第一六話 ~植物魔境~
「うッ。……緑くせぇな」
「雑草をすり潰した臭いだな」
鬱蒼とした森のようで森ではない木々のない巨大植物の生い茂る様は正に魔境。
植物が生い茂る場所は異世界の植物であってもジメジメしているのは同じらしく、さっきまでサラリとしていた二人の素肌は湿気を受けて少し湿っている。
「……いけるか? 時間足りるか?」
周囲を警戒しながら今回は植物に触れるということで全指の革手袋越しに巨大植物を触り、大型のナイフでゆっくりその表面に傷をつける俳人。
「なにブツブツ言ってんだ?」
「何でもない……と、白い液体かぁ」
やはり異世界の存在は植物であっても強固なのか、強めに力を入れてようやく植物は傷つき、そこから出てきたトロッとした液体に俳人は残念そうに肩を落とした。
「白いと何かあるのか?」
「異世界だからあまり当てには出来ないんだが、サバイバルにおいて白い樹液ってのは避けるのが鉄則らしいのよ。もちろんこれは一般的に木と言うかは微妙な見た目をしてるが実際には明確に草と木を分ける定義がないからな、今は避けるべきだ」
白い樹液を出した植物を心底忌々しそうに見ながら樹液が飛び散らないようにゆっくりと手を離す俳人は、ナイフに付着した樹液を拭うように他の植物に樹液を擦り付ける。
「ならどうしてわざわざ切ったんだ? 曖昧なら切らずに放置すりゃいいと思うんだが」
「そうだな。例えばここで戦闘することになったとして、振るった木刀や撃った魔法が植物を傷つけ
た時に危険な樹液が身体に付けば危険だ。既知の植物であっても少し目に入るだけで失明する危険性のある樹液もある。その時、最低限周囲に気を配っておいた方が少しは安全だろ」
そしてその他にも俳人には企みがあった。
それは植物の可食調査および植物毒の利用。
日本のみならず今この世界では食糧難の危機に瀕している。
理由は単純かつただ一つ、食糧供給の停止。
現状この世に残された食糧は大きく分けて二つであり、一つが店舗に残された元商品たち。そしてもう一つが自然の動植物だ。
家庭菜園や食用の一次産業者はある程度のゆとりがあるかもしれないが、それは少数と言っても支障のない範囲。
多くの一般人が残された二種類の食糧しか得られず、また外出が危険な今は後者である場所が不確定な自然の動植物の入手は不可能である。
その為急ぎ都市部でも入手可能な安全な食糧の発見が必要なのだ。
魔物の討伐と可食調査はどちらも一般人でも可能だが、手を出す難易度が異なる。
守るためや自由の獲得のために魔物と戦おうとする者は俳人の影響の有無に関わらずこれから現れるだろう。
だが可食調査に関しては容易に手を出せるものではない。
知識がなくても可能な戦闘に対して、知識がなければ手を出そうとはまず思わない可食調査。
知識があったとしても可食調査は難しく、設備も
そんなこと一般人はほぼほぼ行わないだろう。
「うおッ!?
