第3話 平和な世界は終わりを告げる

昼間の最悪な告白の後、同じ班だったのでやっぱり気まずかったことから俺は一人で宿を出た。明日の朝の学校に帰る時間がまちどうしい。

そんなことを考えていると、急なめまいに襲われた。おかしい、さっきまで元気だったのに。違和感があった、よく考えるとこれがめまいではなく地震だとすぐに分かった。どうする?宿に戻った方がいいかな…すると地面に亀裂が入り、俺は地面に飲み込まれていった。


目が覚めた。すると、洞窟の中にいた。地面に飲み込まれた記憶があった。

「おーい、誰かいないか?」

とりあえず叫んでみたが返事がない。何が起こったのかも検討がつかない。

「ここは、何処なんだ…」

そんなつぶやきも消えていく。すると黒い影が近づいてきた。

「人か?いや違う何だか、様子がおかしい。」

それが、俺の感想だった。近づかれるにつれて影の大きさが人より大きくなっていく。上を見上げると、漫画などでは、ミノタウロスと表現される奴が俺を見て笑っていた。

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