第2話 謎の先生現れる
俺は体育館の前につく。
「君は新入生だね」
声をかけてくる。
俺は先生?みたいな首が長い人に聞かれる。
「はい、そうですけど?」
「そうか、俺は麒麟川(きりんがわ) キリン、保健科を担当している」
やっぱし、先生か。手にはスマホ型のデバイスと人参を持っていた。
「君は一年E組だから、体育館の左側の後ろから三番目の席までなら座っていいから」
「はい、わかりました」
俺は麒麟川先生に軽くお辞儀をして体育館に入る。
キリンは強いから、怒らせないようにしよう。
スキルもきっとキリンに関することだろう。
後ろを振り向くと人参を食っていた。
体育館はライトに照らせれており、なんでカーテンを閉めているのかわからない。
太陽光を使えよ、電気代無駄になるぞ。
俺は言われた席を見ると残り五席ぐらいしか空席がなかった。
できるだけ後ろの空席に座ることにした。
なんでスキル保有者になんてなったんだよ。
俺はスキル保有者にならなかったら、そこらの道端で朽ちているはずだったのに。
なんでなんでなんでだ?
体育館のライトが暗くなる。
舞台に防寒着を着たお爺さんが立つ。
「入学おめでとう、学園長の小早川 家康だ」
名前のことはスルーしよう。
「簡単に話そう、君たちが持っているデバイスでスキルがわかる、それは各教室に着いてからだな、スキルをより良い使い方をして、ぜひ優等生を目指してくれたまえ」
舞台袖に向かい見えなくなる。
スキル保有者が犯罪に走らないこと含まれているだろう。
「では、後ろにいるクラスから先生の指示に従い、教室に向かうように」
司会の人が言う。
「一年E組の人は俺について来い」
目が赤く熱気がある先生についていく。
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