第8話 超臭い少女

{ナレーション}


主人公瑠璃子が通う学園のクラスメイトに不潔極まりない少女がいた。


{本文}


私の名前は、夢桜 瑠璃子「ゆめさくら るりこ」14歳で中等教育学2年のA組。


身長は160㎝、体重は40㎏。


髪型はストレートヘアーで顔は天使のようにかわいいと言われるわ。


体形は細めかな。


私はセオダ学園へ月曜日から金曜日まで自転車で通ってる。


私の家はセオダ学園から東へ3㎞離れたセオダ団地の一軒家でお父さんとお母さん、妹とともに生活してる。


お父さんの名前は、宗太郎「そうたろう」っていうの。


年は45歳だけどとても若々しすぎるから45歳より20歳くらい若く見られてるわ。


身長は175㎝、体重40㎏。


髪型は短髪ストレートヘアー。顔はイケメンで体形は細めなの。


お父さんは、株式会社 モトエ「もとえ」の社長さんでもあるの。


株式会社モトエは創業50年、従業員500人の大きなコンサルティング会社。


私達が住んでる家だけどお父さんが私が生まれた頃に土地を買って建てた家。


家のローンは既に完済してるから後は税金と保険料を払えばいいだけ。


お母さんの名前は、穂香「ほのか」。身長168㎝、体重40㎏。


お母さんの年は38歳だけど美人過ぎて10歳代に見間違われるのもしばしば。


お母さんの髪型は背中までの長さのポニーテール。体形は細いね。


そんなお母さんは社長であるお父さんの秘書として働いてる。


妹の名前は、美恵子。身長144センチメートル、体重36キログラム。


妹の美恵子は10歳のおてんば少女だけど私に気遣ってくれる。


美恵子は吹奏楽部でクラリネットを吹いてる。


私は学園へ行くと必ず嫌な友達がいるのね。


その友達の名前は、分田 雲子「ぶんだ くもこ」。


この子も私と同じく14歳。


身長は165㎝と私より5㎝も高いのよ。


体重は45㎏私よりだから5㎏重い。


雲子は何時も臭くてたまらない。


髪の毛はぼさぼさの伸び放題でお風呂に入らないし、トイレで大の方した時お尻を1回も拭かないし洗わないの。


だから私だけでなくクラスメイト全員が雲子のう〇ち臭に参ってる。


私のクラスの担任は、菅森 七海「すがもり なつみ」先生。


年は27歳の美人先生。


菅森先生は身長180㎝で体重40㎏。


髪型はロングストレートヘアーで体形は細いわ。


雲子は先生がお風呂へ入ってない事とトイレで大の方した後お尻吹いてない事を指摘されても、頑固としてお風呂へ入ってるし、お尻も拭いてると言い張って先生達もお手上げ。


雲子は私の前の席に座ってるから私は毎日雲子のう〇ち臭をまともに受けてるんだよね。


雲子は家でもお風呂へ入らないしトイレで大の方した後お尻を拭かないんだって。


