第134話 海への道のり――狩りと怪我

 帰ってきたクロエ改めクローネお嬢様との顔合わせの後、クロエは嬉々として3人の指導に当たった。

 レンから話を聞いたエミリア、フランチェスカは当初は難色を示したが、クロエ本人がそれをやりたいと言った時点で頷くしかなかった。

 錬金術を教えるとは言っても、ミラ、サブリナはまず錬金術大系を読むところからなので、理解が難しい部分があったら質問をする程度でクロエの出番は少ない。

 実技を行なうアリダにしても、多少のコツを聞けば、しばらくは自習となるため、クロエの出番はあまりない。


「クローネお嬢様、手が空くようなら、この後、皆が訓練で使うポーション作成を少し手伝って貰えませんか?」


 暫くは様子見として部屋に残ったレンは、訓練で使用する分のポーション、容器、封印紙などの作成を行なっていた。

 ライカの手持ちもあるが、使えば減ってしまうのだから、補充はしておかねばならないという判断である。

 だから、暇を持て余して3人にちょっかいをかけ始めそうなクロエに仕事を振った。


「……分かった」


 レンに言われてポーション作成を始めるクロエ。

 作成するのは大半が初級のポーションの筈だが、錬金術大系に記載のない材料を使うクロエにアリダが気付いた。


「クローネお嬢様、それは何を作られているのですか?」

「……初級の魔力回復ポーション……の亜種?」

「……やはり魔力回復ポーションですよね……ですが、先ほど入れたのはオランジュの皮を干したものに見えたのですが」


 ああ、それがあったか、とクロエは顔を上げレンを見る。

 頷くレンを見て、クロエはアリダの前に幾つかのポーションを並べた。


「アリダ、質問に答えて」

「え? あ、はい」

「戦闘中、魔術師が魔力を使い果たしたら、錬金術師は何を飲ませる?」

「魔力回復ポーションです」

「半分正解。もしもあなたが中級と初級の魔力回復ポーションを持っているなら、相手の魔力量に応じた方を選択して飲ませる……けど、これは蛇足」

「いえ、勉強になります……が、蛇足と言うことはまだあるのですね?」


 クロエは首を横に振った。


「飲ませるのはそれだけ。本当の質問はこれ。飲ませた数分後にまた魔力が尽きたら?」

「下がるように伝えます」

「なぜ?」

「短時間で同じポーションを飲ませても二本目以降は効果が殆どありませんから」

「英雄の時代、英雄達はそれをクールタイムと呼んだ。クールタイムには個人差があるけど、大体、30分から1時間は同じポーションは効果がないか、あってもとても弱い。錬金術大系にもそう記されている。さっきのアリダの答えはそれを前提としたもの」

「はい、そうです」

「先に言っておくけど、これは別に秘奥でも何でもない。学園関係者なら誰でも知っていること。錬金術大系は、基本的な事しか書いていない。そこに書かれていない応用がある……それが、レシピ違いポーション」


 ここに並べたのがそう。

 と、クロエはテーブルに並べた微妙に色が違うポーションを示す。

 レシピ違いポーション? と初めてそれを耳にしたアリダは首を傾げた。


「基本となるポーションの作り方は錬金術大系に記されている。英雄の時代、多くの英雄がそこに記されていないレシピを作り出した。レシピ違いポーションは、効果の強さやクールタイムの長さが違ったりしたけど、別のポーションとなることから、他のポーションのクールタイム中に飲んでも効果を発揮する」

「……そんな事が……あ、なら、さっき師匠が作ってたのは、そのレシピ違いポーションだったのですね?」

「そう。アリダは理解が早い。質問はある?」

「その……質問ではないのですが、クールタイム? その途中で飲んでも効果があるということのイメージがうまく出来ないのですが……今までの常識と違いすぎていて……」

「簡単。初級体力回復ポーションを飲むとクールタイムが始まる。その途中、初級魔力回復ポーションを飲んだら効果は?」

「あります……そうか、別のポーションは効果あるっていうのは、当たり前のことなんですね?」


 アリダが納得したところでレンが片手をあげているのに気付いたクロエはレンを指名した。


「レン、発言を許可する」

「クローネお嬢様の言ってることは間違いじゃないんだけど、少し補足しておくと、標準レシピで作成した初級体力回復ポーションと中級体力回復ポーションは同一ポーションと見なされる。レシピ違いのポーションでも似たような組み合わせがあるから、そこはそういうものだと理解しておいてね。あと、効果時間がクールタイムより長いポーションは、クールタイムを考慮せずに済む」

