四月二十四日(水)

今日は昨日から楽しみにしていた、美術の授業があった。

前期のテーマは油絵で巨匠たちが書いた絵を模倣するというもの。去年は革製品でのキーケース作りだったから、今年は僕好みの授業内容でとても嬉しい。油絵って、どうしてあんなに美しい作品ばかりなのだろう。重なる絵具、はっきりとしない色、かと思えば大胆な筆遣い、鼻につく絵具のにおい。目を閉じて油絵のことを考えるだけで、なんだか心躍る。僕が家を建てた暁には、壁に大きな油絵の絵画を飾ると心から決めている。

僕は描く作品として、ポール・セザンヌの「チューリップの花瓶」を描くことにした。特に深い理由はないのだけれど、僕はセザンヌの筆遣いや色の重なり方が好きなのだ。いつか、本物をこの目で見たい。

美術の授業は二時限連続で、一度集中するとずっと作業し続けたい僕にとってはまさに天国のような時間だった!


…そのあとの部活動が憂鬱に感じるくらい。


明日は英語の授業がある。またの名を関さん観察タイム。

本当、毎日忙しいけれど、なにげこうやっていろいろな楽しみがある毎日は充実しているのかもしれない。


じゃあ、また明日!



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