第5話 クラスメートと相席

ブルブル


デバイスが揺れる。

どうやらできたみたいだ。


俺はざるうどんを貰うと空席を探す。


キョロキョロ


発見するが相席になってしまう。


俺はNO覚悟で聞くことにした。


「相席していい?」


「ああ、いいぞ」


ラフに言ってくれる。


俺は座る。


「ありがとう、名前は颯颯 疎、一年E組」


汁につけ、食べようとする。


「くくく、俺の名は羽差 外井礼(わさ といれ)だ、同じクラスだな」


「ごほごほ」


むせてしまう。


「ん、大丈夫か?」


「ああ、大丈夫だ」


名前強いな。食事中で外井礼って、


ごくっ


俺は生唾を飲む。

一旦落ち着こう。


そして俺はなにごともなかったようにうどんをすすっていく。


「そうだ、明日の朝登校する前に俺の部屋に来てくれ」


「はい」


相席を許してくれた恩があるから行こう。

わからないから、一年のフロアに行けばいいな。


俺はさっさと食べ終わるとトレイに器を乗せて返しにいく。


俺はショッピングモールに向かうことにする。

歩道を歩いていくとグラウンドなどの施設の横を通っていく。

ショッピングモールへは寮から校舎よりも距離がある。


二十分近く歩くとやっと着く。

晩飯を買いに来た。

一階にあるスーパーのところで冷凍食品などを買っていく。

自分の部屋に送られるようになっているので、手ブラで帰ることができる。


俺も部屋へ送るようにして帰る。


まだまだ明るい。

太陽がサンサンとしている。

けれども明日からはカーストがはっきりするだろう。

一年は希望に今はなっている、『スキル楽しみ』とかな。

そんな希望は明日の授業から変わる。

蔑む人やいろいろな人に変わるだろう。

俺は今の雰囲気を感じていくようにゆっくり部屋に戻る。









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