第2話 糸口ぐちゃぐちゃ

そこのきみ、「だからお前はどうしたんいだ?」という口は、すな!

もう、解決解決と騒ぐ状態ではないんだ。

何分、何時間、翌日のことだけ考えられたら幸せだ。


そこのきみ、「俺は、そもそも何をしたいんだ?」という口は、すな!

何しに生まれてきたのか、という知らなくていいレベルの話だ。

生まれて死ぬまでの間に経験することを覚えていればいい。

遺伝子が勝手に何かを生み出してくれるだろう。

自発的に生きるのは、そこからだ。


そこのきみ、「どうしたらいいのか」という口は、すな!

俺は、神ではない。宇宙人でもない。いや、宇宙人かもしれない。

糸電話を知ってるかい?

糸に伝わる振動で相手に言葉を伝える。

振動っていう言葉。

ピーンと張ってないと伝わらないよ。

お互いがピーンと張る努力をしないと伝わらないよ。

意識ではなく、努力。多少の力がいるでしょ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る