雲子の両親がそう言ってたわ。


肩にフケがいっぱい落ちてるのがお風呂に入ってない証拠。


顔も黒ずんでるし臭いと言ったらありゃしないわ。


私「雲子、昨日もお風呂入ってないよね。」雲子「入ったわよ。」


私「だったら肩に落ちてるの何。どうみてもフケでしょ。昨日お風呂に入ってるのに何でこんなにいっぱいフケが肩に落ちてるの?」


雲子「知らないわよ。」


私「それとトイレでう〇ちした時お尻拭いてないでしょう。う〇ち臭いんだけど。」


雲子「拭いてるわよ。」私「だったら何でう〇ち臭いの説明してよ。」


こうした雲子との言い合いが日常化してる。


昼休み私はクラスメイトの幼稚園の時から親しい女の子と話し合った。


飯田 舞「いいだ まい」彼女も私と同じ年。身長も体重も私と同じなの。


偶然かな。


舞「瑠璃子、雲子の後嫌にならない。」私「嫌になるね。」


舞「先生に言って席替えしたらどう?」私「言って見るか。」


私は雲子と席替えしたい事を菅森先生に伝えたけど雲子がどうしてもここじゃないとだめと言い出して結局雲子のわがままによって席替えは中止になった。


舞「雲子はわがまますぎるよ。」


私「私もそう思う。」この時1人の男子が私に歩み寄った。


小学1年生の時から仲良しだった大月 雄太「おおつき ゆうた」雄太も私と同じ年。


雄太はクラスメイトではないけどE組から来ては私の事を気にかけてくれる。


身長162㎝、体重40㎏。


髪型は短髪ストレートヘアーで顔はイケメン。体形は細い。


雄太「おい瑠璃子、舞もだけど雲子の奴のわがままに振り回されてるんだろう。」


私「そうよ。雲子には本当に参るね。」


舞「お風呂に入らないし、トイレで大の方した後お尻拭かないし本当に参ってるわ。」


雄太「なるほどな。」私は学園へ来る度雲子のう〇ち臭に悩まされてる。


学園はわがまますぎる雲子に何だかの手段をとるか検討の結果、雲子が頑固としてお風呂に入ってると言って聞かない事を踏まえてとりあえずは雲子の言う事を信じる事にした。


学園も雲子の言上っぷりに参ってるだろね。


雲子は誰が何と言ってもお風呂へ入ってない事を認めようとしない。


おまけにトイレで大の方した後お尻を1回も拭かないので本当に参ってる。


雄太「席替えもできんのか。そりゃ参るだろな。」


舞「雲子何とかならない。」


私「私は雲子はわがまますぎると思うわ。」雄太「俺もそう思うぞ。」


舞「瑠璃子、私は雲子は他の学園へ行った方がいいと思う。」


雄太「どころか、雲子はもはや家畜だよ。」瑠璃子「家畜ね。」


{ナレーション}


雄太の言ったとうり雲子お風呂へ入ってないのに頑固としてお風呂へ入ってないのを認めないしトイレで大の方した後お尻を1回も拭かない粗末なので家畜にふさわしいであろう。