「……そうだった。レン、ありがと」

「同じかどうか、見分ける方法はあるのでしょうか?」

「……名前。あと、加える素材。大抵はそれで色が変るから、色合いで判断? その辺はレシピを教える際に合わせて教える」


 アリダは少し考え込み、すぐに何かに気付いたように顔を上げた。


「ポーションを使った訓練を受けることで、短期間で中級になることが出来ると言う話は聞いていましたが、そう言う仕掛けだったのですね」

「各街の錬金術師はそれが事実と知ってるけど、そか、この街は学園に生徒を送ってないから、噂って認識になるんだね。その辺、疑問点があったら師匠に聞いてね」

「……頑張る。任せて」


  ◆◇◆◇◆


 翌日、ライカとリオ、それにラウロ達は街の外にいた。

 街から見て北西、街と森の間の草原に、結界棒を使った小さな結界を幾つか造り、魔物の足止めを行えるようにしたライカは、リオに準備が出来たと伝える。


「それじゃ、エーレン呼ぶからね?」


 リオの言葉の直後、街の南側の森が騒がしくなり、そちらから何かが近付いてくるのが分かった。

 エーレン以外にあり得ないが、その気配はとても小さい。

 気配を抑えても、変えることの出来ない巨体が森に影を落とし、大きな翼が風を切る音が周囲に響く。


「ここまで気配を抑えられるものなのだな……まるで圧がない……いや、先ほどまでは更に気配がなかったのだから、今は敢えて気配を漏らしているのか」


 呆れたようにエーレンのくすんだ金色の鱗を見上げながらラウロは溜息をついた。


「でも、なんでこんな中途半端なことしてるっすかね? さっきまでは完全に気配を殺してたのに」

「レベッカ、狩人を師匠に持つお前がそれを言うか? 俺でも分かるぞ?」

「狩り……あ、警戒させ、動きを制御するため?」


 狩りをする際に完全に気配を殺せるのであればそれに越したことはないが、複数を狩る場合などはどこかのタイミングで獲物に気付かれる。

 獲物に気付かれれば、狙うのが難しくなる。

 敢えて気付かせるというのはその対策の一つだった。

 獲物が勝手に気付いてしまえば、相手は好き勝手に逃げる。

 だが、狩人の狙ったタイミング、場所で獲物に気付かせることができるなら、獲物の逃げるタイミングと方向はある程度制御できる。

 それと同じだろうとラウロに言われ、レベッカは恥じ入ったように俯く。


 火山の向こうまで飛んだエーレンが、少し軌道を変えて戻ってくる。

 軌道を変えつつ、数回の往復をするエーレンに、ジェラルディーナは首を傾げる。


「攻撃するでもなく、森の上空を往復していますが、これは計画とは少し違いませんか?」

「いや、攻撃をしないのは計画通りだ。ただ、俺ももっと分かりやすく威圧をするものと思っていたが」

「エーレンはちゃんと威圧を使ってるよ? あたしたちの方に漏らすような雑なことをしないだけ」

「そこまで細かな制御が出来るのであれば、いっそ倒してしまっても良いのではないのかね?」

「威圧を森に放っても火事にならないけど、ブレスは絞って放っても森がなくなるからね。やってもいいならそう伝えるけど?」

「いや、なるほど。そういう理由なら行なうべきではないな、賢明な判断に感謝する」


 数回の往復の後、森の上空に追い立てられた飛行種の魔物が騒ぐ声がラウロ達の耳に届く。


 まず最初に森の上空に姿を現したのはオレンジ色のワイバーンだった。

 続いて大型の鳥型、虫型の魔物が数種類。

 弓を手にしたライカがピクリと反応するが、直後、空を光が埋め尽くした。

 切り裂かれたワイバーンを始めとする魔物たちは、ライカたちの結界にぶつかって方向を変え、ライカ達の左右に落ちていく。

 落ちたワイバーンと大型の鳥型の魔物は光の粒になって消えていく。

 昆虫型の魔物はまだ消えていない。


「ワイバーンも迷宮の魔物でしたのね……リオさん、今のはエーレンさんですわね?」

「そだね。空飛ぶ大きめのは安全に狙えるからって。今のは光のブレスを扇状に放ったんだね」

「あ、魔石、拾ってくるっす!」

「レベッカ、お待ちなさい」


 魔石を拾いに出ようとするレベッカを止めるライカ。

 その耳は森の方に向いていた。


「次が来ますわ。魔法の弓を出しなさい」


 木々のざわめき、鳥の声が大きくなる。

 迷宮付近の獣や鳥が魔素で死んでしまっている状況で、鳥の鳴き声が混じっているのだから、広範囲から集めてきたのだろうということはラウロ達にも分かった。

 獣も魔物も死に物狂いで逃げてくる。


 エーレンの翼が風を切る音よりも、森の騒ぎがうるさくなったあたりで、マントとポーチだけを身につけたリオは結界から外に出て、ラウロ達に振り向く。


「来るよ? あたしは魔物を中心に片付ける。後始末は任せるね」


 一歩で数メートルを飛び、柔らかに着地しつつもう一歩。

 二歩目と同時にエーレンの力を取り込み、リオ=エーレンに変化する。

 一気に森に近付いたリオは、地面に顔を出していた岩を蹴り割って、宙に舞った。


「ベア系にボア系か」


 真正面から泡を吹いて逃げてくる大型の魔物の間を通過しつつ、リオはレッドベアの首筋を爪で切り裂き、爪を頚骨に引っかけて体勢を変えつつレッドボアの頭を蹴り飛ばして血煙に変える。


