第4話 寮にて

全熱先生は紙を回収していく。


全員の分がちゃんと回収したか再度確認すると、


「今日はもう終わりだ、デバイスを使い、寮に行くように」


俺はすぐ寮の場所を確認する。

男女でわかれているみたいだ。


俺はすぐ立ち向かうことにする。

七階から向かうとなると時間がかかる、浮遊系のスキルはいいよな。

攻撃系は決闘時以外使ってはだめだが危害がないスキルは普段から使用が許可されている。


でも関係がないから俺は早歩きで向かう。


校舎を出るとランニング程度に走る。

歩道はあり、その上には満開の桜があった。


そして十分ぐらいで着く。

寮から教室まで十七分かかるのか。


寮は紅魔館を模した感じだ。

寮に入るとまずロビーだった。


それで壁の方を見ると張り紙があった。

見ると三年、二年、一年がどこか書いていた。


一年は奥の方だった。

まぁ、初めてなので心身クタクタになるだろう。

けれど俺にはスキルがある。

『魂回復(ソウルヒール)』

体と気持ちの疲れが取る。


一年フロアには組別に部屋の場所が書いてあった。


早歩きで自分の部屋へ向かう。

やはり数分歩くみたいだ。

自分の部屋は自分デバイスでしか開けれない。



そして俺は自分の部屋に入る。

1LDKの個人部屋だ。

学生にとっては大きいかもしれない。


自炊するのもよし、ロビーの横には食堂に行くのもよし。

そんな感じで、門限は次の日に遅刻しなければいい。

そんなゆるゆるのところもある。


この学園にはショッピングモールが入ったりしている。

外部の者も普段ならショッピングモールに入れるのだ。

学生のスキル保有者に会えるのでちょっとした町おこしになっていた。

大仏とか鹿では現地の人は飽きているのでちょうどいいだろう。


まだお昼なので食堂にいくことにした。


行くと大勢の人で溢れかえっていた。

行事がある春日大社並みになっていた。


ここの食堂は販売機で買い、順番が来るとデバイスから通知が来るようになっているみたいだ。


俺は販売機の行列に並び待つ。

やっと、自分の番が来ると俺は迷いなくざるうどん大を買う。

そして行列から抜け、デバイスから通知があるまでボォーとする。










  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る