第33話 おむ作

 突然、魔王がいる玉座の間の扉が勢いよく開かれる。

 急に開かれた影響で玉座の間に新鮮な空気が侵入し、魔王の銀髪が風によって揺れる。


 「誰だッ!」


 魔王の近くにいたスパイクメンが侵入者に警戒しながら叫ぶ。

 魔王は特に驚く事もせず、つまらなそうに赤い目で侵入者を見つめる。

 全裸の男が部屋に入り、申し訳程度に付けてる黄色いネクタイが風で揺れる。


 「ここのセキュリティーは俺の尻穴けつあなみてェにガバガバだな」


 全裸の男は部屋を見渡した後、窓際にいる二人の全裸の少女らを見つめる。


 「まさか魔王様が銀髪幼女とはな、俺の大好物だぜ」


 若干だが、作田の息子が膨れ上がる。


 「貴様ッ!勇者かッ!」


 「勇者なんて大層たいそうもんじゃねェよ」


 ネクタイが邪魔臭く感じた作田は、ネクタイを背中の方へ垂らして構える。


 「ただの変態ペドフィリアだ」


 

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