 続く魔物の群れに飛び込んだリオ=エーレンは、ほぼ触れるだけで魔物を無力化していく。

 鎧袖一触――鎧の袖で触れただけで相手を倒す――とは言うが、リオは鎧すら着ていない。

 素手と素足、文字通りの徒手空拳で次々に魔物を倒していく。


 リオ=エーレンはほぼ完全に気配を殺していた。

 だから、魔物達は前方にある脅威に気付くことなく草原に走り出てきていた。

 リオに気付いて向かっていくわけではないため、まるで溢れた水が森から流れ出るように魔物達が草原に広がっていく。

 リオの周辺にあふれ出た不運な魔物は、即座にリオに倒される。

 それ以外の魔物には二通りの運命が待っていた。


「レベッカ、私は左から。あなたは右から射なさい。その魔法の弓にふさわしい腕前になったか見てあげます」

「はい! 校長先生師匠の師匠。あーしの腕を見てください」


 言うなりレベッカは魔法の弓に魔力を通して生まれた矢を放つ。

 魔力を流しっぱなしにして矢を生み出しつつ狙いを付け、矢が生まれるなりそれを放つ。

 矢が生み出されるまでに僅かなタイムラグがあるが、レベッカの腕では問題になるほどの時間ではない。


 レベッカの呼吸が続く限りの連射により、前線を構築する魔物が転ぶ。

 レッドの魔物が相手では、倒すことはできないが、足を止めることが出来ればそれで良い。

 後ろから流れ出てくる魔物に蹴られ、踏み潰され、転んだ魔物が絶命する。

 踏んだ魔物障害物に足を取られ、流れる速度が緩やかになれば、一呼吸の後に次の矢を放つ時間も稼げる。


 レベッカの戦いを見て、ファビオとジェラルディーナはスリングを振り回して魔物に石をぶつける。

 何の仕掛けもない、ただの石である。

 相手が獣ならともかく、魔物ではほとんどダメージにはならない。

 だが、拳大の石が顔の辺りに当たれば、魔物であっても気を取られる。

 そして、足を止めれば魔物の流れに押しつぶされる。

 ラウロは、バルバート家に英雄の時代から伝わる剣を振るって、電撃を飛ばす。

 こちらも効果は薄い。

 イエローの魔物に当たれば確実に足を止めるが、レッドの魔物に当たっても、場合によっては無視される。

 だが、僅かでも反応をさせれば隙となる。

 ラウロは魔力回復ポーションを飲みながら剣を振り続けた。


 それを横目に、ライカは固定砲台と化していた。

 足元に沢山の矢筒が入った木箱を並べ、それを空にしつつ大量の矢を前方に放つ。

 普通であれば、矢とは一本ずつ放つものである。

 だが、ライカから魔物の間には矢のラインが現れていた。

 ホースで庭に水を撒くようなイメージで、水ではなく矢が左右に揺れながら線を描く。

 ライカが体の向きを変えるたびに木箱が空になり、その線が左右に往復する。

 ブーン、という音が響き渡り、唐突にその音が途切れる。


 何事かとラウロが視線を向ければ、ライカの前方の魔物が動きを止めていた。


「射程内は制圧しましたわ。レベッカ、そちらを手伝いましょうか?」

「……くっ! お願いするっす。あーしの腕じゃ、倒しきれないっす!」

「正しい状況判断は合格ですわ」


 足元の空箱を蹴り飛ばし、新しい木箱をポーチから取り出すなり、ライカは再度、矢で線を引いた。


「ライカ! っぶない!」

「あら、リオ様はそちらにいらしたのね」


 前線のどこかからリオの声が響くが、ライカは手を止めることなく矢を放ち続ける。


 リオ=エーレンに倒される魔物、ライカ達に倒される魔物。

 だが、それだけでは流れ出る魔物を倒しきれるものではない。

 リオは強いが、あくまで個であり、戦場では点に過ぎない。凄まじい速度で移動しているから、線と言えないこともないが、広がる魔物達に対して倒せる量は限られている。


 ライカ達も大量の魔物を屠ってはいるが、それは矢が届く範囲に限られている。


 大半の魔物が草原に流れ出たあたりで、突然魔物が動きを止めた。


「エーレンが威圧してる。ブレスが来るよ!」


 遠くからリオの声が聞こえ、ライカ達は地に伏せる。


 次の瞬間爆風が辺りを埋め尽くした。

 結界棒が生み出した結界は、その爆風を綺麗に押さえ込む。


