第26話 イビツダ皇帝旗艦消滅

1光日の距離では、100メートル級大型戦艦トマトと言えど、敵には気付かれていません。

「搭載艦乗組員、臨戦体制!!ワープ後速やかに発艦、攻撃開始出来るよう準備せよ!!!繰り返す!これより敵後方にワープする!!ワープ終了後発進ゲート全開にする!!即戦闘に移れるよう臨戦体制維持せよ!!ホヤはワープ後敵旗艦を自動攻撃せよ!!」


「ワープ開始10秒前!ホヤ!!ワープ補助!5、4、3、2、1、0、ワープ!!」


一瞬のブレを感じ微妙な短距離ワープ成功です。

トマトはイビツダ帝国連合艦隊の後方にワープしています。


瞬間ホヤは敵旗艦を特定、自動熱核攻撃していました。

敵旗艦は最後列中央に位置して居り、宇宙空間を輝かせ無音で爆散、周りの護衛艦隊5隻を道連れに消滅しました。


イビツダ軍旗艦と護衛艦の爆散に紛れ、ヤマトト、山吹隊、紅隊、ABC戦闘機隊、全艦トマトから一斉に発進し熱核砲攻撃を繰り返し、一瞬の内に敵艦500程爆散させていました。


派手に拡がる宇宙の汚い花火は、実数以上の被害を感じさせます。


そろそろ頃合いかな、圧倒的な戦力差思い知った事でしょう。

『こちらは星間連合ホリカワ王神である!侵略皇帝イビツダは、旗艦と共に宇宙の藻屑になった!無条件降伏するならばこれ以上攻撃はしない』


私の呼び掛けに返答は無いが、小型の戦艦600隻程が戦線を離れて行ってる。

『戦線離脱の小型艦は、強制参加の従属星系艦と見受けられる!その位置なら安全!イビツダ軍消滅を観戦しなさい!

……では、残り200隻程一撃で消滅させる!星間連合艦隊、全艦に告げる殲滅攻撃はじ…「待ってくれ!!無条件降伏する」全艦に告げる、敵イビツダより無条件降伏の返答があった!バリアそのままで全艦トマトに帰還せよ』


ヤマトト以下全艦が帰還したのを確認します。

『無条件降伏した者、官名を名乗れ!!』

「生き残り最高位、レツダ遊撃隊隊長のレツダ中尉で有ります!」


『生き残り最高位とは言え、中尉がイビツダ帝国を代表して無条件降伏して大丈夫か?』

「大丈夫では有りません、イビツダ軍事政権で裁かれ、間違いなく死罪でしょう」

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砂の惑星オーコッツ 犬時保志 @ysxyz

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