第209話 宝珠システムネットワーク

北方の帝国『イマーラヤ』に向かうため、僕は現状、頭を悩ませている『幻影の魔王』の問題を早急に片付けることにした。


仲間たちに分担してもらっている魔王と魔王教団のそれぞれの調査も、それほど進展していない。


王都に潜伏しているはずの『幻影の魔王』については影も形もなく、『魔王教団』は隠れ信徒が十数名、見つかったが、いずれもこっそり信仰しているだけの、ただの一般人に見受けられるそうだ。


そこで、改めて別の手段を思案してみた。


王都全域に行き渡る大規模術式を構築し、いっきにレーダー検索してしまうのだ。


ちなみにそのヒントは、ある晩、嫁さんと話をしている時に得られた。


「蓮くん、そういえば、私が気配を消してる時って、みんなはどう見えてるの?」


「……え?」


ふと思いついたように嫁さんが僕に聞いてきたのだ。


存在そのものを全く認知させない理不尽すぎる最強の隠密能力。これ一つあるだけで、どんな敵も彼女の攻撃を防ぐことが不可能なのだ。


確かにこの能力については、あまり研究したことがない。よくよく考えてみれば、ウチの嫁さんこそ『幻影の魔王』になれる人材ではないか。


彼女から質問された僕は、ハッとして叫んだ。


「そうか!百合ちゃんが気配を完全に消している時、マナ反応も消えているからレーダー検索できない。それで諦めてたけど、他の反応で検知できる可能性を考えてなかったよ!」


そこから、様々な実験を試みた。


まず、録画機能で嫁さんを撮影しながら気配を消してもらう。


僕自身は彼女を認識できなくなるのだが、映像記録には彼女がしっかりと映っていた。新発見に喜びつつも僕は苦笑して嫁さんに教えた。


「百合ちゃん、ちゃんと映ってるよ」


「えっ!」


この時、嫁さんは変顔をしていたのだ。僕に見えないと思って。


「やばっ。カメラには映っちゃうんだ」


確認した彼女はテヘッと笑った。

さらに詳しく解析してみる。


わかってみれば当然のことなのだが、気配を消されると認識できないとはいえ、その場に物理的に存在している以上、光情報も音情報も全て記録することは可能なのだ。


また、マナ反応が全く検出できないためなのか、【解析サーチ】によるステータス解析はできない。


しかし、純粋な肉体解析のみであれば可能だった。ゆえに携帯端末宝珠のヘルスチェックも機能している。気配を消している嫁さんの解析結果は、フィジカル的にもレベル150の圧倒的存在であった。


「我ながら、なんという盲点だ。どんなに気配を消されても、肉体的に強固な生命体を検索することなら『宝珠システム』でも可能ってことだ。つまり、この解析を王都全域で行えば、魔王を発見することもできる」


「そうなんだ!やったね!」


「ただ、ベナレスにある我が家の時計台みたいな施設がここには無い。とてもじゃないけど、東京23区くらいある城下町を一度にレーダー解析するには出力が足りない。ストリクスがいれば、空を移動しながら解析してもらえたんだけどな……」


「そっかぁ。シャクヤちゃんの護衛についてもらったからねぇーー。ガッルスちゃんじゃ、白くてデカいから目立っちゃうし」


「……よし。多少の出費になるけど、アレをやろう」


嫁さんと話しながら僕は考えをまとめ、一つの計画を立てた。そして、ラクティフローラを通じて、国王にあることを進言した。



その翌日。

早速、宰相のゴードに呼び出された。


王宮にある彼の執務室に入る。ゴードが感心したように告げた。


「シロガネ殿、国王陛下からお聞きしましたぞ。城下町の治安向上のため、御商会の”照明宝珠”で、”街灯”を付けてもらえると」


「はい。魔王の件を知る一人として、この街のためにできることがあるのではないかと思い、宝珠を献上することを考えました」


そう。僕は電気も無いこの世界の王都に”街灯”の設置を提案したのだ。そのための宝珠もタダで提供することにした。


「素晴らしいお考えである。構想と言い、それを実現する財力と言い、これほど国家に貢献する商人は他におるまい。陛下も殊の外お喜びで、早速、進めるよう、私に命じられたのだ」


「ただ、宝珠は当商会から用意しますが、この広い城下町の全てに設置するには人手が足りません。それは宰相閣下のお力をお借りしたいのですが」


「そこは安心されよ。私の責任において、人員は確保しよう。王都の安全のため、一日でも早く、全地域に設置させたい」


「ありがとうございます。設置箇所については、照明の効果的な場所を洗い出し、地図に書き込んでおきました。このとおりに設置いただくのが、よろしいと思います」


「何から何まで仕事が早い。心得た」


こうして宰相の力を頼り、彼のツテで多くの商会を巻き込んで、街灯設置の公共事業が行われた。


僕の用意した千個に近い”照明宝珠”は主要な街道の交差点に設置され、月の出ない夜でも街を明るく照らす街灯となったのだ。工事は着々と進み、数日のうちに完了することができた。


