとすぐに頷くこともできない。


「もし、こんな大それたことをしでかす奴らがいるなら、そいつらの情報を少しでも探りたい」


「……けど」


「頼む、鈴原。俺はなんとしても、天道寺との未来を守りたいんだ」


「……彼女も、一緒に消えているんだ。会うのは無理だよ」


「だったらそいつについて何か分かる場所はないか?」


 そう言われて僕は、志野さんと邂逅した図書準備室を思い出した。

 そこは天道寺さんと初めて深く知り合った場所でもある。


 もしかすると、何かがあの図書準備室にはあるのかもしれない。


「一つ、心当たりがある」


 僕と杉田は図書準備室――前回のループが崩れる原因を作った場所にして、今回のループが始まった場所へと向かった。


 暑い校内を疾駆したどり着けば、はたして、そこは僕が去ったときと同じ静寂に包まれている。中に誰もいないことを確認し、かびた匂いと女の匂いが充満する部屋へと入る。部屋のほの暗さと相まって、そこはなんとも妖しい空間になっていた。


 手分けして僕たちは調査を開始する。僕は机の上に載っているモノを、杉田はみっちりと本が詰まっている棚をそれぞれ確認した。


 ふと、僕の目に一枚のチラシが目に入る。

 なにやら催し物の案内のようだ。手に取り、それを読み上げてみた。


「京都同人小説創作マーケット。7月14日開催。京都市勧業館……」


 またの名をみやこめっせ。岡崎公園、平安神宮近くにあるイベント会場だ。


 もしかすると、今朝、ぶつかった時に志野さんが持っていたプリントは、このイベントに出るためのものだろうか。ふと机に視線を向けると、なるほどちょっと見覚えのある原稿がそこには散らばっていた。


