第4話
「右足?!右足だって!!?なんでそんなところにっ!!?えっとなんかそういう超能力使うアメリカンコミックスあったよな?時間を止めたり、物を爆弾に変える超能力者が戦う、なんだっけ?」
「ジョジョズアメージングストーリー」
「ソレダッ!はっ!?なんでわかった!!?」
「私も見ているから。後超能力で体の治療をするのはやはり邪道だと思うわ。個人的にはキチンとワクチンを造ってから病気を治療するデーモンスレイヤーの方が好きね。本題に入るわ。まず、被害者は拳銃で撃たれた。拳銃も弾丸も市内のガンショップで購入できるわ」
「僕も甥っ子にクリスマスプレゼントにマンダロリアンのメットが欲しいって頼まれたよ」
「男の子ってのは皆そういうものなのよ」
「女の子だよ。しかも折角マンダロリアンのメットをプレゼントしたらデーモンスレイヤーのセノブのカタナが欲しいって言いやがったんだぞ?」
「素晴らしい。セノブは医者よ。今度の給料日に是非ともサプライズプレゼントを買ってあげなさい」
「絶対に嫌だ」
「それで被害者に撃ち込まれた弾丸だけどほぼほぼ真正面から心臓付近に向け皮膚を貫通。但し体内からは出ることはなく止まってた」
「それだけじゃない。心臓は無傷。にも関わらず被害者は出血死した。僕が弁護士なら犯人は地球侵略を目論むエイリアンがテレキネシスでやりましたって裁判で主張するね」
「なら私は医学的に被害者を殺したのはアメリカの選挙権永住権及び銃を持つ権利を持つ立派な人間。普通のホモサピエンスであると主張する。なぜなら普通のホモサピエンスでなければ銃の引き金は引けないから。ではラスベガスの誇る優秀な警察官たるブラッドフォード警部殿。もしも貴方がベカスの街中でゾンビと遭遇したら?」
「華麗にヘッドショットを決めて君たち市民を守る」
「なら貴方がベカスの街中で人食いエイリアンの群れと遭遇したら?」
「やっぱりヘッドショットを決める。そして君たち市民を守る」
「人間をパクパク食べちゃう巨人の群れが現れました」
「弱点は?やっぱり首の付け根かい?」
「クレー射撃の得意なブラッドフォード警部は病院の屋上から巨人の群れを薙ぎ倒して若い女の子にモテモテ」
「僕らを食べようと口を開けた所にショットガンを突っ込んでやれば正面からでも倒せるさ」
「貴方遠慮がないのね?」
「アメリカの銃社会じゃ巨人よりもメキシコからやってくる麻薬密売ディーラーの方が面倒だってこと」
「そりゃそうね」
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