第3話
裏切った魔王は再び老化し、隠居した。殺しはしなかった。殺した所で何も変わらないと思ったからだ。でも実際には元の年齢に戻しただけなので、別に悪い事をしたわけではなかった。むしろ若返らせて悪が復活する事の方がとても悪い事だと思った。そして隠居魔王はもう放っておいて、僕は島の人達を若返らせる事にした。皆が永遠の若さを保てる素晴らしい島になったは良いが、その後元気な若者により、子供がどんどんと増えたちまち島は飽和状態になった。だから僕はこの島を若返らせる事にした。この島は元々はもっと陸があったとか住民からの神話が残っていたので、それを参考にして島を若返らせると島の面積が一万倍ぐらいになった。だからしばらく住民は余裕を持って暮らせるであろう。とはいえ、この島自体が本当の島ではなく、ある種隔離された島なのでそれ以降の事はどうなるか分からなので考えるのはもうやめた。島が広くなったので僕は島探索をする事にした。まず新しく出来たジャングル地帯に行ってみる事にした。そこに入ると猿がいてペットにしようと思ったけど、犬歯をむき出しにしてしゃーってやっていたので、怖かったので、能力を使って猿を従えることにした。その猿は実は能力者で、強大化能力を持っていて、三メートルぐらいになることが出来る事が後で分かったので、能力で従えさせておいてよかったと思った。なぜならばその猿は非常に好戦的ですぐに僕以外の動物を襲うからだった。出てきたワニを手で持って岩に投げつけたり、出てきた象の鼻を持ってぶんぶんと振り回したりして力も凄くて、サイが突進して来ても手で受け止めたりして、やばい猿だった。僕はだからその猿にヤバモンキー略してヤバキーと名前を付ける事にした。でもその猿はとても僕にとってはこれ以上ない味方だから、目の前にヒグマが出て来た時も腹を掌底で貫いて、僕のサバイバル食にしてくれてとても助かった。だが僕が夜寝ていた時、猿が警戒音を上げたので目がパッと開いて目を開けるとそこには巨大なヘビがいた。蛇猿の仲というように、いや言わないか。猿とヘビはとても相性が悪いらしかった。というのも蛇の隊長は80メートルぐらいあってそれはヘビと言うよりドラゴンだった。ヘビは猿を飲み込もうと猿と攻防を繰り広げて、猿はそれを必死でかわし猿まねをした。ヘビは毒を口から発射し猿の目を潰し猿の片目が失明したと思われた。しかし僕の若返らせる能力で猿を傷を受ける前に戻し、逆にヘビを老化させたらどんどん大きくなったので、このヘビは多分赤ちゃんなのだろう。だからヘビを逆に若返らせたらようやく、10mぐらいになった。多分生まれてすぐぐらいなのだろう。この蛇の固体としては。僕は僕の事を見て僕を母親だと思い込んだインプリンティングを利用して、ヘビの母親的存在になり、ヘビも仲間になった。いよいよジャングルを抜け、砂漠地底へと入り込んだ。そして衝撃の次回が待ち受ける事になるとは誰にも、想像だにしなかったはずである。
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