第9話 おむ作

 一分ほど腹の音を鳴らしたネコが、ゆっくりと作田を見つめ、口元から涎を垂らし始める。

 その瞬間、作田の第六感が警告音を鳴らす。


 この生命体は危険だと


 早く部屋を出なくては!と扉に走り出す作田。


 しかし、それを許さなかったネコが驚きの行動に出た。

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