一章 目覚め(朝立ち) 2

みんなは異世界転生とはどんなものを想像するだろうか、死に方は別でも何かしらの能力やある人から使命みたいなものをもらうのが一般的だと思う。


しかし、死に方でテクノブレイクはあんまりじゃないだろうか、元の世界に戻れたとしてもはたしてあんなことして生きていけるのだろうか。そんな心配もこの世界の過酷さを知る頃には戻れるなんて甘い考えは消えてなくなっていた。


「いや、、、ここ異世界なのか!?」祠からでた俺は衝撃の光景に腰が抜けていた。


しかし、見たことない動物がそこらにいる、ゲームみたいな世界だ。周りは大草原で風が気持ちいい。


「とりあえず、自分がいた祠を調べてみるしかないよな、、、」俺は思考がごちゃごちゃの中きた場所の捜索をすることにした。


「んーー、特になにもないなぁ、俺は祀られていたのか?」自分が目覚めた場所を探していたがなにもなかった。


どうするか、安易に動くのは得策ではないが近くの町を探してみることにした。


さて、行く前に持ち物を確認してみよう。「木の棒、服、靴もあるな」いやこれだけ!?


異世界で不安な冒険なのにこれだけなの!?無理やん!俺はこの木の棒が最初の武器ですってか?負けるやん!スライムすら勝てるかわからんぞこれ。


とりあえず、木の棒を武器に見立てて素振りでもするか。おらっおらっ!


振った棒はドン!っと祠の壁にぶつけてしまった。手がくそ痛い。んんん??


祠の壁からプレートみたいなものが落ちてきた。なんだこれ、なになに


童貞ここに眠る、、、、賢者の祠?ああぁん?なんだこれ馬鹿にしてるよな?


まぁ一応もってくか。さてここから俺柏木サオの冒険が始まるのだ!!!

気が付くと俺はスライムみたいなモンスターにぼこぼこにされていた。即落ち二コマです。


祠から徒歩50歩くらいのとこで勝てそうなモンスターがいたので隠れて先制したのだが


普通に負けた。スライムの頭突きを3連続くらいくらいそこからもう逃げるのでせいいっぱいだった。


「ふっ、ははははっ、あのさぁ、、、もう無理やんこれ」これでどう生きてけというのだ。


いや待て別にモンスターを倒さないで生きてけばいいやん。別の方法でまず生きてくため模索するか。


とりあえず、モンスターを避けながら俺は町を目指すことにした。


虫を食べたり、湧水を飲んだりとサバイバルのようでつらかったがなんとか2日くらいで町のような場所についた。


「おおおおおおおおおっ、うほうほっ!」俺は見つけたテンションでおかしくなっていたがとりあえず、情報収集だ!!


町は西洋のような街並みでRPGのようだった。町の名前は旅立ちの町というなんとも最初の町感がすごい名前してんな。


「ふーん武器とか防具とか売ってんのか、薬草あるやん!テンション上がるなぁおい。」


なかなか大きい町であり言語も伝わるためいろいろ話してみたがなんか魔法とか魔王とかまるでファンタジーみたいな世界ということが分かった。


で!!!ここからよ、俺は何で転生したのかさっぱりわからん。使命とかないのだろうか?


この世界は魔物とか魔王とかいるらしいが俺が元の世界に帰るのに関係ないのか、、、?


それとも俺はこの世界で生きていかないといけないのだろうか、、、


どんどん心配になってきた。恐怖がまた体を駆け巡った。あの時、息子の整備なんてしなければ、、、あの本さえ出合わなければ、、、俺はこんな目に合わなかったのに、、、

しかし、時間は待ってくれない。俺はなんとか今日の寝床を探すため、町に来る途中拾った物を売却し泊まれる宿を探すことにした。


------町は円型になっており真ん中にはでかい城がある。城壁があり、対魔物になっていた。


町の中央から西のアダマンド地区というとこに俺は現在、宿を探していた。


「おう、あんちゃん、この宿は今日は満員だぜ!」どこの宿も冒険者ぽい人たちがいてなかなか空いている宿はなかなか見つからなかった。


そろそろ日が暮れる。そう思い空を見上げた。


「ん、、?この空、赤くね?」夕焼けのオレンジではない、あきらかなどんよりとした赤い空。まさしく何かイベントが起こる予兆。


いや、やべぇなこれ、何か起きるとしても俺にはなにもできない。木の棒しかないし。


と弱気になっていたその時、嫌な予感的中、明らかに強そうな女型の魔物が空から現れた。


はい、うーん逃げるべ!!俺はこの町を去ろうと門まで走ったが、あの魔物、俺のほうにきてる!!??「あなた、なに逃げようとしているの?」えっ、、俺は視界が真っ暗になった。


「くっ、、、いてええ、何が起きたんだ、、」目を開けると女型の魔物があたりを氷づけにしていた。ひぇ、やばぇよこれマジ死ぬ。


「あら、あなたこの世界の人じゃないわねあの方が探してた子かしら?」


あれ、俺のことだよな、、シカトしよ。寝たふりだ。


「シカトなんてひどいじゃないじゃあ面白いもの見せてあげる」


そういうと魔物は近くにいた逃げ遅れた男性を右手で首をつかみなにか詠唱を始めた。


「さぁ、無視するのかしら、どんどん凍って死んじゃうかもよ?」


男性は足からどんどん凍りつく

「人でなしなのかしら、あの方が警戒しろという意味が分からないわ」


俺は震えでどうにかなりそうだった。ほかの魔物とは明らかに違う。返事をしたらどうなるのか、でもあの人がしんでしまう。

「くっ、やめてくれ、俺には家族がいるんだ、帰らないと、、、」男性は震えながら声をだす


「あらあら、簡単な話よ、あのシカトしてる坊やが返事をしたら解放して あ げ る」


俺次第で、、人が死ぬのか?俺宿探してただけだ。なんでこんな目に、しかし今起きているのは現実。戦うしかないのか、テクノブレイクして転生して俺はなにもしてない。


ここで死んだら今度はどうなるうんだ、、、、怖いしかし俺は、、、俺は、、、

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