光る星

うなり声が聞こえ振り返ると、鋭い牙をもった獣がこちらを睨みつけている

『やばっ夢中で気づかなかったわ』

木には登ってこれないらしく、しばらく様子を見る

『どうしよう、』と思い考えようとしたが、獣が木に突進した衝撃で下に落ちてしまった

すぐに体制を立て直す

『ちょっと、やばいかな?』

手に持ったミラクルナッツを見つめる

『もって帰らないとな!』

武器は特に装備していなく、素手で対峙する

一匹が雷九に飛びかかる、それを雷九は下にスライドして避け蹴りを入れ吹き飛ばす

『どうだ、これで怖じ気づいたんじゃないか!』

一匹が吠えると仲間が集まってきた

『まじかよ、、けどニャーニャーにこれを持って帰って喜んで貰うんだ~!!』

システムアナウンスが流れる

≪戦技:ラブラブボンバーを獲得しました!使用するには大きな声でラブラブボンバーと叫んで下さい≫

『えっ?何それ、』考える暇もなく、一斉に襲ってくる

『えーいヤケクソだ、ラブラブボンバー!!』

すると空からピンク色の爆弾が落ちてきた、それに驚く獣たち

バーコーン!!

爆発と共に吹き飛ぶ獣たち

『結構、すごいや』感心する雷九の元に1体のロボが駆け寄ってきた

『騒がしいから来てみたら雷九心配したぞ!』スーマだ

話を聞くと雷九が行方不明だと聞いて探してくれたみたいだ

『ごめん、心配かけて』

『いいよ、無事だったらさぁ戻ろうぞ!もう成績発表始まるぞ!』

訓練会場に戻る二人

_

着いた早々教師に注意される雷九

成績の方は1位、2位争いはキャプテンとハービーだ

合計得点が発表され僅かなさでキャプテンが1位でハービーが続いて2位、3位にはセナが入っていた

『なかなかやるな、ハービー』『もちろんですよ、少し悔しいですが』『はっはっはっ』

セナとピエンも楽しそうにしている

次に特別賞の発表で射撃訓練で満点を出した雷九が選ばれた

『やったな、雷九!』『あぁ、でもスーマ訓練の途中で探しに来てくれたんだよな、悪いな』

『いいよ!そんなこと気にするな!』

ここでシステムアナウンスが流れる

《称号:熱き友情を手に入れました!》

『何だこれ!』と驚くがまぁいいやと最後にちょっとしたお祝いに参加して下山した

一旦学校に戻ってから寮に帰る途中、夜空に視線がいく

『あの星綺麗だな』と雷九がつぶやく

そこには一際輝く一つの光があった

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