危険極まりない植物も元からこの世界にはあった。
そう言われ、途端にヒナは触れようとしていた植物から指を引く。
さらには今ヒナには周囲の植物全てが酷く恐ろしい存在に見えていた。
「触れなきゃ問題ない、と言いたいところだが……多すぎて触れないのは無理だよな」
周囲の植物の量は『触れなければ良い』と言うには密度が高すぎる。
ジャングル並みの草量は少し歩けばどこかしらが植物と接触するほどのもの。
毒や虫を警戒して上下ともに普段よりも少し厳重な
一応首には包帯を巻いてガードをしているとはいえ包帯のため防御力などないに等しく、気休め程度。
背の高い植物が大量にあるこの場では首から上の防御力のなさが
「ま、気にしすぎてると逆に危なくなるし早く進もーぜ」
「ああ、そうだな。俺たちが優先すべきは最深部の巨大……樹? 超巨大植物の調査だからな」
特殊な植物のその見た目に高揚し思わず本題を忘れかけていた俳人はヒナの言葉で本題を思い出し、植物の調査は軽く済ませる程度に止める。
「地形すら変わった状況で中心に行くのは骨が折れそうだけどな」
「それな。高低差が少ないのがまだ救いだが……障害物が多くて迂回するしかないから中心に行くのがクソめんどくせぇ」
二人が言うように巨大植物の魔境が存在する地は以前までの様な平坦さは有していなかった。
本物の森のように地面は僅かな高低差が付き、コンクリートやアスファルトだった場所はその姿を失い、土を見せている。
幸いにも範囲は超広範囲というほどのモノではなかったため一度深くに立ち入れば二度と出られぬ迷いの森となることは無い。
「ファンタジーだと木に擬態したトレントが襲ってくるとかあるけどそう言うのない?」
「考え過ぎ……と断言出来ないんだよな。
何故かもう既に一部が枯れた植物。
進路を塞ぐように伸びる枝を掴み、ゆっくり下に向けて力を入れるとパキリと音を立てて枝を圧し折る。
既に水分を失っていた枯れ枝は一切の樹液を出すことなく繊維の影響で断面を斜めに形成して本体から離れた。
「つい匂いを嗅いでみようと思ったが未知の植物だしな……未知の微生物とかいたら完全に耐性ないから流石にヤバいよな」
匂いを嗅ぎ、その匂いで危険かどうかを判断しようとしていた俳人だったが、匂いを鼻に送るため扇ごうと手を枝に翳した時に異世界への免疫のなさを思い出した俳人は、動かそうと力を入れていた手を脱力させる。
「加熱しても毒がなくならない可能性もあるからサバイバルの薪にも現状使えないし……そろそろ薄暗いから松明でも作ろうと思ってたけどそれにすら使えない」
「ま、大人しくスマホのライトを使うか魔法で光源を創るしかなさそうだな」
そう言うとヒナはイメージ補強のために上に向けた指の上にペットボトルのキャップほどの直径ながら周囲を照らすには十分な光の球を複数生み出した。
途端に陽光が葉を透過して降り注いでいるかのような明るさが広がる森の中。
魔法が使われたことによって生じた魔力の揺らぎが周囲に伝播し、それを感じ取った異世界の植物たちが外敵を排除するように一斉にヒナに襲い掛かる――などという事はなく、明るくなった以外森に変化はない。
「案外魔法のライトって明るいもんだな。アニメ演出の所為で広範囲は照らせないと思ってた」
「遠くまで照らす光をイメージしたら結構簡単に出来たぞ」
「体調に変化はないか? 気持ち悪くなったりしてないか?」
遠くまで照らせる光源の創造が軽い代償で済むハズがない。
前に風の魔法を使った時も若干ではあるが脱力感を抱いていた。
効力でいえば光の方が範囲が広い、それに伴う脱力感の強さも大きい。
だがヒナはなんともなさそうな表情で首を振る。
「別に何ともない。てか心配しすぎ、心配性な親かよオマエ」
