第41話 ランドで遊ぼう!

 1月2日。お母さんとミヤビちゃんとランドに行く日だ。公太朗はミヤビちゃんに猛反対されたから止めたらしい。ミヤビちゃん曰く「デート」だからだそうだ。お母さんは良いのかな?


「さぁユリちゃん!お義母様かあさま!行きましょう~!」

「ええ、駅まで車で行って、そこから電車にのるわよ!」


「なんかニュアンスが違うような?まぁ良いか。」


 ミヤビちゃんはいつもの着物じゃなくて洋服を着ていた。フリルがたくさん付いた紺色のスカートに白のブラウスもフリルがついてる。フリルが好きなのかな?髪飾りだけは和柄でミヤビちゃんらしさが残っている。厚手のタイツも穿いてるし、コートも持ってるみたいだから寒くはなさそう。


 ちなみにボクはモコモコした生地の桃色猫耳パーカーに厚手の白ロングスカート、タイツももちろん穿いている、タイツ無いと寒くて死ぬ。髪はツインテールにされた。髪長いからもっと纏めたいんだけどお母さんが「可愛いから!」という理由でツインテにされたのだ。


 駅につくまでミヤビちゃんとキャイキャイと、どのアトラクションに乗るとか何食べたいとか計画とも呼べないような予定を話した。スマホで「ランド ご飯」で画像検索すると凄い美味しそうな画像が沢山出てくるよ。


 駅についてランド行きの電車に乗ってやっと着いた。電車に乗るの初めてだったから子供みたいに座席に膝立ちして窓から外を眺めてしまった・・・子供だけど。


「着きましたわ~!」

「うん!早く入ろう!」

「はい、チケットよ。」


 お母さんからチケットを受け取り入場した。ミヤビちゃんが「耳はマストですわ~」と言うので、まず耳のカチューシャを買った。ミヤビちゃんはウサミミでボクはネコミミにした。どのキャラクターなのかはよくわからない。お母さんはリボン付きのネズミ耳にしてた。


 海賊船に乗ったりジャングルクルーズに乗ったりイカダに乗ったり。・・・ランド船多くない?乗ってないけど蒸気船とカヌーもあるし。あと汽車も多い。


 お昼はハンバーグの乗ったカレーにした。子供でも食べられるように甘口だった

。辛いの苦手だから良かった。ミヤビちゃんはお菓子みたいなご飯だったけど、腹持ち悪そうだなって思った。


 午後からはのんびりとお店類を見て回った。アトラクションで数時間待ちだらけで、並ぶのが嫌だったからだ。午前中は結構空いてたんだけどな。


 クラスメイトとマネージャーの雪子さんと、タイチと・・・狐神様にも買おうかな。あ、お祖父ちゃんと近い内に合うなら買っとこうかな?いや、そういうのはお母さんが買うか。


 その後パレード見たり花火みたりしていっぱい遊んだ。でもミヤビちゃんがずっとアトラクションじゃなくてボクを見て、スマホでツーショットを撮りまくってたけど楽しめたのかな?テンションは今までで一番高かったけれど・・・





 

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