第11話 悲劇でも 笑い終えれば 全てよし(希望のかなた)  

お久しぶりです。

tori toriです。

今日の一本は、アキ・カウリスマキ監督の映画、「希望のかなた」です。

シリアで、家族を亡くした男(カーリド)が、フィンランドに難民としてやってくるお話です。

重すぎず、シュールで、ユーモラス。人の温もりを感じさせる、素敵な映画です。

カーリドに対する役所の冷たい態度や、偏見からの暴力に、希望はあるのだろうか・・・と思ったりもするシーンもありますが、人を苦しめるのも、救うのも人。彼を救おうとする人たちは、チャーミングで優しい。

悲劇的な出来事をも皮肉ってみたり、笑いに変えたりと、喜劇にかえるあたりが素晴らしい。

とってもヘンテコなレストランのオーナーと従業員+一匹と、難民であるカーリドとの、泣いて、笑って、怒って、ちょっと切ないお話。

レストランに貼られている大きなポスターが、ジミヘンなのがぐっときます。

すごーく間違いだらけの日本文化も、クスッと笑えますよ(笑)


辛い事なら、大小関わらず、生きていれば必ずあると思います。けれど、人生笑って終えれたら、それが一番だと思いませんか?


では、また次の映画でお会い致しましょう。

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