第3話:交番に行ってきました
私は…警察が苦手です。
教職員とか警察とか…そういう存在が昔から苦手でしょうがないのです。
でも、私は交番に行きました。
勿論今回の件でです。
盗撮されたお店の防犯カメラは、個人情報とか諸々の理由で一般人である私が映像を確認することはできないと、店員さんに教えてもらいました。
あんまり大事にしたかったわけではなかったんですが、私が【被害届】や【捜査依頼届】みたいな書類を使用して警察経由ではないと難しいと…。
対応してくださった店員さんはとても申し訳なさそうに話してくださいました。
私はお店の事も、店員さん達の事も大好きです。
いつも優しく迎え入れてくれるんです。
正直、今回の盗撮が公園や駅のトイレとかだったら警察に話に行ったのだろうか…。
苦手な警察の人と長時間話すことになるかもしれない。
そう考えたらかなり躊躇ったと思います。
けれど、大好きな店員さん達を安心させたい。
もし、今度は店員さん達が被害にあってしまったら…。
そう考えたら迷う必要はないなと。
ただ、仕事終わりにコンビニでお弁当温めてもらっていたので、『今度の休日でいいかな』とは思いました。
帰宅したばっかりだったので。
また、寒い夜道を歩いて交番まで行くのか…と。
ですが、母があまりにも母親面して心配している感を出してきていて…その空気感が嫌で『交番の方がマシ』と判断して外に出ました。
交番に到着して、とりあえず女性の方がいらっしゃったので一安心。
でもでも…『あれ、被害届ってどんな風にもらえばいいんだろ?』わからないことだらけ。
正直、市役所の書類みたいに自分で必要事項を記入するタイプだと思っていた私は
「あの…被害届か捜査依頼書を提出したいんですけど、いただけますか?」
と、ある意味直球に切り出してしまい…
すこしざわつかせてしまいました。
とりあえず、盗撮被害にあった事を説明して…。
男性の警察の人は席を外すのかな…とか思ったりもしましたが、そんなことはなく。
まぁ、私自身男性相手でも気にはしないので普通に説明しましたけども。
もし、これを読んだ後に似たような事が…あっては欲しくないですが、交番とかに行くことがあって男性相手だと話しにくかったら、ちゃんとその旨は伝えた方がいいかもしれないですね。
私の場合手続きの手段として、方法が二種類あるらしいです。
被害届と、なんか…難しくて正式名称忘れちゃったんですけど、事件化の一歩手前段階として扱うかの二択でした。
その時教えていただいた説明では、両方とも調査をする内容的には変わらないけど、事件として扱う場合は現場検証とか当時の再現とかの協力をしてもらう可能性があるみたいです。
拘束時間が長くなる可能性もあるから、最初は事件化せずに調査を進めて犯人が特定できたら事件化させる…なんてこともできるんだとか。
トイレでの盗撮ということもあり、警察の方も『実際に、こんな感じで撮影されました。という再現の協力なので、嫌な記憶を思い出させてしまう可能性が…』と配慮してくださいました。
正直、個人的にはそういった部分の協力で何か力になれるのであれば協力すると返事しました。
さすがに、服は脱がなくても大丈夫だと思うので…ね。
そこまでは再現しな…いですよね?
事件化させるか…って話が出た時にどうしても気になった部分があって。
もし、犯人が見つかって逮捕されましたってなった時、盗撮に使用した機材にデータが残ってる場合警察の人が映像確認するのかどうか…。
やっぱり、証拠として確認はする可能性が高いみたいなんですが、女性の方が対応してくださる場合もあるらしくちょっと安心…。
現場再現の場に男性が同席しててもなんとも思わないですが、実際に盗撮された映像はさすがにね…女性の方に確認してほしいじゃないですか。
私トイレで何してたかなんて覚えてないし…。
いや、別にそんな変なことはしてないと思うけれども……。
結局、私は監視カメラの映像を確認することはできないみたいなのですが、後日警察の方が確認しに行ってくださるみたいです。
私はただその結果報告を待つことしかできないですが…。
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