In love?

第14話 夢か現か その2

※お手数でもツールにて〔文字サイズ/小・中〕を選択の上、お読みください。


◆ ◆ ◆


俺「おーい作者かみさま、聞いてる? いま何処!?」

か「……何だ」

俺「あっ、居た! ちょっとさぁ、一番いいところ

 でクシャミって余りにも酷くないですか!?」

か「……約束は守ったろ?」

俺「へ? いや、でも……」

か「『ちょーーっぴり』ってワイ、言ったよな?」

俺「あ、はい、そうですけど……作者かみさま、拾い

 食いでもした? 何か雰囲気が違う……」


か「あのなぁ……完璧にカッコ良くなんて今のお前

 にその資格が有ると思ってんのか、ボケェ!」

俺「ぎゃー、キレた! 何、怖いんだけどー!」

か「うるせぇ! こちとら予定を大幅変更して無い

 知恵絞ってあちこちポチって仕上げたんだよ! 

 文句を言うならテメェでやれっ、どアホ!」

俺「作者かみさまなのに知恵無いのかよ~」

か「悪かったな、ポンコツ作者かみでよー!自分でも

 判ってんだよ、そんなのは! なかなか読まれな

 くて凹んでばかりで、そんでもポチってくれると

 チョー嬉しくて。飛び上がって踊り出しながらト

 イレで思い付いたあの話を載せようと、またスマ

 ホを握ったりしてよー。

  うぅ、ワイだって頑張ってんだよー。それなの

 に、それなのに……うわぁーーーん!」

俺「あわわ、ご、ごめんなさい! そんなに泣かな

 いで~!」


か「ぐすん……という様にな、ワイにも色々な側面

 がある訳じゃよ。それをひた隠すも曝け出すも当

 人次第じゃが、果たして着飾るだけが良い事なの

 かはお主も判っておろう? 彼処あそこでチョイとやら

 かしたお陰で丸く収まったのかも、と何故考えん

 のじゃ?」

俺「うっ! それは、分かってるけど……」

か「ふむ、まぁ、ワイが出来るのはここまでじゃ。

 とやらも終わりじゃろ? 後はお主自身

 の力で幸せを繋ぎ留めるがよい。あらゆる場所で

 見守っておるぞよ」


俺「作者かみさま! ……でもトイレはやめて」

か「心配せんでも行く気も起こらんわ、臭いし」

俺「俺のブツは薔薇の香りだけど?」

か「はいはい、どうでもええわ、もう帰れ、邪魔」

俺「冷たいなー。でも作者かみさま、これまでありが

 とうな!」

か「それは誰に向かって使う口調だ、あぁん?」

俺「いでで、ほっぺ千切れる! 申し訳ございませ

 んでした!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る