今は家畜のような雲子は何故お風呂へ入らないのか。


瑠璃子はその理由を探る。


{本文}


私は雲子が何故お風呂へ入らないのか理由を探るため、雲子の家へ遊びに行った。


雲子のお母さんの名前は、物子「ものこ」40歳。


専業主婦で身長170㎝、体重40㎏。


髪型はロングストレートヘアーで顔はまあまあ美人。


体形は細いって感じ。


雲子のお父さんの名前は、心太「しんた」40歳。


近所のセオダ広告の社長さん。


身長は175㎝、体重は50㎏。


髪型は短髪ストレートヘアー。顔はイケてるけど体形は普通。


雲子のお父さんは朝5時から夜20時まで仕事で家へ帰るのは20時半くらい。


今日は仕事休みだったのでお父さんいた。


心太「お、雲子の友達が来たぞ。」


物子「あら、いらっしゃい。わざわざ来てくれてありがとう。雲子、友達が来たよ。」


雲子は部屋から一歩も出ようとしなかった。


雲子は人見知りだという事が分かった。


物子「もう、雲子は人見知りなんだから。」


私「何時もこうなんですか?」


心太「わざわざ来たのに本当にごめんな。家の娘は人間嫌いで参ってるんだ。」


雲子は人間が嫌いな女の子だと分かった。


翌日の昼休み舞と雄太話し合った。


雄太「雲子の奴は人間嫌いだった。」


舞「人間嫌いって過去にいじめでもあったのかな。」


私「雲子のお父さんが雲子は人間嫌いだって言ってたわ。」


雄太「じゃあお風呂へ入らない理由は人間嫌いだからかっていうのか。」


私「私、雲子がなぜ人間嫌いになったのか調べてみる。」


雄太「僕も手伝ってやろか?」私「手伝ってくれるのね。ありがとう。」


雄太「おやすい事さ。」


私は雄太に手伝ってもらいながら雲子の事を調べる事にした。


お風呂へ入らない理由は何か、トイレで大の方した後お尻を1回も拭かない理由は何かが分かるかもしれない。


雲子は今日も肩にいっぱいフケが落ちてた。


う〇ち臭がする事からまたトイレで大の方した後お尻を1回も拭いてないと見た。


学校帰りの時私は雲子と話し合おうとしたけど雲子は早歩きで帰ってしまった。


私「あ、雄太。」雄太「雲子が人間嫌いになった理由分かったぜ。」


舞「分かったの。」雄太「あー分かったんだよ。」雄太は私達の強い味方。


何時でも役に立つ情報を持ってきてくれる。


そしてこの後雄太から雲子について信じられない情報が。


雄太「今から話す事は近所の人から聞いた話だからよく聞いてくれ。人間嫌いになったはずだ。実は今の両親は実の両親ではなく義理らしい。」


私「雲子のお父さんとお母さんは義理だったの。」


舞「やっぱり何かあったんだ。」


雄太「舞の予感は当たってるな。雲子は2歳を過ぎた時から実の両親から虐待を受けててな残飯食わされるはお風呂に投げ入れられるわ悲惨な幼少期だったんだ。トイレに関しては早く出ないと電気消されたりしたみたいで児童養護施設へ入ってからも悪戯されたり水をかけられたりしてたらしい。今の両親に引き取られてからも学校へ行く以外は部屋でずっとこもる毎日でさ。過去に実の両親から虐待されるわ学校や施設でもいじめられるわ。それ以来お風呂へ入らなくなって、トイレで大の方した後お尻を1回も拭かなくなったらしい。」


