契約

「君が守る価値ある存在なのか。確かめさせてくれ。アカバネハル。君は、何者なんだ?」

その言葉は、ハルの心に深く突き刺さるような感じがした。大抵の人間は、自分が誰であるのかを知っている。誰から生まれ、どこで育ち、どこへ向かおうとしているのか。向こう側であれば、ある程度大人になるまでの道筋はほとんど用意されていて、素行に走らなければ道を踏み外すことはない。それはとても幸運なことだろう。この世界に来てそのことを良く知らされた。かつて向こう側でも、人類はこの世界と同じような時代を生きていたのだろう。だが、ハルは今、道を踏み外したわけでもないのに、己の道がわからなくなっている。いつからか、考えるようになった。自分が何者であるのかを。

「奴隷商との一戦で、何人かを捕えた。捕らえた者達を拷問してある程度情報を手に入れたが、上下関係や因果関係が見えてこない。旧アストレア領に君を手配する触れが出回っているのも偶然ではないだろう。君がなぜ、アストレアの王位継承者になっているのか。そのあたりを説明してもらおうか。」

説明、と言われても、正直ハルもなぜそんなことになっているのかわからないのだ。異世界へ連れてこられて、突然王女に仕立て上げられた。それを話すのは簡単だが、理解してもらうのは難しい。今までも何人にも同じことしてきたが、毎回どう説明すればいいか悩むほどだ。今回は、いったいどこから話せばいいだろうか。

「話をして、理解していただければ、こちらの要求は呑んでもらえるのでしょうか?」

「要求というのは、アストレアの連中から、君を守るというものかい?私としては、君を庇護下に置き、連中の手から遠ざけることなど容易いことだ。それは、この街に住んでいれば、誰しも平等に与えられる権利。このような場を設けなくても、君が鷹の団の一員であるならば、私は王国の魔の手から君を守ることを誓おう。私が聞きたいのは、なぜ、王位継承権を持つものがこの街にいて、王国から迎えが来ているのに、家へ帰らないのかということだ。」

「それは、・・・私は王族なんかじゃ。」

「王族ではない。なら君は何だというのだね?自分がド田舎生まれの生娘だというのなら、鏡を見ることをお勧めするが。」

要するにこの見た目で、一般人を装っても無理があるということを言いたいのだろう。この世界にアルビノがどれくらい知られているのかは知らないが、普通の人間には見られないのだろう。

やはり、全て洗いざらい離さなければ、話が進まないだろう。信じてもらえるかどうかはこの際考えても意味がない。どうせ真実なんてハルにもわからないのだ。今まで、ここまでやってきたことを全て話してしまえばいい。

「私は、向こう側と呼ばれる異世界から来ました。」

「・・・なに?」

向こう側、という言葉にミズハが僅かに反応したような気がした。

「ごく普通に生まれ、ごく普通に生活してきて、突然誘拐されて、誘拐された先がアストレア王国でした。私は、この世界にどうやって来たのかわかりません。運よく鷹の団に拾っていただき、こうして縁あってあなたの元へ来ました。」

先ほどとはうってかわり、ミズハは何かを考え込むように眉根を寄せていた。何を考えているかまでは読めないが、ハルは言葉は重ねるだけだ。

「私は、王族から逃げてきました。あの国がどういうものか、私にはわかりませんが、国王と呼ばれていた若い男に違う名で呼ばれ、娘扱いにされるのが嫌で、あなたに手を貸してもらおうとしています。」

「・・・ふむ。・・・ふむ、ふむ、ふむ。」

「信じられないのはわかりますが、それ以上の説明ができるほど口が達者ではないので。私の目的は元の世界に帰る事ですが、それ以前に、この世界での自由を保障してほしいのです。」

自分で言っておきながら、とんでもないことを口にしたものだ。要は自分のために、絶対的なパトロンになってほしいと言っているのだ。衰退しているとはいえ、一国からの厄介を払いきれるくらいの援助をしてほしいと。だが、それだけの価値がハル自身無いとわかっている。知恵もなければ、純粋な力も持ち合わせていない女を助ける道理などない。ハルが切れる札は、異世界からの住人であるということだけ。ついでに色物という面。後者は、先ほどのミズハの反応を見て、多少は使えそうだがどこまで言っても子供っぽい自分は、そこまで求められないだろう。だが、前者は唯一無二と言っていいも過言ではない。この世界にハルの他に向こう側から来た人間がいるのなら、ハルの悩みはそれほど重くなかったはずだ。異世界の住人というのは、彼のような人物には喉から手が出るくらい貴重な存在なはずだ。