 天道寺さんに叱られていたそれは――どうやら児童文学らしい。言葉使いがやさしく、適度にひらがなが使われていた。書いている人の熱意はよく伝わってきた。


「彼女、本当に小説が好きなんだな……」


 思わず、僕はそんなことを呟く。


 呟いてから、また、僕は何か重要なことを言った気がして、その言葉を頭の中で反芻した。なんだ、何がいったい僕は引っかかっただ。


 そもそも志野さんは、どうしてこのタイムリープに関わってきたんだ。

 彼女は僕たちにとって未来のお隣さんで、忘れていたが高校時代の同級生だった。そして、天道寺さんとは文芸部で付き合いがあり実質的な友人関係。

 そんな彼女がどうして、今回のタイムリープに関わるのだ。


「消える寸前に、彼女は天道寺さんについて言及していた。僕が天道寺さんを狙っていないのなら敵じゃないって。あれはいったいどういう意味だ」


 もしかして――。


「なぁ、その黒幕かもしれない女――志野由里って娘はどんな娘なんだ?」


「まぁ、僕もよく知っている訳じゃないんだけれど、彼女はこっちの世界では文芸部員で、天道寺さんとは友人で」


「いや、過去の素性を聞いてもしかたないだろ。タイムリープする動機を持っているとしたら、過去じゃなくて未来の方だ。未来の志野由里の話を聞かせてくれよ」


「……えっと、図書館の非正規職員で僕のお隣さんだよ。プライベートはよく分からないけれど、確か小説を書くのが趣味なんだ」


「小説家志望ね」


 そうだ。

 志野さんは小説家志望だ。

 それもかなり熱心な。


 彼女が天道寺さんと杉田の結婚を妨害する理由。

 天道寺さんの幸せを憎む理由。


 一つだけ、下世話な筋書きを僕でも思いつくことができる。


「もしかすると、志野さんは天道寺さんに嫉妬しているのかもしれない」


「……え? なんだよいきなり?」


「説明していなかったけれど、未来で天道寺さんは人気作家になるんだ。一方で、志野さんはたぶんデビューしていない小説家志望」


「……なるほど。十年やっても芽の出ない自分と、人気作家を比べれば、そりゃ惨めな気持ちになるわな。しかも友人とあっちゃやりきれない」


 志野さんは天道寺さんに嫉妬していた。


 自分を差し置いて人気作家になった友人を彼女は憎んでいた。その感情は天道寺さんの結婚を機会に堰を切り、過去を惨めに改編しようという暴挙に至らせた。


 そういう話なら筋は通る。


「彼女は、天道寺さんを狙っていないのなら、僕は敵じゃないと言った。天道寺さんが結婚しなければ、些細な違いはどうでもいいってことなんじゃないかな?」


「どうだろうか。俺はその場を直接見ていないし、彼女に会ったこともないからな」


 その時だった。

 図書準備室の扉の前に誰かが立った。

 僕はすぐさまテーブルから視線をそちらに向ける。気が立っていたのだろう、いささか荒っぽい僕の動作に、その影の持ち主の肩が震えた。


 怯えた顔でこちらを見ているのは、小動物のような愛らしい顔の少女。先ほど、三階の窓から僕たちに語りかけてきた――相沢だった。


「ごめん相沢、驚かせちゃって。どうしたんだい?」


「いえ、二人が三階に上がってきた気配がしたので合流しようと思って。一人で教室に居るの、ちょっと怖くて。すみません、驚かせて」


「……そうだよな、ごめん気づかなくて。普通に怖いよな、こんなの」


「……センパイ、これ、いったいどうなっているんですか? なんでこんな、人が一斉に消えちゃうんですか?」


 私たち、いったいどうなるんですか。


 そう言って不安を顔いっぱいに相沢が溢れさせる相沢。

 気丈な僕の後輩は、大規模な人の消失にすっかりと怯えていた。


 どこか寄る辺を求めるようなその様子に、僕は彼女の身体を抱きしめる。

 千帆に見られたら咎められるだろう。だが、目の前の彼女の不安に寄り添えなければ、男の前に人間ではない気がした。


 小さな腕が僕の身体を抱き返したかと思えば、切ない声が僕を呼ぶ。

 僕の胸に顔を埋めて、相沢はしばし心細い嗚咽を上げた。


「センパイ、私、怖いです。私たち何に巻き込まれているんですか。これは本当にタイムリープなんですか。もっと、何か大変なことなんじゃないですか」


 胸の中の少女の涙でカッターシャツが湿る。

 嗚咽の響きを胸に受け、僕はその悲しみのさざ波が消えるのを願って待った。


 大丈夫だ相沢。僕がなんとかするから。

 僕と千帆の未来も、君の今も、絶対に守ってみせるから――。


「……ごめんなさい」


 そんな時だった、不意打ちのようにその女の声がしたのは。


 僕の背後に唐突に現われた気配。僕と杉田しかいないはずの図書準備室に突然湧いたそれは、僕を背中から突き飛ばした。


 僕は体勢を崩して前のめりにつまずく。

 相沢が咄嗟に反応して後ろにさがってくれていたが、もし間に合わなければ彼女を押し倒していたことだろう。怪我がなくてよかった。


