海のイベント

ある日のホームルームで担任の羽賀から話があった

『あ~みんなこの前の模擬訓練はご苦労だったな、先生もウハウハだったよ、ハハハッ!』

苦笑いする生徒たちを気にせず話を続ける羽賀先生

『で、今度夏に遠泳大会がある!場所は近くの海で少し離れた島までみんなで泳いで行ってもらう、じゃ終わり!』

みなが少しざわつき、次の授業の準備に取りかかる

教科書を取りに自分のロッカーに行く途中にスーマに話しかけられる

『また何か楽しそうな事があるみたいだな!』『そうかぁ、あんまり泳ぎは得意じゃないんだよなぁ、、』

とボソボソ言いながら授業が始まってしまうのでそそくさと席に戻る、横目でピエンを見るとセナが元気よく話しかけていた

それから色々スーマたちと一緒に授業を受けたり、泳ぎの練習を学園の施設でしたりした。

あとキャプテンとはクラスが違うのだが同じクラスのアメリカ出身の生徒とも仲良くなった

あの一件で有名になったお陰である


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セミの鳴き声が聞こえるようになった

『やぁやぁ!一年の諸君!今日は遠泳だってね!これに乗って海までひとっ飛びだよ、さぁ乗ってね!』

そこにはバスのような飛行船がある

『結構速く飛ぶことも出来るけど、のんびり行って船旅を満喫してね!じゃ!頑張ってね!』

みなクラスごとに船に乗り込む

『ちゃっとそこー!』

目をやるとウクライナ代表の船に他のクラスの男子が流れ込んでいた、先生方が必死に制止している

何やかんやで全員船に乗り込み出航し、少しの間の船旅が始まった

中は結構広くてテーブル席もある、そこでスーマ、ピエン、セナとトランプをして遊んで満足して自分の席に戻る雷九

『後は寝て突くまで待っていよう』

と思い一瞬外を見る

『あっ!』

そこには他のクラスの船が並走していて窓際でニャーニャが本を読んでいた、嬉しくなってジーっと見ていたらニャーニャもこっちを見て恥ずかしくなって慌てて目をそらしてそのまま寝てしまった

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アナウンスが流れる

『みなさーん着きましたよ降りる準備をしてください!』

いよいよ夏の一大イベント遠泳大会が始まる


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