必要と繰り返し
直に夜が明ける。また日が登るまでの短いその時間を感傷に浸り、朝食を作る。
なんでもないいつも通りの変わらない日常だ。
俗に言う平和な日常にスパイスや甘い飴があって、それに素敵な何かが加わっていつも通りになる。まるで女の子の成り立ちを追体験しているかのようだ。
スパイスが強かったり、飴が甘すぎたりとバランスなんて神さまの気分次第なんだろう。適当な匙加減だからこんなに悩まされ、こんなに心苦しいのだろう。
それなら素敵な何かが素敵すぎたのもまた神さまって奴の気分次第で、きっとそれも彼を苦しめる原因の一角を担っているのだろう。
確かな確証を求めない。そのせいでなんて苦し紛れの言い訳を言ってもそれじゃあ本当に仔犬の尻尾みたいで恥ずかしい。
下を向いて思っても仕方がない。上を向いてないと神さまだって聞いてはくれないだろう。そもそも神さまは
そうしてやっと感じていた重みを克服する。きっとまた同じことを繰り返すのだろうが、それも悪くはない。
失敗の積み重ねが成功を導く。成功したかった事はもう過去にしかないが、いつか必要な“成功”の為に今日も失敗を続ける。沢山の汗と涙と後悔を垂らして失敗して毎日を過ごせば必要な事も知りたい事も自ずと出てくるだろう。いつか、なんて考えてもしょうがない。いつかはきっとやって来る。
繰り返せば繰り返すだけ積もったものが成功になるのだ。失敗の山を積んで一握りの成功を得る。それだけで十分生きていける。
何故なら先人曰く失敗は成功のもとなのだから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます