脱出

悪魔達が先についていた。どうやらここが最後らしい。

そして、奥をみると誰かがいる。


「誰でしょう?」


近づいてみると赤鬼だった。


「やっと…来てくれた…ありがとう」


「先に聞きます。あなたはプレイヤー?

それともNPC?」


「プレイヤーだ…」


「まさかずっとここにいたとかじゃ…」


「そのまさかだ」


ハクは驚いた。

おそらくいざやろうとしたのに閉じ込められているのはやめるしかないだろう。

それなのに…


「よくやってましたね」


「それが俺のゲームプレイだ」


はぇ〜と思いながらも急いで出ないとやばいことを思い出した。


「取り敢えず出ますよ!急がないと!」


「あぁ…分かった」


悪魔達を引き連れ急いで出る。

光が見えてきた。


「出口だ!」


だが、その光も暗くなり小さくなっていく。


「飛び込んで!」


「分かった!」


ハクたちは飛び込んだ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

sideルシファー


ちょうど塔からハクたちが出てきた。

すると同時に塔は完全に消えてなくなった。


「お前ら大丈夫か?」


「助かった…」


ハクに悪魔達に…それから…


「えっと…」


「ライムっていう名前だ」


ライムって名前ね。


「俺はルシファー。そしてこっちはハクだ」


「ありがとう。助けてくれて」


「NPCじゃないんだな?」


「プレイヤーだ」


「分かった。じゃあライムいくつか質問する」


「分かった」


「じゃあライム。種族は?」


「赤鬼。ユニーク種族だ」


「えっ、赤鬼っていう種族なんですか?」


ハクが質問した。


「そうだよ」


「分かった。じゃあライム。ユニークスキルは?」


「ユニークスキル?」


どうやら知らなさそうだ。


「ユニークスキルというのは…なんていえばいいかな。普通スキルはlvが付いているはずなんだけど…」


「あっ、これかな。不死の炎っていうんだけど」


「多分それ。発動できる?」


「多分。不死の炎」


というと、金棒?と小さな火が出てきた。


「うおっ、なんだこれ?」


「おーけー。取り敢えずその効果はあとだ。それじゃあまずギルドハウスに戻るか?」


ライムがスキルを解除して、俺らに問いかける。


「ちょっと待て」


「どうした?ライム」


「俺なんかが良いのか?」


なんだそうゆう事か。


「良いんだよ。俺らのギルドはユニークていう名前で、人数は少ないけど種族が特殊なんだ。だからだよ」


ライムから緊張がほぐれた感じがする。


「そうか、ならありがたく入らせてもらおう」


「フレンドと招待送っといたから」


「こっちも送っときました〜」


「ありがとう…」


こうして新しい仲間が入ることになった。


_________________________________________

読んでくれてありがとうございます。

なんか話すの多くなってしまいました…

応援よろしくお願いします。


新しい小説始めました!


仲間に裏切られた上に両目も失いましたが、それでも私は元気です。

https://kakuyomu.jp/works/16816452218486573310


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