終末のソロキャンプの静けさのなか、通底奏音のように漂うかつてあった人々の営みのにおい、そしてスカイツリーでの身体感覚を伴った内省。それだけでもかなり雰囲気があったのですが、手記/テキストとして温度があり「彼女」という個が立ち上がっていたからこそ、「彼女と話したい。心の底から湧いてくる生きた言葉を交わしたい」というのが重みを増して感じられて良かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
以前書いた長編の方は登場人物が「彼女」一人きりでした。
それで試しに彼女を探すもう一人の人物を、ぎりぎり最低限で登場させてみました。彼女が置かれた環境がどれだけ静かなものなのな。どう変化するのか。
試して正解だったかもしれませんね。読んでもらえてありがとうございます。
この度は飯テロの自主企画にご参加くださり、ありがとうございました!!
週末キャンプかな?と思ったら本当の終末の世界でビックリしました。
人類が居なくなった(と思っている?)、絶望に近い環境で食べるサバトマトコンソメ素麺というのも感慨深いものがありますね。
おうちキャンプでちょっとその気分を試してみたくなりました。
あと食材を盗……借りてサバイバルっていうシチュエーションも面白かったです。
ラストも気になる展開でしたし、他作品のリメイクということでそちらも気になりました!!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
短編ではアポカリプスな世界設定よりも誰もいない世界でどうやって食材を調達して食べていくかってのを前面に押し出してるので、長編よりは悲壮感が少なめかもしんないです。
誰もいない街で食べ物探してぶらぶらしたいですね。
こんにちは! 興味深く読ませていただきました。
わたし自身もソロキャンプするしなあ……っと今度の『終末』?と気になってしまいました。一人で過ごす時間のしっとり感やクッキングは馴染みのある雰囲気でしたが、これは本当の意味でのソロキャンプ。深みが違いますね。
死に場所を探すって一体……と思って読み進めましたが、最後に日記を辿るもう一人が出てきてハッとしました。また、植物は生き残っているながら人類と動物を破滅させた原因はなんだろうとあれこれ考えましたが、カビか! と有り得そうで納得してしまいました。
また、この度は自主企画【魅力的な食事シーン・料理シーンが登場する『物語』】にご参加くださいまして有難うございました!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ソロキャンパーな方に小説の雰囲気を読み取っていただけてうれしいです。
今回は短編でしたが、こちらの原作になる『絶滅野営』の方は長編で、人類絶滅後のキャンプ飯がたっぷり出てきますので、よかったらそちらもよろしくお願いします。
前半は週末ソロキャンパーの日常、後半は終末に生きた少女の手記と毛色の違う二つの物語が楽しめたようで面白かったです。
朝と夜の世界が移ろいゆく無常観を表しているみたいで、でも最後に希望を見いだせる終わり方なのが良かったです。
カクヨム小説講座2020でタイトルを見かけた時に「面白そうな作品があるなぁ」と思っていたのでずっと気になっていました。
作品の雰囲気だけでも触れることが出来て良かったです。
また時間のある時に読ませてもらおうと思います。
作者からの返信
小説講座2020で取り上げられた時いただいたアドバイスを参考に改変したものが「終末キャンプ」です。
「絶滅野営」との視点の違いを読んでもらえれば、と思います。確かに希望が残る展開でしたね。良かった。
「絶滅野営」の方もよろしくお願いします(笑)。
なるほど。
こういう『解』もアリなのですね。
作者からの返信
長編の方は「カクヨム編集部が気になる作品読んで酷評してやんよ」的企画に選ばれた小説でして、その時のアドバイスで「世界で登場人物がたった一人では物語の検証に深みが出ない」と言われました。
なのでリメイクとして、人類はまだ絶滅していないかもって視点を加えました。
カビのSF的考証も浅くて、まだまだリメイクの余地ありの作品ですね。
まだまだ考え中の一本です!