第10話 違和感と 胡散臭さに ホッとする(電柱小僧の冒険)  

こんばんは。

tori toriです。

今夜の一本は、私の好きな監督の一人でもある、塚本晋也監督の一本を。

塚本監督と言えば、「鉄男」が有名です。

勿論、鉄男は大好きな映画の一つでもあります。変わりゆく男の姿。独特な動きと音。

鉄男の原型と言われる「普通サイズの怪人」もまた、内側の欲望や願望が表面に、形として現れたような部分にぐっときます。

他にも素晴らしいのは沢山ありますが、今宵は「電柱小僧の冒険」を。

独特の動きや金属音・・・田口トモロヲ・・・あれ?!鉄男??と思ってしまいますが、この映画は兎に角明るい。底抜けに単純バカ(純粋)な少年が主人公です。

タイトル通り、少年は電柱を背負っています。タイムマシーンで未来を支配する吸血鬼と戦ったりもします。怪しげな特訓だってしちゃいます。

終始、胡散臭さがすごい。癖も強め。

喋り方一つ、言葉一つとっても笑えるが、登場人物は大真面目。

同監督の映画で、妖怪をキンチョールスプレーで退治する「ヒルコ妖怪ハンター」もパンチが凄いですが、電柱小僧は、パンチもありつつ、好感が持てる人柄なんです。


連日、コロナのニュースばかりで、落ち着かない日々を過ごしながら、少しでも心に余裕を持って、笑顔を忘れず過ごしたいと思ってます。

早くみんなが、心の平穏を取り戻せますように。

また次の映画でお会い致しましょう。

おやすみなさい。


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