些細な感情を彩る言葉の数々

他人の精神は分かるモノなのだろうか。
この世界にはどんな幸福があるのだろうか。
そんな全てを受け止める「私」とはどこにあるのか。

この作品を読んでいる中で浮かんだ言葉です。しかそ、僕が思うにこれらに答えは無いんですよね。
でも、考えることで何か新しい言葉に変えることができます。
それだけでも、十分に救われるものです。
僕としては、そんなヒントが所々にある作品だなぁと思いました。

これ以上は、語り得ない所です。


『その瞳には何も映っていなくて、こちらを見ているのか、私には分からない』
『離れて見えてくるモノもある』
『今のこの私は私だけだ』

そんな言葉の数々が、心の何処かに響いて、全ての者は全身全霊でこの世界に生きているのだと、そう実感させてくれるでしょう!

非常にオススメです!