自身は経験がないが一般的なイメージの中だとその表現が最も合致しているだろうと思ったヒナは、それになぞらえるように反抗期の娘のような態度で鬱陶しそうに俳人の頭に緩やかな
「倒れでもしてみろ、流石に植物が密集したこの中を人一人抱えて安全に抜けられる絶対の自信はない!」
情けないことを何故か自慢気に胸を張って堂々と言い切った俳人は、僅かな間のあと顔と頭を防御するように両腕で顔を覆う。
「……なにやってんだ? オマエ」
「いや、てっきりアニメみたいに『私は重くない!』って叩かれるのを予想していた。というよりアニメ展開を現実で出来るかもって若干期待すらしてた」
「へぇ……なら魔法ブースト付けてお望み通り全力でぶっ叩いてやるから顔出せ」
「結構です!?」
早くしろとばかりに掌をめいっぱい開き、手の甲にブーストの風を見えるように色を付けて貯めるヒナの姿に俳人は思わず姿勢を正して敬礼しながら力強く拒絶した。
「……ところでそーいやさ、なんで女って体重気にすんだ? 女は皆着やせするタイプで実は脱いだらはち切れんばかりの贅肉が溜まってるとかか?」
「そんな神秘が存在するかよ……。てかそれに関しちゃ私も知らねぇよ。大方あれだろ。よく分からない『映え』とかのためにスイーツ喰いまくる癖に運動は全くしないから太ってるのか自分がモテない理由を体型の所為にして逃げたいだけだろ? 生憎私はモテたいと思った事も暴飲暴食したこともないから全身余すと来なくスレンダーボディだがな」
「ああ……胸とかな」
「そうそう、胸な。俯せで本読んだりする時に胸ないから段々痛くなるんだよな、巨乳は逆に苦しくなるだろうから要らんが普通くらいのクッション胸が欲しいんだよな~」
やはり二次元的反応を期待してヒナの慎ましい胸に対して身構えながら嘲笑のように笑う演技をした俳人だったが、ヒナの自分の実用性しか興味はありませんと言わんばかりの感想に馬鹿にするような笑みからなんとも言えない微妙な表情に変わる。
そして俳人は現実のままならなさをそんな下らない事から再認識する。
「って、どうしたんだ?」
「イエ、ナンデモアリマセン」
これが
「? ところで……気付いたか?」
「ふぁッ!? ……ア、ハイ。今気付きました」
俳人の表情に首を傾げるヒナはゆっくり速度を落とし、その場に止まる。
思考を放棄していた俳人は無意識のうちにヒナの速度に合わせていて、ヒナの言葉で正気を取り戻し、遅れてヒナの気付きの正体に気付いてヒナと同時に脚を止めた。
「後をつけられている。それも人じゃない、音が殆ど出ない事から言っても大型中型ではなく小型。だが移動速度が尋常じゃない」
周囲の警戒を強める俳人。
そして俳人の台詞の続きを言うようにヒナも呟く。
「後ろにいたかと思えば右前、左後、左前。魔法を使ってるのか知らないが一般人の聴覚じゃ聞き分けられないくらい、同時かってくらいの感覚の短さで別の方向から足音が聞こえてくる」
事実、その尾行者の足音はほとんどズレなく複数の方向から響いていた。
縦横無尽に、不規則に、場所にも距離にも一切の規則性が感じられない。
ただ無秩序に、葉擦れの音にかき消されてしまいそうなほど小さな足音が周囲から鳴り響き続ける。
「音速超えてたらソニックブームで俺らが死んでるからまだ大丈夫……と思いたいが、結局目に見えない速度で動いてることには変わんないんだよな」
事実上不可視の相手と戦えるだけの実力を二人は持っていない。
俊敏に動く相手を捉える動体視力も、不可視すらも捉えることの出来る戦場の
「そもそも意図がよく分からないよな」
「向こう側からしたら俺らは初めて見る生き物。魔力量が乏しく行動が読めない相手だから様子を見てる――というには長い、か」
ヒナが尾行に気付いてから既に五分以上が経過、気付いてから五分という事は実際に尾行していた時間はもっと長いハズだ。