舞「信じられないね。」私「雲子は小さい頃からいじめられてたんだ。」


雄太「雲子の実の両親は、今刑務所にいて服役中らしい。小さな実の娘を虐待するようじゃ親どころか大人失格だな。」


雄太からの情報は事実だった。


私は雲子の何をしてやれるか考えた。


1番最善な方法はしばらくそっとしておいた方がいいのかもしれないけど、私は雲子を放っておくわけにはいかず時々声をかける事にした。


私「雲子、外で遊ばないの。」


雲子「私はここにいた方がいいわ。」舞「外に出てみない。」


雲子「いいわよここで。」雲子は相変わらず友達の輪に入れずにいた。


雲子はきっと人が怖いのかもしれない。


私は雲子に何をしてやればいいのか悩んだ。


実の親からの虐待や児童養護施設でのいじめや差別が原因で人間嫌いになってしまった雲子。


雲子をどうやったら救えるのか考える私。


雄太も雲子に時々声をかけてるが雲子は友達の輪に入ろうとしない。


雲子には義理の姉と妹がいるが部屋にこもったまま出てこないので相手にしてもらえないのが現状。


翌日、私「おはよう舞。」舞「おはよう瑠璃子。」


雄太「おはよう2人とも。」


私「おはよう雄太。」雄太「雲子はどうだ?」舞「今日は来てないよ。」


私「本当だ。」雄太「雲子が休むってよっぽどやないか。」


授業が始まった。菅森「出席を取ります。」


菅森先生は雲子の座ってるはずの席を見つめた。


菅森「えーと分田さんは今日は体調不良でお休みするそうです。」


私は学校帰りの時、雲子の家へお見舞いに行った。


雲子は部屋から出ない状態だった。


後日、雲子は学園に来たものの友達の輪に入る事なく昼休みは1人でポツンとなってた。


雲子は勉強は一応してたけど宿題は最後までせず途中放棄してる状態だった。


雲子は人を信じなくなってた。


菅森「分田さんこれ以上成績が下がるようなら学園に来る必要はないですよ。」


雲子「分かりました。」雲子は退学するつもりなのかもしれない。


{ナレーション}


雲子はセオダ学園を退学しようとしてる。


人を信用しなくなった雲子をどう救えばいいのか苦悩する瑠璃子であった。

雲子はセオダ学園を退学しようとしてる。


{本文}


私は雲子はひょっとしたら退学するつもりなのかもしれないと思い学校帰りの時雲子と話し合う事にした。


私「雲子、聞きたい事があるけどいい?」雲子「聞きたい事って何?」


私「雲子は最近宿題サボってない。」


雲子「宿題ね。やるつもりないけどね。」


私「そんなんじゃだめよ。一緒に宿題しようよ。」


雲子「私は学園を辞めるつもりだから勉強したって無駄だと思うわ。」


私「もう一度考え直さない。学園を辞めたら雲子は1人ボッチでしょ。」


雲子「私は1人がいいわ。」雲子は根っからの人間嫌い。


このままでは雲子が退学してしまう。


私「雲子、明日も学園に来てね。」私は雄太にラインで相談した。


ラインの内容


私〈雄太へ、雄太今日の学校帰りの時雲子に宿題の件で話し合ったけど、雲子宿題サボってるみたいなの。一緒に宿題をしようと言ったけど雲子は退学するつもりなんだって。〉


雄太〈それってまじか。明日雲子が来るかが心配やな。〉


私〈私も心配だわ〉


この日私は一晩中雲子の事が頭から離れなかった。


翌日、雲子は学園に来ていなかった。


菅森先生は勉強しない雲子の事など放ったらかしにした。


菅森「分田さんは欠席のようですね。」舞「何事も起きなければいいけど。」


昼休み私は雄太に雲子の事について話し合った。


私「私昨日、雲子に学園に来てと言ったのに何故来てくれないのかな?」


雄太「長年のいじめと虐待のせいで人を避けるようになった可能性が大だな。退学したらまずいな。」


舞「どうするの、雲子の事。」私「今日は体調が悪かったかもしれないわ。」


雄太「僕が1回雲子の過去を菅森先生に話してみる。信じてくれるかは定かじゃないが。」


雄太は放課後職員室へ。


雄太「失礼します。」菅森「おや、E組の大月君じゃないですか。」


雄太「菅森先生、分田さんの事今から話しますがいいですか?」


菅森「分田さんの事ですか。いいですよ。」


雄太「この話は近所の人から聞いた話ですが、分田さんは2歳の時に実の両親から虐待を受けてまして児童相談所で保護されたそうです。分田さんの両親は虐待をしたとして今現在は刑務所にいます。」