突如として夜の風景が様変わりしたことに、王都の住民は仰天していた。特に最近は通り魔事件と魔族事件の影響で、夜に怯える人々が多くいた。そのため、この政策は、国王に対する国民の信頼をより深め、さらにそれを進言し、宝珠を提供した『プラチナ商会』の評判をますますアップさせる結果となった。


そして、これにより、僕の本当の計画が実行できるのである。


「王都全域に、くまなく僕の宝珠が行き届いた。これらは、こっそり僕の『宝珠システム』のネットワークに繋がっている。この街全体に、僕のシステムの巨大ネットワークが構築されたんだ。つまり、王都は今、僕の手中にあるということだ」


「「………………」」


仲間たちとの会議で僕がニヤリと笑う。すると、全員が目を点にして唖然としていた。横から嫁さんが呆れた顔でツッコんでくる。


「また悪い顔してるぅーー。もういっそのこと、蓮くんが魔王でいいじゃないの?」


「その魔王を見つけるために、貴重な在庫をタダで提供したんじゃないか」


「はいはい……」


「……ということで、これから、城下町に設置された宝珠を総動員して、一斉に解析魔法を発動する。王都全域を対象として、肉体的に強固な生命体をレーダー検索するんだ。たとえ気配を消していたとしても、あるいは魔法効果で認識できないとしても、相手が生きた生物である限り、決して逃れることはできない」


このように説明すると、既に計画を聞いているはずのラクティフローラでさえ、愕然として呟いた。


「な、な……なんという壮大な魔法でしょうか……知恵と技術と財力と、そして実行力がなければ、不可能な所業でございますわ」


「いやはや……もう、よくわからなすぎて、言葉も無いな」


「いいから、ちゃっちゃとやっちゃって、結果だけ教えてよ」


ローズはただ茫然とするだけだが、ダチュラに至っては理解するのを諦めて結果だけを求めている。その他の面々は文字どおり言葉も無かった。


僕は早速、王都全域のレーダー解析を実行した。


街灯として設置された宝珠の一つ一つが、携帯端末として起動し、個別にレーダー検索を開始する。各宝珠のレーダー範囲は半径約1キロメートルだが、それらを巧みに並べたため、全体の効果範囲は、1ミリの隙間もなく王都を丸ごと包み込んでいる。


今現在、王都に存在する全生命体を、虫一匹逃さず検索してしまうのだ。


その結果をテーブル上に地図情報と一緒に映し出す。


全ての生命体では煩雑すぎる映像になるので、推定レベルが10を超える存在のみを表示することにした。


「うお!これが今、王都にいる人間の反応なのか?」


「うん。強さに比例して光の点が大きくなるように表示した。これなら、わかりやすいだろ?」


感嘆するローズに表示内容を説明した。


地図上には、様々な光の点が表示されており、特に宮殿内にある王女の屋敷が一際強く光っていた。


「ここ、めっちゃ光ってるけど、私たちってこと?」


目に見える結果を見て、ダチュラは楽しそうな声で質問する。


「そうだよ。マナに関する部分が解析できないけど、肉体情報から、ある程度レベルの推定もできるんだ。ここには推定レベル40越えの猛者が揃ってるからね。特に百合ちゃんの強さが尋常じゃない」


「なるほどねぇーー」


「同じく宮殿内には、勇者である桜澤さんもいる。他には、街の中を巡回警備している騎士や兵士がいるね。酒場に強い反応が多いのはハンターが集っているのかも。それ以外の弱い光は、全て一般人だ」


皆、様々な場所に表示された光の点を面白そうに眺めている。こういうモノは初めて見た時、意外とテンションが上がるものだ。


「さて、これでも数が多い。推定レベルを40以上に絞り込もう」


システムの出力条件を変えると、表示されていた光の点がいっきに数を減らす。強く光る点のみが十数件残った。


「国家の英雄クラスが、これだけ揃っているのも、さすがは王都って感じだな」


僕自身も感心しながら、現在、王都に滞在している推定レベル40以上の存在を確認した。


まず、今、僕たちがいる王女の屋敷がすごい。ウチの嫁さんと牡丹は当たり前として、ローズ、フリージアさん、ルプス、フェーリス、カエノフィディアだ。


さらに城下町には、それぞれ自邸に戻っている騎士たちがいる。騎士団長ロドデンドロン、第一部隊長ソートゥース、第三部隊長コリウス、第五部隊長ライラック。そして、王国の勇者ベイローレルである。