高校中学校にいるメンバーの中では一応の実力者とはいえスタートが皆一般人。
その差は真の実力者からしてみれば微々たるモノ。
正にどんぐりの背比べ。
厳しい自然界に身を置く
隙が大きく、警戒するべきモノに警戒をせず、勘も鈍い。
向こうからすれば格好の得物だろう。
「ハッキリ言って無理ゲーのクソゲー」
今なお周囲から響く足音に俳人は敵わないと悟り、無意識のうちに腕から力を抜き、上がっていた木刀の切っ先がゆっくりと下げられた。
それはヒナも同じ。
油断が祟り、迂闊に縄張りに侵入した事を理解して諦めたように交戦の意思を霧散させる。
「ホント、アイツら連れて来なくて良かったわぁ」
全滅という言葉が脳裏を過ぎった俳人はふと今朝の総司たちとのやり取りを思い出し、下手に同情して連れて来なかったことにホッと息を吐いた。
そして俳人のそんな表情に反応し、止めを刺す直前の静寂かのように周囲から届いていた足音が一斉に止む。
肉体よりも精神を先に追い詰めようというのか、厭らしい尾行者は攻撃をしようとしない。
「くッ……」
身動きが出来ない状態で目の前にゆっくり剣を近づけられるかのような、敵わないと悟ったゆえの死への恐怖といつまで経っても攻撃されないことによる歯痒い死を望む気持ちがごちゃ混ぜになり喀血するかの如く緊張した肺の中の空気が抜ける。
尾行者の加虐心に俳人が悔し気に歯を食いしばった時、ガサリと近くの茂みが音を鳴らした。
死を受け入れながらも僅かに残っていた抵抗心が咄嗟に二人を振り向かせる。
「白い……毛玉?」
「……ああ、白い毛玉だな」
茂みを揺らしたのは白い塊。
パッと見では毛玉としか形容するしかない白い塊にヒナは思わず思ったままの感想を零し、緊張した状態からの緊張感のない姿という落差の影響で俳人もそれに同意するように頷いた。
「どういう……事だ?」
襲い掛かるだけならば止まる必要はなかったし、今こうして姿を見せる必要もない。
けれども何故かその愛らしい姿を見せた珍獣は毛の奥に隠れた小さな瞳で二人を見定めるようにジッと見つめている。
襲われれば今の実力ならば状況は関係なく一瞬でやられるということを自覚している俳人は、いっその事開き直ってやろうと警戒のほとんどを解いて小動物を相手にするようにゆっくり下から手を差し伸べる。
毛玉側は倒すのが容易な相手だと分かっているからかあまり警戒することなく、俳人の手から逃げず差し伸べられた手の匂いを嗅いだ。
「……俺って変な臭いする? それとも単純に人間の臭いが毛玉側からしたら臭く感じるだけ?」
「知るか。お前の匂いなぞ風呂上がりの一回しか嗅いでない」
以前ヒナの家に泊まった時の一回だけ。
しかも風呂上がりで匂いなど分かるワケがないのだから聞くなとヒナは面倒臭そうに答え、ゆっくり俳人の背中に顔を近づけた。
「別に……嫌な臭いはしないと思うぞ? てか多分良い匂い。まあ……森に入った時点で鼻が大分使い物にならなくなってるからアテには出来ないな」
鼻先をトントンと叩いて匂いがよく分からないことをアピールするヒナはそのままゆっくり俳人から離れる。
そうして俳人と毛玉の動向を見守ろうとした時、不意に肩に何かが重量が加わり、バランスを崩した。
重量が加わったと言っても軽く、倒れることはない。
何事かと思って己の右肩を見ようと僅かに首を動かした時、右頬に柔らかい感触を感じた。
得体の知れない何かへの恐怖にヒナは首を動かさず、目だけ動かしてその感触の正体を探る。
「毛玉!? は?! なんでだよ!?」
視界に映ったのは白い毛。
だが俳人と一緒にいる毛玉ではない。
一緒にいる毛玉ならばいなくなった瞬間に俳人が何かしらのリアクションを取るだろうし、それ以前にその毛玉は今もヒナの視界の中の俳人の前に変わらずいる。
「……ああ、理解」