「……さすがに結界は抜けないようだな」


 体を起こし、ラウロがそう言うなり、何かに気付いたファビオがラウロを押し倒す。


 エーレンのブレスで地面が抉れ、魔物が消えていく。結界のすぐ外まで深い穴が生じ……。


「結界棒が!」


 結界の外に突然生まれたクレーターに結界棒の一本が倒れ落ちていくのに気付いたジェラルディーナがそれに飛びつく。

 結果、結界の外にジェラルディーナの右手が出ることとなった。


「うあぁぁぁ!」


 ジェラルディーナは悲鳴を上げつつも結界棒を押さえ込んで地面に押しつける。

 ライカはそんなジェラルディーナの鎧を引っ張りつつ、ジェラルディーナが押さえる結界棒を踏んで地面深くまで突き刺した。


 起動中の結界が消える前に結界棒が地面深くに刺さったため、事なきを得た。が、ライカはジェラルディーナの常態を見て自らの失態に眉根を寄せた。


「失態ですわ!」

「ジェリー!?」


 結界の外のエーレンのブレスに焼かれたジェラルディーナの右手の表面は真っ黒に炭化していた。

 あまりの衝撃に、意識を失ったジェラルディーナの姿を見て、レベッカは顔面蒼白となっていた。


「炭化は……表面だけですわね。レベッカ! ジェラルディーナを助けたいなら、これを飲ませなさい!」

「は、はい……」


 ライカの勢いに飲まれ、レベッカは中級体力回復ポーションを受け取り、それをジェラルディーナの口元に宛がう。


「違う! 口移し! 意識がないのが分からないのですか!? 寄越しなさい! そっちは私がやりますから、あなたはこれを右手の肘の上から指先に掛けなさい!」


 ライカは取り出した新しい数本のポーションをレベッカの手の届く位置に置くと、レベッカの手から開封されたポーションを奪い、口に含んでジェラルディーナの口に流し込み、ジェラルディーナの口を片手で押さえて喉に軽くチョップを入れる。


「……ぐっ! げほっ!」


 一瞬呼吸を止められ、反射で咳をして息を吸い込もうとして、喉に溜まっていたポーションを肺に入れてしまったジェラルディーナは激しく咳き込む。だがそれで良い。体内に入れた方がポーションの効果は高いが、別にそれは胃である必要はない。

 ライカは咳き込むジェラルディーナの口を押さえたまま、その肩も押さえ込む。

 傷が治る痛みと痒みに、暴れようとするジェラルディーナを押さえ込み、ライカはレベッカに早くポーションを掛けろと目で促す。


 飲み込んだポーションの影響で、ジェラルディーナの腕の表面の炭化した部分が再生し掛かっていた。


 それを見て冷静さを取り戻したのか、レベッカはライカの指示に従ってポーションの中身を肘から先に振りかける。

 と、炭化した部分が綺麗に落ち、その下から綺麗な皮膚が現れ、削れて凹んだ部分が綺麗に盛り上がる。


「水で炭化した皮膚を全部洗い流し、傷が残っていないか確認しなさい。残っているようなら、レンご主人様に対処して貰いますわ」

「わ、わかったっす」


 桶と、水の入った樽をポーチから取り出し、レベッカはライカの指示に従ってジェラルディーナの腕を丁寧に洗い、傷がないかを確認する。

 そして、呼吸が安定したジェラルディーナの髪を撫で付け、大きな溜息をつく。


「傷はなさそうです。でも、どうなることかと思ったっす。校長先生、ありがとうございます」

「ライカ殿、俺からも礼を。部下を助けてくれたこと、感謝する。後ほど謝礼を渡すので、たまには受け取って貰いたい」

「……今回の件は私の失態ですもの、謝礼は受け取れませんわ。ああ、どうしてもというなら、街に用意している拠点のカーテンをお願いしますわ」

「でも、なんでポーションを掛けたんすか? 飲むだけで効果があるって聞いてるっすけど」

「外と内から同時に治した方が、治癒時間が短くなりますの。怪我でショック死することもあるので、短時間で治すことを優先しただけですわ」


 急速治癒は、その分痒みが酷いのですが。

 と付け加えるライカに、中級体力回復ポーションを使った経験のあるラウロとファビオは嫌そうな顔をするのだった。

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