第2話

しかし、やはり元の話をブラッシュアップする事が大事と考え元のストーリーを寝る事にした。

「若返りの薬が手に入ったぞ」

 そう言いながらサメを運転し、元来た島に戻る。

「誰だお前は……」

 島に着くなりそう言われ涙目になる僕。そうか確かにそうだ。そうに決まっている。そうに違いない。僕はそう自問自答した。なぜならば僕はあの島で年が急激に取るという事を考慮に入れていなかったからで、自身の体を具体的には手を見るともう120歳ぐらいの感じでやばい感じで、思考ももうのんびりしていたし、記憶もあまり定かではなかったし、本当によくこの島がある場所へと戻って来れたと思う。

「薬が手に入ったのか。魔法じゃなかったのか」

 そう誰かが言って、確かに僕が手に入れたのは薬ではなくて魔法だったんだという事を思い出し、まずは自分にかけた。するとみるみる皺がなくなって行って、ぴちぴちで水を弾く若い肌へと戻った。

「僕はどのぐらいあの島にいたんだろうか」

「5年はいたんじゃないかな」

 五年……あそこでトーナメントを戦い始めてそんなに時間が経ってしまったのか。

 決勝までは行くのだが、決勝戦で勝つことは中々難しく、毎月開催されるトーナメントへ出場を余儀なくされて気づけば五年もたっていたと言うのか。ああ哀しき。

 しかし、五年とは言え、結果を出す事が出来たのは不幸中の幸いとも言えるであろう。いやむしろ幸運かもしれない。なぜならば、若返り魔法を手にしたのは僕が初めてだったのだから。

「早く、早く。我に魔法を掛けてくれ」

 死ぬ三秒前ぐらいのしわしわ魔王が言ったので、即若返り魔法を掛けたら、魔王は「はっはっは。この世界を滅ぼし皆を皆殺しにしてくれるわ」

 とか約束を破るような言葉を発したので、僕は老いる魔法を魔王にかけた。

「な、何をする」

「いや、約束破るような感じだったから。死んでもらいます。魔王さん」

「ぐっ、ぬかったわ」

 実は僕が覚えた魔法は若返りの魔法というより、年齢操作魔法という事で、それは若返りだけじゃなく、老いさせる事も出来る万能魔法だったのだ。

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