第4話

人生は悲劇であり、喜劇だ。ふざけたこの舞台で、ただ踊るのだ。愛してる。愛してはいる。ただ報われなく、ただただ苦しい。



終わらせたい


愛してほしい


話したい


解放して


別れたい


自由になりたい



感情はぐちゃぐちゃだ。




「ねぇ、愛してる?」


そう聞ければどれだけ楽だろう。


「愛してるよ」


そう言われればどれだけ報われるだろう。


ただただ広いこの部屋で独り、時計を眺め、指折り数えて貴方を待つ。それがどんなに無駄な行為でもそれしか私を保つための方法がないのだ。

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