第469話 2022年4月30日 退職慰労金15億円

 今朝は陽射しあり。空気はひんやりと感じる。

 昨夜はかなり強く雨が降った。かなり冷え込んだようだ。

 夢を見た。上半身裸で激辛ラーメンの店のカウンターにいる。ラーメンは中々できない。ひどく寒い店だ。店員に寒いと言うと「あいよ!」と言ってバケツにお湯を汲んで持ってきてばしゃっと浴びせかけてくる。お湯のはずなんだが全然温かくない。「まだ寒い」と言うとまたバケツにお湯を汲んできて浴びせかけてくる。「温かくないじゃないか」と文句を言ったところで目が覚めた。

 上半身が掛け布団から外に出ていて肩が冷たい。ごそごそと布団に潜り込んでまた眠った。

 起床したとき気分はまずまず。左腰の重怠さはかなり和らいでいる。やはり昨日腰骨と言うか骨盤と言うかよくわからないが、その位置が動いたことが良かったように思う。

 午前5時半朝食後徘徊に出る。空気はひんやりと感じるが陽射しはかなり強い。いつもの公園に行く。爺さん婆さんがかなりの数蠢いている。まあ私も爺さんだけど。

爺さん婆さんのグループが3つくらいある。それぞれが塊を作ってラジオ体操したり、太極拳やったりしている。「むーすんでひらーいーて」と集団で大声出して手を前に突き出してグーパーしているグループがいた。指先を動かすのは運動にもなるし惚け防止にもなると聞いたことがあるけど、正直私は集団でやりたくない。何だか不気味だ。そもそも集団で何かやるというのが性に合わない。

 集団というのは狂気をはらんだ時に手が付けられなくなる。軍隊とか宗教の過激派とか。暴力事件のあった高校のサッカー部なんかもそうだ。あの時「閉鎖空間」と言ったけど集団を形成するということはその一団による閉鎖空間を作ることだ。会社だって同じだ。知床の遊覧船の社長の形成した集団、閉鎖空間は歪んで「殺人」と言ってもいい事故を起こした。

 どこかのタクシー会社の創業者に退職慰労金15億円が支払われるんだそうだ。退職慰労金支払いのために特別損失を計上するという。100歳の創業者だそうな。私企業だから何をしようと自由と言えばそれまでだけど、何となく「?」だ。閉鎖空間と言う言葉が浮かんでくる。

 企業の発展を考えるなら、利用者の利便性向上のための投資とか、従業員の福利厚生のために使うというのが本来の経営者と言う気がするけど。まあいいや。繰り返すけど私企業だからね、文句を言う筋合いはない。貧乏人の僻みです。すいません。

 観光船事業に対する罰則を強化する方向とかいう記事を読んだ。罰則を厳しくしなきゃ安全が確保できないなんてレベルが低すぎる。人間の質がどんどん劣化してるんじゃないかと思えて仕方ない。

 まともな判断が自らできないような人間が世の中に溢れてくる。法律が人間が生きる基準になるようじゃ「世の中おしまい」そう思う。法律で縛らなきゃ安全が確保できないなんてあまりにも情けない。正常な人間がいなくなっちゃてるのか?怖い怖い。

 嫌な世の中ですなあ。溜息溜息。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る