私のキャラがうるさすぎるおはなし

 お話を書く方、いろんなタイプがいらっしゃると思いますが。

 私は基本、傍観型(勝手に命名)です。

 どういう事かというと、何かをきっかけにお話が見える?んですよね。

 イメージが広がるというか。

 そして、もう、好き勝手されます。全くいう事は聞いてくれません。


 まず浮かぶのは核です。それはお話の流れだったり、台詞だったり、関係性だったり。

『それで、それで?』

 と眺めてると、お話が続きます。それは時系列じゃなくて、さかのぼりもします。

 キャラクターが生まれると、産まれる前からお話のずっと先まで生きます。

『それで、それで?』

 と質問している内に、どんどん一個の人物像となってしまいます。

 こうなると、私の希望なんて全く聞いてくれません。

 なので私のキャラ達は、変に細かい背景や設定を持っています。いらんほど深いんです。

 関わる(考える)時間が長いほど、キャラ達は確固たる者になってしまいます。

 改変の余地は全くありません。いい話が書けないんで困ります(笑)

『この場合、こうしてみたらいい話にまとまるんじゃね?』って問いかけると。

『いや、無理』と普通に返ってきます。

 本当に誰に似たのかとても頑固です。そして変に拘りも強い。

 これはアレですよ、親の顔が見たいってやつですよ。

 はい、いつでも鏡の中にいますがね。



 そうしてですよ、生まれたキャラたちが強すぎる。

 本当にうるさいんですよたまに。


 ちなみにカクヨム生活初めて一番うるさかったのはアドリーです。

『あの場所で』

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054921865090


 珍しい悲恋モノではあったんですが。

『マリーに会いたいマリーに会いたいマリーに会いたい…(エンドレス)』

 うるさいわ。そのうちな。

 ヤンな性質持ってるキャラばっかなので、本当もう執着心はんぱない。


 まだまだうるさいのはいっぱいいます。

 愛理菜さんが延々優大かっこいい三唱したり。アレ格好いいか?


 ジェイくんがひたすら『どどどどどど…………どうしよう……』したり。

 思春期はうざい。300回くらいバンジージャンプしてきたらいいと思う。



 妄想癖と言わざるを得ない私の頭の中ですが。

 時々こういうのの中でこれは書きたいなあと思うものもある訳で。あるいみモチベーションにもなり得るのかなと思います。

 キャラが弱いと手が離れて行きますしね。

『もっと見たい』と思うと、自然に書いちゃいますから。

 あとは、『これ面白いかも、見せたい』もあります。

 いつも私が見たいもの、見せたいものを書いてると思います。世の中の需要を一切関知しないとこあります。いう事を聞かないは書き手の属性もでした(笑)




 折角なので(?)私のキャラたちがどれだけ好き勝手なのか遊んでみることにします。


『Q.公園を歩いていると、少し離れた芝生からボールが転がってきました。さて、どうする?』


 A1.アシル:「向こうから来たから向こうに戻しとけばいいか(蹴って明後日へ/運動ができるとは言ってない)」

『ref.引きこもりの婚約者が嫁にきたけど可愛い』


 A2.ジョエル:「ねーアンディ、そんなものより僕を見て(上目)」

 アンドリュー:「主様からは目が離せませんからね(溜息/目を離した瞬間に襲われる予感)」

『ref.引きこもりの婚約者が嫁にきたけど可愛い/引きニート令息とご側近さま(カクヨム非公開)』


 A3.愛理菜:「ボール、返してくるねー(猛ダッシュ)」

   優大:「お前早すぎだろ、フリスビードッグかよ!(追)」

『ref.愛と呼べない夜を越えたい/隣の君に恋を捧ぐ』


 A4.田中&鈴木:「このボールは俺/私が持ち主に返してくる!!お前/あなたには負けない!!!」

『ref.田中と鈴木はライバルのつもりらしい』


 A5.祐真:「あ…ボールが(そわそわ)」

   朗良:「一緒に返しに行こうか(安定の熟練夫婦感)」

『ref.君といる日々、ときどき嫉妬』


 A6. 遥果:「今日はいいお天気ね(気づかない)」

   大祐:「そうだね。こういうのいいよね(そっと手を繋ぐ/ボールは無視)」

『ref.蛍の光、雪の夜』


 A7. 智哉(今つけた):「昔のみぃみたいな運動音痴がいるな(にやにや)」

   みぃ:「もー腹立つー、兄貴だって運動音痴じゃん!!(きゃんきゃん)」

『ref.俺専用、妹』



 すんごく沈んでたやつからも引き上げてきてみました。楽しかった!!!

 いやもう、私が忘れるレベルのやつからほりほりしてしまった。

 そこはかとなくBLを織り交ぜているのは標準仕様ですとも。


 何かが起きるとこうやって好き勝手ばっかするんですよ彼らは。

 それを追っていくと、こうやって私のいうことを聞かないお話が出来上がっていくのです。

 私のせいじゃないんですよきっと(笑)

 だから完結しないのもきっと私のせいじゃな……いいえ、たいへんすみません…。

 今年の目標は全て完結でいきます!!!目標は高く。

 目標に向かって突き進むんだ、幸せになれるかもしれないぞキャラたちよ(なれるとは言ってない)。

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