ハンターの反応は無い。”斧旋風”バードックも既に王都から旅立ったようだ。


残るは宮殿内に宿泊している桜澤撫子さんだけだった。


「これだけか……」


他に強者はいない。純粋な生命反応として、物理的に強い存在は発見できなかった。


「気になるなら、もう一度やってみたらどうだ?」


ローズが意見を出してくれたが、僕は否定した。


「いや、街灯として設置した宝珠には百合ちゃんのマナをチャージしていない。数が多すぎたからね。マナ濃度の低いこの地域では、1日に1回が限度なんだ」


そして、王女が手を叩きながら総括してくれた。


「ともあれ、この結果が全てですわね。既に『幻影の魔王』は王都を出ている、と考えるのが妥当でございましょう」


皆、一様に頷いた。


少々、拍子抜けではあるが、とりあえず脅威が去ったことを確認できたのだ。僕たちが王都を離れても問題ないことがわかったのは幸いである。僕は最後にこう告げた。


「そうだね。今後も定期的に王都全域の大規模解析は続けていくよ。いつまた魔王がやって来るか、わからないからね」


こうして『幻影の魔王』についての捜索はいったん終了となった。




その翌日、僕はラクティフローラと共に国王に呼び出された。

帝国の件で話があるという。


この日は、なんと謁見の間での会見であった。まるでRPGの王道展開のように玉座に座った国王と対面した。彼の前に厳かに跪き、僕は丁重に挨拶の言葉を述べた。


思えば、この世界に来て以来、このシチュエーションは初である。嫁さんも連れて来れれば、さぞ喜んだに違いない。


「シルバープレートハンター、レン・シロガネよ、そなたに我が王国の第一王女ラクティフローラの護衛を頼みたい」


「…………え?」


国王の意外な言葉に僕は頭を上げて聞き返してしまった。


「護衛とは……王女殿下は、どちらに向かわれるのでしょうか?」


これには、国王の横に立っているラクティフローラが答えた。


「おにい……う、うん、シロガネ様、わたくしは北の帝国『イマーラヤ』に使者として派遣されることとなりました。そこで、わたくしの護衛をお願いしたいと陛下は仰せなのです」


僕はようやく理解した。ここ数日、彼女が奔走し、国王を説得していたのは、これだったのだ。それなら先に言っておいてくれればよいものを、おそらく僕を驚かせたくて黙っていたのだろう。彼女は幾分、僕の顔を見ながら笑っていた。


そして、国王が自らその施策を解説した。


「帝国が既に勇者を召喚している事実、さらにクシャトリヤ家の令嬢、ピアニーを連れ去った者どもが北方に逃走している件、これらに関連性があるのかは不明であるが、『勇者召喚の儀』が関わっている以上、我が王国として、帝国に対し、正式に事の次第を問い合わせる必要がある。これには、同じくクシャトリヤ家の血を引く我が娘、ラクティフローラが適任なのだ」


「……ということを、わたくしの方から進言したのです」


「なるほど」


国王の説明に王女が一言付け加える。僕は一瞬、苦笑しながら納得した。


確かに僕たちだけで行動するよりも、王女を連れて正式に訪問した方が帝国との交渉を進めやすい。なかなかに妙案だ。


「これは、そなたにしか頼めぬことだ。国家の極秘事項である勇者の件と魔王の件、それを知る数少ない者であり、魔法に関する見識が深く、我が娘からの信頼も厚い。これほどの適任者は他におるまい」


さらに国王が僕を持ち上げてくれるので、気持ち良く快諾した。


「かしこまりました。このたびは王室御用達の商人ではなく、一人のハンターとして、そのご依頼、謹んで承ります」


国王は満足そうに頷いた。そして、横にいる宰相ゴードが僕に告げた。


「騎士団からは勇者ベイローレルを付ける。よく連携を取られるがよい」


「了解しました」


彼にも頭を下げる。騎士団からの護衛がベイローレルだけなのも、おそらく王女の取り計らいであろう。


「うふふ。では、シロガネ様、よろしくお願いしますね」


「はい。こちらこそ、よろしくお願い申し上げます」


嬉しそうに微笑むラクティフローラに僕も微笑を返した。すると、国王は満足そうに立ち上がった。


「レン・シロガネ、そなたは国外から来たにも関わらず、我が王家への献身と働きは、称賛するに余りある。よって、そなたには我が王国より称号を授けることとする」


「「え…………」」


これは誰も事前に聞かされていなかったようで、同席している王女も宰相も含め、全員が目を丸くした。


「そなたは、我が国の”聖賢者”である」


「まぁ!!!」


驚く僕よりも先に甲高い声を出したのはラクティフローラである。そして、彼女はすぐに解説してくれた。


「”聖賢者”とは、”大賢者”を超える称号!我が国の歴史上、未だその名を頂戴した偉人はおりません!!」


これまた、とんでもない称号が出てきたものだ。かつては”偽りの勇者”として指名手配されていた僕が、”大賢者”以上の名誉を与えられるとは。しかも、なんだか聖人君子を思わせるような大それた称号ではないか。