 だが、相沢の身を案じたのが命取り――。


「センパイ! 後ろに女の人が!」


「……そうだった!」


 振り返るのがワンテンポ遅れる。

 そんな僕の前で、図書準備室の扉が無慈悲に閉まった。


 扉が閉まるまでのほんの一瞬。

 僕は閉まる扉の隙間に女の顔を見た。


 黒い長髪をまるで事後のようにふりみだし顔を青く染め、その露わになった乳房と鎖骨に玉のような粒を走らせて、彼女は立っていた。


「志野さん!」


 志野由里だ。

 図書準備室に突然現れ僕の背中を押したのは、僕をこの部屋で襲おうとした文芸部部長に違いなかった。

 僕の前で消えた彼女は、前回の千帆と同じようにいつの間にか復活していたのだ。


 そして――。


「まずい! 志野さんと杉田が図書準備室の中に!」


「いったい何をする気――もしかして、志野さんは杉田さんを襲う気じゃ!」


 もしかしてもなにもそうだろう。

 そうでなければ僕たちを部屋から追い出したりしない。


「ダメだ、早く杉田を助けなくちゃ!」


「センパイ、けど、野球部の杉田さんなら体格的に大丈夫なのでは?」


「分からない、部屋の中に何か仕込んでいるかもしれない。それに、彼女はもしかしたら、このタイムリープを引き起こしている張本人の可能性がある」


「まずいじゃないですか!」


 とにかく急いで図書準備室の中に入らなくては。


 とはいえ、鍵の閉まった扉である。どうにもなろうはずがない。

 また、いつの間に元に戻ったのだろう、三階には生徒達の姿が戻っていた。彼らは教室の扉から顔を出しては遠巻きにこちらを眺めて騒いでいる。


 まずい騒ぎが大きくなる前になんとかしないと。


 しかし、僕の思考より展開の方が早かった――。


「なにしてるんだお前!」


 図書準備室の扉をたくましい大人の手が抑える。

 振り向くと隣で眉間に皺を寄せた教師が僕を睨んでいた。


 その瞳に揺れているのは怒り。授業中だというのに騒いだあげく、扉を今にも破壊せんとしている僕に対する、当然の感情で満ちあふれていた。


 ダメだ、これは詰んだ。今度こそ終わりだ。


「大変なんです! 中で、人が襲われていて! 私たち、それを助けようとして!」


「……人が、襲われて?」


「中から物音がしているでしょう! 先生、お願いです、図書準備室の鍵を持ってきてください! このままだと大変なことになりますよ!」


 絶望に脚を踏み入れたと思った瞬間、相沢が咄嗟の機転を働かした。


 恐怖を抱きながらも、不安に怯えながらも、それでも相沢は適切な場面で必要な行動を取ってみせた。すごい胆力だ。


 怒りに満ちていた先生の顔が困惑に染まる。


「襲われて? おい、それは本当か?」


「吉田先生、どうかしたんですか? その子達はいったい何を?」


「……延岡先生! 職員室に図書準備室の鍵を取りに行ってくれませんか! なんでも、こいつらが言うには、中で誰か襲われているみたいなんです!」


 さらに後から駆けつけた教師のおかげで流れが決定的になる。

 はたして、すぐに彼らは連携して、図書準備室の不審者への対応をはじめた。


 やめろバカなことはするなと、叫びながら扉を激しく叩く教師。

 いよいよ教室の生徒達が、授業を忘れて野次馬に集まってくる中、僕は相沢と視線を交わした。ほっと、二人の口から安堵が漏れる。


「ナイス機転だ相沢。すごいよ、君は」


「いえ。けど、これであの女性は杉田さんを襲えないはず……」


 けれどもその安堵はすぐに、僕の肺腑に引っ込んだ。


 待て。

 そもそも志野さんは本当に杉田を襲うつもりなのか。

 そんなことをするよりも、もっと確実に彼を殺す方法があるのではないか。


 そう、社会的に彼を殺す方法が。


「吉田先生! 図書準備室の鍵です!」


「ありがとうございます!」


「……やめろ!」


 気がついて叫んだときにはもう遅い。


 はたして、天岩戸の扉が開かれる。

 ほの暗く熟れた空気が満ちるそこには――淫らに重なりあう男女の姿があった。あるいはちゃんとした前情報があれば、それは正しく教師達にも見えたかもしれない。


 けれども、上着を脱いだ女生徒が、懇願するように男子生徒にすがるその姿は、誰の目にもそうとしか見えなかった。


「……何をしとるんだ! 貴様ァッ!」


 そしてそれは、志野さんの作戦の成功を意味していた。


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【連絡】01/30と01/31はクライマックスにつき三回更新(8:07/12:17/20:07)となります。よろしくお願いいたします。

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