菅森「要するに服役中という事ですね。」


雄太「分田さんのどのような虐待を受けたかご存じですか?」


菅森「分田さんが2歳の時に両親から虐待を受けてたという話は初めて聞きました。」


雄太「そうでしたか。」


雄太は雲子が児童養護施設や小学校でも卑劣ないじめを受けてた事を全て話した。


菅森「2歳の時となると幼稚園もしくは保育園へ入園する時じゃないですか。」


雄太「分田さんは保育園にも幼稚園にも通った事がなく養護施設内の幼児棟が保育園代わりだったそうです。」


菅森「虐待や長年のいじめによって分田さんは人が怖くなったのでしょうかね。」


雲子は当面学園に来てない状態が続いた。


学校が休みの日私は小さな公園で雲子を見かけた。


雲子はうつむいたままベンチに座ってる。


私「雲子、こんなところで何してるの?」


雲子「もうあんたには関係ないでしょ。私退学願い出してきたから。」


私「嘘でしょ、嘘だと言って。」


雲子「本当だよ。家からも追い出されたし。」


雲子は住む所もなくホームレスになってしまったの。


私「学園を辞めても、友達だからね。」雲子「あっそ。」


雲子はどこかへ行った。


実はセオダ学園内にはもう1人超臭い女の子がいた。


その女の子の名前は、大朏 結子「おおひ ゆいこ」14歳。


身長170㎝、体重100㎏。


髪型は短髪ストレートヘアーで顔はブサかわいい。体形は肥満体。


そのはず家では1食につきご飯を丼に3杯食べておかずの量も半端なし、更に夜食も食べてるから肥満なのも納得だった。


結子はC組にいる。


結子は授業中でもよく強烈で大きめのおならをするのでクラスメイトや先生達にも嫌われてるとの事。


結子「瑠璃子じゃん、元気にしてた最近会ってないけど。」


私「結子、雲子覚えてる。」


結子「確か全身黒ずんでて服もボロボロだし、お尻拭かない子だよね。」


私「雲子はもうこの学園に来ないわ。」結子「どういう事?」


私「雲子は昨日退学届けを出したみたいなの。」結子「それってまままじ?」


雄太「雲子が退学願を出したみたいやな。」


私「そうよ。これでどうする事もできなくなったわ。」


舞「ねえ、またどこかで会えるよね。」私「だといいね。」


セオダ学園は雲子の退学願を受理した。私は昼休み雲子が座って席を見つめた。


雲子が使ってた椅子は座面が雲子のう〇ちの色に染まってた。


舞「雲子は家から追い出されたみたいね。」


私「昨日会った時そう言ってたわ。」


結子は肥満だしよく臭いおならをするのでおなら癖が治らない限りは友達出来なさそうね。


私は学校帰りの時も学校が休みの日も雲子に出会えた公園で雲子を待ってたが来なかった。


この日は朝の根っからの人間嫌いになった雲子は退学願をセオダ学園へ提出したために家から追い出されてホームレスになった。


気温が7度日中の気温は18度まで上がる。


{ナレーション}


根っからの人間嫌いになった雲子は退学願をセオダ学園へ提出したために家から追い出されてホームレスになったと言い張る雲子。


瑠璃子達は雲子に再び会えるのか。


しかし雲子が家から追い出された事実は嘘だった。


雲子が家出をしただけだった。


そんな雲子を瑠璃子の長なじみだった結子が探し出し雲子を説得する。


結子はいざという時には役に立つ少女だった。


{本文}


雲子がホームレスになって2週間後、セオダ学園へ雲子の両親が来た。


セオダ学園は雲子からの退学願を一応受理したもののもう一度復帰させる事を検討してるみたい。


理由はセオダ学園の学園長が卑劣な虐待を両親から受けたりいじめられ続けた経験を持ってたからなの。


セオダ学園の学園長は、旧坂 大斗「きゅうさか だいと」学園長52歳。


身長170㎝、体重55㎏。


髪型は短髪ストレートヘアー。顔はイケメンで体形は細めかな。


旧坂学園長は3歳の時に両親から虐待を受けておまけに学校でもいじめられ続けたらしいの。


更に私がセオダ学園へ入学する10年前に1人の男子生徒がいじめに耐え切れず自殺したという苦い経験もしてたみたいなの。


そう雲子も子供の時の旧坂学園長のような経験をしてたの。


結子「瑠璃子、学園長から聞いた話だけど雲子2歳の時からいじめられたようだね。」


私「2歳の時に実の親から虐待を受けて児童相談所へ3ヶ月過ごした後児童養護施設へ連れていかれて児童養護施設でもいじめられてとても辛い日々を過ごしてたみたいなの。」