「陛下、私はただ、自分と家族の利益になることを優先し、実行してきただけの男です。いささか過分な評価ではないかと恐縮している次第なのですが……」


僕は正直な感想を述べた。ハッキリ言って、そこまで期待されるのは荷が重い。称号を獲得したら新しいスキルが発現する、みたいなゲームのような展開があるわけでもないのだ。


これに国王は不敵な笑みを浮かべて言い返した。


「謙遜するでない。それとも不服と申すか?」


「と、とんでもないことです!ありがたく頂戴致します!」


つい反射的に受け入れてしまった。これにて、僕の二つ名は、”商賢者”から正式な称号としての”聖賢者”に変わるのだ。


「うふふふふ。”聖賢者”だなんて。さすがですわ。うふふふふふふふふふふ」


国王の横では、王女がウットリした様子で顔をニヤニヤさせながら、僕を見つめている。余程、僕の称号が嬉しかったのだろう。


用件が済んだ僕は退出しようと挨拶した。ところが、それを国王が呼び止め、さらに彼は宰相と王女に告げた。


「レン・シロガネと話がある。お前たちは下がりなさい」


命じられた二人は不思議そうな顔をしながら先に退出した。なんと僕は国王と二人きりになってしまった。


これはさすがに、とてつもなく緊張する。大国の為政者から、マンツーマンで話があると言われて、平常心でいられる人間がいるだろうか。そもそも、いったいどんな話があるというのか。


「レンよ、そなたはラクティフローラをどのように思っておるのか?」


ヤバいヤバいヤバい!

なんとなく、そういう予感はしていたが、案の定の質問だった。最近、ずっと彼女の家に泊まりっぱなしなのだ。家族連れとはいえ、怪しまれない方がおかしい。


「あ……えーー、それはですね……」


僕は返答に窮し、固まってしまった。

すると、国王はさらなる突っ込んだ質問をした。


「我が娘を娶る気はあるか?」


これは本当にヤバい。称号の件も含め、僕は想像以上に国王から気に入られてしまったのかもしれない。これを拒んだら、せっかく今まで築き上げた王国での立場はどうなるのだろうか。


一瞬、様々なことが思い浮かんだが、やはり嫁さんを裏切るわけにはいかない。ここは潔く正直な回答をしようと決断した。


「お、畏れながら申し上げます。私が生まれた国では、妻は一人というのが絶対的なルールになっておりまして、他の女性を妻に迎えることは断じてありません。また、王女殿下とは家族ぐるみで親しくさせていただいておりますが、決して、やましい関係ではありません。互いの魔法に関する見識を披露し、日々、高めあっている間柄です」


少し現実と表現を変えている部分もあるが、全て真実だ。これを国王はどう受け止めるのだろうか。


「そうであったか……そなたなら、よいかと思ったのだがな…………」


とても残念そうに呟いただけであった。そして、一呼吸置いた後、最後にこう告げた。


「手間を取らせたな。では、我が娘のこと、くれぐれもよろしく頼むぞ」


「はい。身命を賭して、お守り致します」


そう返事をした後、国王が謁見の間を退出するのを跪いたまま見送った。


そして、外で待っている王女と合流し、馬車に乗った。ラクティフローラのテンションは、それはそれはすごいものだった。


「はぁーーっ!もう!お兄様が”聖賢者”だなんて!ようやくその素晴らしさをお父様も認めてくださったのですわ!こんなに嬉しいことはありません!!」


「うん……ありがとう」


「そして!これでついに!ついについに!お兄様とお姉様にご一緒して旅に出る夢が叶いますわ!!」


「ははは……。楽しそうだな」


「不謹慎だなんておっしゃらないでくださいましね!ピアニーには悪いですが、これは、ずっと勝手な外出を禁じられていたわたくしにとって、千載一遇の好機なのです!国外には未だ出たことがありませんので、ワクワクしてきましたわ!」


「まったく……しょうがないお姫様だな」


「あ、ところで、お父様のお話とは、何でしたか?」


当然のごとくラクティフローラから先程のことを聞かれたが、僕は微笑して答えた。


「君のこと、くれぐれもよろしくってさ。なかなか大事にされてるじゃないか」


「まぁ、そうでしたか。わざわざそのために……」


王女は少し照れて笑顔になった。

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