第26話 吸血鬼○○○の流浪3
昨日の巨人女がまだ居た。毎日居るってこいつ物乞いか?いやあ…それにしてもデカいなこいつ。……いや本当にデカいな(別の部分)。こんなデカい人類おる?ウソでしょ?なんか看板持ってるし。なになに?と近づいてみる。
『奴隷又は丁稚。女。家事・炊事・縫い物・雑用全般向け。体力虚弱。正面至近に近づくのは危険。見えないらしいので。労働人足としては畑漉<はたけす>きの牛にも劣る。値 シュケル貨1枚』
ボロクソじゃねえか。売る気無いだろこれ。だがしかし労働力に用の無い俺には関係無い。この<あの女>と真逆のクッソ高い身長に真逆のクッソ巨大な乳。完璧だね。それにどうせたった1シュケルぽっちだ。最悪喰えばいいし。
ショタ「おい女」
女が一瞬震えて顔を上げる。顔は隠したままに。
ショタ「ちょうどお前みたいのが欲しかったんだ。1シュケルだな?ほらよ」
女の足下に置く。女はコトバとして判別できないなにかしらをまごまぎ言っている。
ショタ「オ…僕に買われるのは嫌だってんならそれでいい。そのカネでなんか食いな」
俺はそのまま立ち去ろうとする。が。
女「い、い゛き゛ま゛すっ!…いや、買われまずっ!」
女がフラつく足で立ち上がろうとするがそのまま倒れ込む。
ショタ「……ちょっと待ってろ」
結局女はふん縛って固定し、俺が抱えて運んだ。見た目よりかなり軽いのは食ってないだけか、それとも虚弱とやらか。そのまま俺が今使ってるアジトに運ぶ。着いたら女だけ下ろして俺は街にトンボ帰り。人間用の食い物を集める。帰宅。女に食わせる。
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