ワールドクエスト② 

みんなで外に出た。


「モンスターはどこ?」


みんなで確認したが、見当たらない。


グルルルルルルルアアアァァァ


竜のような鳴き声だった。


「あれだな」

「そうですね」

「デカくね?」


それは機械で出来たドラゴンだった。

いや、正確に言えばドラゴンを魔改造した奴だな。


「鑑定」



機械神龍 LV90000


???


「おいおいおいおい、あいつやばいわ」


レベル高すぎない?

それと長いしでかい。

しかも、背中に砲塔?のような物が5つ付いている。

あれ食らったらひとたまりもないな…

でも、反射のスキルあるから大丈夫か。


ドゴン


砲塔から煙が上がった。


「やばい!みんな避けて!」


砲弾がこっちに向かってきた。

そして…


ドゴォォォン


地面が削り取られた。


「多分、あれ食らったら死ぬな」


「そうすっね。あっそうだ」


何かリンがひらめいたようだ。


「試しに作ってみたやつが…あったあった」


ゴトン


地面に置いたのは銃?のようなものだった。


「なんだ?この大きすぎる銃」


「これはですね、俺とレンで作った一回きりの銃です。これ魔力込める事ができて、俺とレンでコツコツ魔力蓄えてたんですよね」


「お前ら凄いな」


「とにかくこいつ試してみます。レン、あの

標的ドラゴンに合わせてくれ」


こくりと頷きレンはその銃を動かし始めた。


ドゴン


だが、ドラゴンの攻撃は止まない。


「俺らでリンとレンを守るぞ!」

「「「了解」」」


2つの砲弾が降ってきた。


「反射」


キュピーン


砲弾を一つ弾いた。そしてもう一つも…


「ふん!」


ガキン


なんとかライムが弾いたようだ。


「これ次は無理だからな。かなりキツイ」


「分かった。リン!準備出来たか?」


「出来たっす!発射!」


ギューイイイン


レーザーのようなものが放たれた。

ドラゴンに向かって真っ直ぐ向かっていく。

だが…


ドガァァン


「やったか?」


ライムが言った。


「おいライム…それ…」

「ライムさんそれ…」

「ライム…やってしまったな…」


ライムは首を傾げた。


「「「それフラグ…」」」


いや待て、そんなフラグみたいな事なる訳が無い。ゲームの世界だぞ!

あるとするなら異世界転生したやつとかだろ?


「ルシファーさん…」


リンが言った。


「な、なんだ?」


「砲塔の部分は吹き飛ばせました。だけど皮膚のところ物理無効になってますね。というかどんどんデカくなってます」


やっぱりじゃないか…

死亡フラグでしかないやん…


_________________________________________

ライム、フラグ建築士説。


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