だからこそ、彼の今の反応は想像通りだった。驚くのではなく、ちゃんとハルの言葉を噛み締めて返答を考えている。未知の存在に出会ったからこそ慎重になり、無下に強い態度を取らずに、いかに自分に理があるように会話を進めて行けばいいか、そのことに注視する。ルーアンテイルの首長という人物を、高く買っていたからこそ取れる誘導尋問だが、博打であることには変わりない。現にこの後のことは何も思いつかない。なるように話をするしかない。だが、ミズハは思っていた以上に考え込んでいて、一向に次の句を発さなかった。

「向こう側・・・ふむ。・・・うーん。」

「・・・あの?・・・大丈夫ですか?」

「む?・・・あぁ、すまない。いやぁなに、実に興味深いことを話してくれたね。」

「興味深い、ですか?」

「そうとも。私は、皆には商人として認知されていることが多いが、実はこの街の首長になってからはひそかに探究者としても活動していてね。様々な知識欲が湧き上がって、様々な学問や研究に勤しんでいるのだよ。」

「探究者っていうのは、考古学者みたいな感じですか?」

「もちろん歴史にも興味はあるが、それは私の欲求を満たす一部でしかないよ。私はあらゆるものに探究心を見つけているのだ。それで・・・。うん、異世界と言ったね?」

「はい。信じられないでしょうが。」

「あぁ、信ずるには値しないことだ。おとぎ話と言われれば、なかなか面白い発想だが。だが、・・・私はそうは思わない。」

「え?」

ミズハ体を乗り出して、ハルに迫る勢いで顔色を変えた。まるで喜んでいるかのような態度は、年相応の者には見えなかった。

「君の話は、私に中にあったおとぎ話のような、一種の可能性を現実のものにして見せたのだよ。わかるかい?」

わかるはずがない。おとぎ話と思われた方が、まだこちらとしても反応がしやすいのに。頭のいい人間と話をするのはやはり疲れるものだ。だが、彼の豹変した態度からは先ほどまでの刺々しさは感じられなかった。

「えっと、つまりどういうことですか?」

「未だかつて誰も見たことが無い世界。人類の新たなる旅路。あぁ、想像しただけでわくわくするねぇ。叶うものなら、私が生きているうちに、いろいろと白日の下になってほしいものだ。」

ミズハは、いつの間にか自身の頭の中でエキサイトしてしまっていた。もはやこっちの言葉も届かなくなっている。いったい何が、彼をこんなにも白熱させているのだろう。

「ミズハ様、お気を確かに。いつもの悪い癖が出ておりますよ?」

今までずっと黙っていたレイバスが、助け船を出してくれた。彼の言葉でミズハは熱狂した動きをパッと止め、

「いやぁ、すまないすまない。みっともない所を見られてしまったようだ。こういうのは私の性分でね。今更隠せるものでもないから許してくれ。」

「いえ、いいんですけど。」

「まさか、異世界から人が渡ってくるなんて。一体どんな方法を使ったのだろうか。そうだ。ハル君。君はまさか魔法士なのかい?そうだとしたら、やはり魔法によって世界の繋ぐ門を開けるということなのだろうか。あぁ、素晴らしい限りだ。」

本人の言うように隠さなくてもいいが、せめて自重はしてほしいものだ。今はそれどころではないのに。だが、ミズハがぺらぺら話してくれるおかげで、ハルの中にもある疑念が生まれてくる。

「あの、否定しないんですね。異世界の事。私はとしては、そんなものありえないと思うのですけど。」

いままで誰に話しても、眉唾物だった。だがミズハは否定しないどころか、あるものとして話を進めている。

「世界を割ってきた君自身がそれを否定するのかい?それはなんというか、・・・。・・・さっき、誘拐されたと言ったね。君は自分の意志で世界を渡ってきたのではなく、何者かによってこの世界へ連れてこられたということかい?」

「たぶん、そう言うことになると思います。」

「だとすると、世界を渡る魔法を知っているのは、王国の魔法士か・・・。よりにもよって奴らがその境地へ到達するとは、忌々しい。」

理解が早くて、説明が省けるのはいいのだが、いちいち話が脱線して一向に進まない。頭のいい人間の思考回路は予測ができない。彼のような変な人ならなおさらだ。もう少しこっちのことをきにかけてほしいものだ。

「私は、どうやってこちら側に来たのか知りません。友人から、私は魔法の才能があると言われましたが、この世界にくるまで、私は魔法の存在自体知りませんでした。なので、これ以上何も言えることはないです。」

「なるほど。君の境遇は理解した。そして、君は気づいていないだろうが、大きな情報を私にもたらしてくれた。それだけで値千金と言える。私はそれに応えなければならないね。」

