第9話 マーブル

詩のような愚痴や啓蒙を書き続けると、マーブルになる。

こんな拙い表現で、ヒトに共感なんか心底思っていない。

では、なぜに書いているのか。

書いているのではなく、描いている。

現実を描いている。

描く言葉の種類が乏しく、フィットした言葉がでてこない。

無から有を出そうともがいている。

マーブルは、無の海溝。

そこに生きている言葉が存在する。

真っ暗なのに生きている言葉がある。

それを見つけたい。

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