「どういうことだよ……って、ああ、そういう事か」
ヒナの声に反応して振り返った俳人はヒナの肩に乗る毛玉と自身の指先を掠める毛玉の毛の感触に少し考え込んでから何かを察したように脱力とともに溜め息を吐き、理解出来ておらず俳人に尋ねようとしていたヒナも遅れて自力で答えに辿り着き同じようにため息を吐いた。
「毛玉め……やりおる」
答えは単純で、初めから毛玉は単体ではなく複数だったのだ。
ただ異常とも言えるほどの連携力を以て寸分のズレもなく、一切の重なりなく、連続した移動を足音で演出しただけ。
初めは聞き分けられる程度の速度で。
徐々に足音と足音との間隔を狭めることで急激な加速をしたと誤認させる。
やがてその足音は対象には聞き分けられないほどの速度となり、圧倒的強者を演出、対象の戦意を削ぐ。
「で、どうしたいんだ? お前ら……」
毛玉が日本語を理解出来るかどうかなど関係なく俳人は自分たちの前に現れたワケを問いながら目の前の毛玉を抱き上げた。
脱出出来る自信があるのか、はたまた敵意が無い事を理解しているのか毛玉は俳人の腕から逃げることなく無抵抗に持ち上がる。
「つかテメェら兎かよ!?」
ふと正体が気になりゆっくり優しい手つきで毛玉の毛を
顔の部分の毛を捲ればω状の口が、下の部分ならば手足が、と保育園の頃に見覚えのある特徴が覗き見える。
既存の生物を用いて表現するならば毛玉もとい兎は『丸みを帯びたアンゴラウサギ』だ。
「指が……幸せ……」
「モフってんじゃねぇよ」
手を動かしその感触を堪能し頬を緩ませるヒナに俳人はそう言いつつ自分もしっかりと指先の感触を楽しむ。
遠慮のないヒナのモフりに嫌気が差したのか、ヒナの手から兎は跳び上がり着地すると何度も脚を強く地面に叩きつける――いわゆる『スタンピング』を行った。
知識としてその行為が警戒やストレス、怯えだと知っていたヒナは露骨にガッカリするが、地面に降りた兎は何故か再びヒナの腕の中に戻る。
よく分からない行動にヒナも俳人も二人して首を傾げていると、ドドドドドと大きな音を立てて周囲から大量の兎が現れた。
「モフパラ……」
「ヒナって動物好き? ……まあ、それはいいとして。ん~、着いて来いって事?」
普段とか違う一面を垣間見せるヒナと、一斉に同じ方向に動き始めた兎たちの姿に明確な意図を感じた俳人。
二人は腕に抱えた兎を地面に下ろし、魔物の警戒のために木刀を構えようと木刀を握り、背後からの衝撃で後ろに倒れて背中に柔らかい感触を感じながら勝手に移動する光景を眺める。
「もしかして、拉致?」
「まあ、拉致だな。てかアニメでそれなりにこういうモフモフに運ばれるシチュエーション見るけど……普通に下が生き物なんだからそりゃ座り心地が悪いわな」
「モフモフっていってもただの毛だからな、人一人乗ったらそりゃ普通に潰れるか」
「俺、これに乗るのが夢だったけど……乗り心地が悪い上に小動物に乗ってる罪悪感がハンパないッ」
「うん……それは私も思った」
兎たちが二人の下で二人を支えながら森の中を駆ける。
連携力がやはり高く、二人が乗っている部分と乗っていない部分とでは重量が違うため走る速度が異なるハズなのにも関わらずその両者の隙間は一切見られない。
自分たちと比べると圧倒的な連携力に二人は驚愕しながら、自分たちよりも圧倒的に小さな存在に背負われているという事実を心苦しく思っていた。
「まあ、場所が遠ければ途中で徐々にメンバーを変えるだろうし……気にしない方向性で!」
「そうだな。これに関しちゃ私も考えたくない」
色々考えながらも最終的に考えないことにした二人は僅かに虚ろになった目で周囲の光景を眺めることなく目的地に着くのを待ち続ける。
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