「応えるって、まだ何も要求したわけじゃ・・・。」

「君の立場の保証をすればいいのだろう?仮に君が王国に掴まっても、助け出すために最善を尽くす。そういう後ろ盾が、君は欲しかったんじゃないのかね?」

確かにそうなのだが、正直納得がいかなかった。先ほどまで、硬い姿勢を示していたのに、いったいどの情報がお気に召したのか、ハルには理解できていない。彼の言うように、後ろ盾となってくれるというのならうれしい限りだが、ただはいそうですと承諾してしまうのは早計過ぎる。

「それに、どうしてリベルトが私を頼ってきたのかも見当がついたよ。君が抱えている問題は私のような、顔が広く、経済力がある人間でないと解決できないだろうからね。」

「・・・リベルトさんが、頼った?」

「なんだ、聞かされていないのか?彼は、自分じゃ力不足だと悟って、私の手を借りようとしたのだ。単に守るという役割を私に託すだけでなく、君をどうにかできないかとね。彼とは古い仲だが、無条件で要求を呑むほど私の腰は軽くない。君を抱え込んで、私に理があるかどうかを確かめたかったんだ。」

あのリベルトがそんなことをしていたとは驚きだが、きっとだいぶ前から考えていたことなのだろう。もしかしたら、私が傭兵になった時から、気にかけていてくれてのかもしれない。

「そう、だったんですか。結局、踊らされていたんですね、私は。」

少しは大人と面と向かって、話ができるようになりたいと思っているが、現実はそう簡単じゃない。どこまでいっても自分はまだまだ子供の域を出ないということだろう。

「何の話だ?そんなことより、どうして私が、異世界を否定しないのかだったな。これはまぁ、説明が難しいんだが、ある、と言うべきかな?」

「・・・なにが?」

「異世界の可能性を示唆するおとぎ話がだよ。」

「・・・それはおとぎ話なんじゃないんですか?」

「そう、思うかい?」

火の無い所に煙は起たない。噂やおとぎ話には、必ず何らかの出どころがある。だが、おとぎ話を人の想像力ではなく、異世界の可能性と捉えるのは、切がないだろうに。

「昔、古い魔法士が、異国の王が語り掛けてきたという、与太話をしたことがあった。長距離の魔法による通話は、魔法学において画期的なものだった。だが、その魔法士はその魔法を確立できなかった。それは、単なる偶然だった。偶然、異国の王と会話ができた。しかし、不思議なことに異国の王は、どこにもいなかったのだよ。王は魔法士に名を名乗ったそうだが、そんな名前の王の国は、この世界のどこにもなかった。じゃあ、あの王はどこのどなた様だったのか。魔法士は、魔法士であることをやめ、小説家になったそうだ。」

「それは、お気の毒に。」

突っ込みどころ満載な話だが、ミズハが作り話をしているようには思えない。要するに、その作家が作り出した異国の王との話が、異世界の王との話なんじゃないかということだろうに。それだけで、異世界はあると断定するのは、無理があると思うが。

「ちなみに、小説内では、大国の王と称されている。名前は、ヒミコ。」

「・・・えっ?」

ヒミコという言葉を、まさかこの世界で聞くことになるとは思わなかった。

「ヒミコって。まさか、本当に?」

「心当たりがあるのかい?」

「・・・私のいた世界で、かつて存在したと言われてる偉人です。」

日本人ならば、知らない者はいないだろう。歴史的にいたかどうか怪しい所ではあるが、多くの人に認知されていることは間違いない。だが、彼女が実在したのは、今から二千年近く昔の話のはずだ。

「偶然・・・にしては絶妙に胡散臭い気もするけど・・・。」

「偶然なんかで片づけてしまうにはロマンに欠けると思わないか。」

ロマンとかはともかく、以前エイダンにジャンヌという戦女の話をしたときも、もしかしたらジャンヌダルクなのではないかと思ったのだ。どちらか一方だけであるなら、単なる偶然としていたかもしれないが、もしかしたら似たような事例が他にもあるのだろうか。だとするならば、彼のように異世界の存在を信じる者もいるのかもしれない。

「君の存在は、異世界があるかどうかの是非をほのめかす大きなものだ。そして、私としては君と関係を持つことで、探求家として大いに理があると言える。その為に王国の手のものから守るのもやぶさかではない。」

