強きもの。

どこからともなく、轟音が聞こえ空が暗くなった、大空から現れたのはドラゴンだ

《流の恩返しが発動しました!!》

『ドラちゃん!』『ドラちゃん!?名前つけたの?ピエン』

さっき助けたドラゴンが現れたのだ

『なんだ!?ドラゴンこんなの見たことないぞ!』アメリカチームが驚き戸惑っている。

そんな状況をキャプテンがまとめる

『みんか落ち着け、俺たちはレア武器を持ってるし、しかもこいつを倒せば必ず高ポイントが貰えるはずだ、いっちょやろうぜ、みんな!こいつを倒せば間違いなく俺たちのチームが一位だ!!』

とみなの士気を上げた

一斉にドラゴンに襲いかかるアメリカチーム、ドラゴンは勢いに押され攻撃をまともにくらっていて劣勢だ

『ちょろいな、ちょろい、もう少しだ!みんな!』

『頑張って!ドラちゃ~ん!!』

祈るようにピエンが叫ぶとまたシステムウインドウが現れた

《称号:祈りの女神を獲得しました!!》《効果を発動します!》

《ダメージ軽減&HP自動回復を発動!》

みるみる元気になっていくドラゴン

『なんだ、どういうことだ?!』

みるみる元気になっていくドラゴン、そして喉元を膨らませた

『何か、ヤバイぞ!逃げろみんな!』

大きく口を開け炎のブレスを吐き、辺り一面に炎が広がり、そして収まった

『すごい!やっぱドラゴンだなぁ』と雷九がボソッと話す

後に残ったのはアメリカチームのHPがなくなりバタバタと倒れている様子だった

『こんなはずでは、、うがっ』

_

そんなこんなで模擬訓練が終わって結果発表になり、紙をもった学年主任が壇上に登る

『では得点を発表する、一位はアメリカチーム!!』

・・・何の反応もない

『どうした、誰もいないのか?』職員が耳打ちをする

『そうか、みなドラゴンにやられてしまったそうだ、でも一位は一位だ!おめでとう!』

拍手をする主任、そして2位3位と順位を発表していき、次に特別賞を発表に移った

『えーと、特別賞は称号2つ獲得したピエンだ、おめでとう!』

周りがざわつく、あまりピエンは有名ではなく皆聞きなれない名前だからだ

『おっピエンやったな!』セナが話しかける

『うん、自分でも驚きだよ』

『まさか、あんなシステムがあるとはなぁ』『そうだな、やったなピエン!』

しばし談笑をし、続きを話す主任。

『よし、じゃあピエンのクラスには特別ボーナスだ!』

どこからか担任の喜ぶ声が聞こえてきた、そんなこんなで模擬訓練は終わり自分達のクラスに戻り、ホームルームで担任の喜びのスピーチは言うまでもない。

1日が終わりみんな寮に向かう



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る