結子「こうなったら私が雲子を探してくるわ。」


私「雲子はどこへ行ったか分からないわ。」


雄太「結子が雲子を探しに行くと言ってるが瑠璃子はどうする?」


私「もう一度探してみようか。」


私と結子と雄太は学校帰りの時休みの時も雲子を探した。


雲子を探し始めて1週間後結子が雲子を見つけた。


結子「雲子だよね。」雲子「あれ、結子、何でここが分かったの?」


結子「雲子、家出したんでしょ。バレバレよ。」


雲子「いじめられっぱなしの私が人を信じると思う。」


結子「義理のお父さんもお母さんも心配してるのよ。」雲子「私の事を?」


結子「そうよ。私が見つけた以上は逃がさないからね。」


結子は雲子を捕まえた。


雲子「放して、放してよ。」結子は強引に分田家へ。


心太「雲子、お前は今までどこにいたんだ。」


物子「わざわざ連れて帰ってくれてありがとうね。」


結子「これくらいはお安い事だよ。雲子、明日旧坂学園長に誤りに行くからそのつもりで。」


結子は説得力が強い少女だった。


雲子の義理の姉は、里奈「りな」16歳。身長180㎝、体重40㎏。


髪型は三つ編みのツインテール。


顔は天女並みにきれいで体形は細めだった。


雲子の義理の妹は、花音「かのん」10歳。身長152㎝、体重35㎏。


髪型は腰まで長いロングストレートヘアーで顔は妖精のように美しい。


体形は細めかな。


この2人は雲子が人見知りな理由を知るよしもなかった。


翌日、結子は雲子をセオダ学園へ連れていき旧坂学園長に誤らせた。


しかし雲子はいじめられるとの恐怖感がありトラウマになってる状態。


雲子の義理のお父さんは実の2人の娘に雲子について話す事にした。


心太「里奈、花音、今から雲子の事を話すから聞いてくれないか。」


里奈「あんなに人見知りすぎる子はもう見たくないけどね。」


花音「お風呂に入らないし、いつも臭いし。」


心太「そうだったよな。実は雲子は2歳の時に両親から虐待を受けてたんだ。」


里奈「虐待?」花音「初めて聞いた。」


雲子は学園から帰ると部屋で引きこもってた。


後日から雲子はセオダ病院へ学園に通いながら通院した。


そのかいもあって少しづつであるが表情も豊かになりお風呂へ入るようになった。


トイレで大の方した後お尻を1回も拭かなかった雲子はトイレで大の方した後お尻を拭くようになりこれで旧坂学園長を一安心。


私「雲子は体を洗ったら別嬪じゃない。」


舞「無茶苦茶美人だし。」雲子「そう思う?」


雄太「雲子はうっとりするほどきれいじゃないか。」


雲子「ありがと。」結子「私はこんな体格だから仕方ないけど。」


私「結子、少しやせようよ。」結子「だよね。」


雄太「結子、いいトレーニングジムがあるぜ。1日500円だったな。」


結子「どこどこ、教えて。」結子は雄太と一緒にトレーニングジムへ。


週に1回通い続けた結果3㎏減量に成功。


舞「結子、やせた?」結子「3㎏ね。」私「頑張ってね。」


結子「分かってる、わかってるわよ。」


雲子は義理の姉と妹とも仲良くなって今では妹の宿題を見るようにまでなった。


私は雲子をいじめた実の両親を一生許さない。


雄太も麻衣も結子も同じ気持ちだと思う。


雲子「瑠璃子おはよう。」私「おはよう雲子。」


雄太「お、雲子今日は張り切っとるじゃん。」


舞「雲子は本当は勉強好きだったんだ。」


雲子「いじめでさえなければずっと勉強好きでいられたのにと思ってたところよ。」


結子「雲子がすっごく勉強してるじゃん。本当は勉強好きだったんだ。しかし雲子をいじめた奴はもう許さないわ。」{ブ~~}


結子「ごめん、また屁をこいたー。」雄太「くせーぞ結子。」


雲子「瑠璃子、舞、今まで心配かけてごめんね。」私「もういいのよ。」


舞「雲子が元気になって本当によかったわ。」


雲子はこれからも義理のお父さんお母さん、姉と妹と共に幸せに暮らすのよ。


セオダ学園ではいじめ撲滅を目指してるからもしいじめた生徒を見つけると先輩や先生からきついお仕置きがあるわ。


{ナレーション}


雲子が無事分田家へ帰れて何よりもよかった。


セオダ学園へ復帰できたのも結子のおかげでもあった。


学校でのいじめは社会問題になってる。












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