「それは、うれしいですけど。王国と争うことになるんじゃ?」

最悪の場合、戦争とかに発展したら、ハルとしては責任など取れないし、恨まれるようなことにもなりたくない。そんな私情目的で関係を持ってもいいのだろうか。

「全く君は、そんなことを考えていたのかね。私を誰だと思っているんだい。ルーアンテイルの首長が、あんな廃れた王国を恐れるとでも思っているのかね?」

「怖くないってことですか?」

「ああ。例えかつての全盛期の王国が相手であっても私は臆することなどないだろう。私の力を舐めないでくれたまえ。」

「ご安心ください、ハル様。ミズハ様はこう見えてできるお方です。」

最後のレイバスのフォローによってすべてが台無しになった気がしたが、当の本人は、誇らしげに胸を張っているので、これで良しということだろう。

「じゃあ、・・・。」

「あぁ。君を庇護すると約束しよう。レイバス、契約書の準備を。」

「かしこまりました。」

契約の準備をする間のミズハの表情は、初対面時の明るいものに戻っていた。それを見て、ハルもようやく肩の荷を下ろすことが出来た。緊張していたわけではないのだが、人生における大きな転機になりうることだったので、知らず知らず気を張っていたようだ。

「ところで、ハル君?」

「はい。」

「先ほど、友人から魔法の才能があると言っていたな?」

「はい、才能って言っても、偶然発動したところ見ていただけなので、友人が少し誇張しすぎているんですよ。」

分かりやすく説明するために、才能、という言葉を使ったが、本当に才能があるものなら、疑問もなく扱えていることだろう。

「いや、どれだけちっぽけなものであれ、発動できたといのうなら、それは才能と呼べるだろう。もともと魔法はそういうものだ。都市街にある、魔法の研究機関にいるものでさえ、一人が扱える魔法はごく少数だからな。」

「魔法の研究機関?」

「大学だよ。私が自腹を切って設立した由緒ある学舎だ。国中から魔法が使えるものをかき集めて、研究をさせている。入れるものは当然、魔法の才のがあるものだけなのだが・・・。君、そこで魔法を学ぶ気はないかい?」

魔法を学べる大学。まるで小説の世界の話のようだ。この世界では義務教育のような普通の学校はないのだが、そう言った専門的な学校があるとは驚きだった。

「でも、私傭兵をやめるつもりはないんですけど・・・。」

「別に構わんさ。正式な魔法士にならずとも、魔法の才能さえあれば問題ない。それに、君にとっても、魔法を学ぶのは理があることだと、私は思うがね?」

ミズハの言うことは確かに一理あるかもしれない。この世界にあって、向こう側には無いもの。向こう側であれば、世界を渡るなんていうことは、想像にも難しいけれど、この世界にしかない魔法という技術によって、元の世界へ帰る方法が見つかるかもしれない。

「その表情、興味が出てきたようだね。必要ならば私が推薦状を書いてあげよう。」

「いいんですか?そんな、至れり尽くせりしてくれるなんて。」

ミズハに気に入られたのか、それとも単に親切心なのか。どちらにしろ、ハルには良いことずくめだが、うまいほど疑うことを忘れてはいけない。この人は、仮に人が良かったとしても、根は商人だ。理があることにしか手をつけたりはしない。

「推薦状を描くのなんて、契約書を書くついでだ。大した労力にはならんよ。それに、君には期待しているのだよ?」

「期待、ですか?」

やはり、ミズハ不敵な笑みを浮かべていた。今のところ悪い所は見当たらないからいいが、後で何らかの見返りを要求されるに違いない。だが、それでもかまわない。

「よろしくお願いします。」

「ふむ。レイバス。別に羊皮紙も用意してくれ。それと、私の印もな。」

大きな進歩と言えるのではなかろうか。実際には、まだ何も始まっていないのだが、ようやく進むことが出来るのだ。仕事は傭兵。後ろ盾となる存在もいて、未知の力である魔法の研究。これからひどく忙しくなることだろう。元の世界へ戻るための新たな歩みを始めるのだ。

それからのことはスムーズに進んでいった。慣れない羽ペンで契約書を書き、魔法大学への推薦状に加え、自由に城砦街を行き来できる通行証と、リベルトへの手紙を預かり、ハルはようやく拠点に戻ることが出来た。方々にいろいろと報告する前に、自室で寝台に横になってしまうと、気づかないうちに眠りに落ちてしまっていた。目が覚めた頃には、既に日が沈みかけ、一日が終わりを迎えていた。嵐のような一日だったのは確かだが、今日ほど達成感のあった一日は初めてだっただろう。

明日は、魔法大学へ行き、ミランダという女性に会わなければ。彼女は大学で最も優れた魔法士として羽振りが利くらしく、ミズハが一番信頼における者らしい。まぁ、彼曰く、変人らしいが。変人に変人を紹介されて、先が思いやられるが、自分の命を狙ってくるわけではないのだ。気楽に会いに行けばいい。知れるのであれば、全てを知りたいものだ。向こう側では、勉強はそれほど得意ではなかったが、今回はそうも言ってられない。元の世界へ帰りたいという気持ちが消えない限り、この歩みを止めることは出来ないのだから。

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