第17話 前回でのもう一人の友達
ダイゴとの別れで、もう一人の友達の事を思い出した。たしか名前は
ダイゴとは腐れ縁だけど、タイチとは気の合う友達だった。タイチとはゲームをよくしたり、タイチの父がアウトドア好きなので、川に釣りに連れて行ってくれたりした。
タイチとも小学卒業と同時にボクが遠くに引っ越してしまった為に疎遠になってしまうのだけど。それは良いとして、タイチと近いうちに接触しなくてはならない。何故ならば、タイチが小6の時、タイチの父が脳梗塞で亡くなってしまうのだ。なので一度会って、タイチ父に事前に病院で検診を受けるように言わなければ!
でもいきなり会って話しても信用されないかもしれない。そうだ、手紙を出してっみよう!遊びに行っていたから住所は知っているからね。
☆
何通か手紙を送ってみたけれど、特に返事は無い。これは読まれてない可能性もあるね。やはり直接会って話さないとダメかな?でも会ってすぐ言ってもやっぱり信じられないよね。となると、今回もタイチと友達になるのが一番良い方法だと思う。
でも、最近お仕事も忙しいからちょっと難しいかもしれない。まぁやるだけやってみよう。学校が違うと出会うのも難しいけどね。
タイチとはアッサリ出会うことが出来た。前回タイチに教えて貰った昔ながらの駄菓子屋さんに行ったら普通に居た。タイチはコミュ力がある人だから向こうから話しかけてきて、おすすめの駄菓子を紹介してもらった。
話の流れでタイチの家でゲームをすることになった。ニャンテンドーの古い機種で対戦系を沢山持っていたので一緒に遊んで、仕事から帰ってきたタイチ父(名前不明)とも挨拶をした。よし、なんとか顔見知りになったぞ!
タイチ父の死を回避させたくて此処に来たけれど、やっぱりタイチと遊ぶのは楽しい。クラスメイト達とも仲が良いけれど、ちょっと個性的過ぎて普通の遊びが出来ないからね。
今回のボクは女子になっているけど、まだ小1で性差が無いせいかタイチの反応も前回と差はない。普通の友達だ。大きくなったら分からないけど、このままこの関係で行けると良いな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます