コロナワクチン顛末記(03)

  今週は、先月第一回目が終わったワクチン接種の話をします。ネタがないのよ。オリンピックには興味がないんでね。

 

 その個人病院までは、自転車で20分ほど。駐輪場もある。

 当日になって、わたしはそこのソファに座っていました。本人確認のために、健康保険証を出せと言われて、運転免許を出した一幕もありましたが、なんとかつつがなく、受けられる……?

 入口の棚に、ドラえもんやスヌーピー、ミニーマウスなどのぬいぐるみ。

 カープ坊やのタオルを首に巻いたおばあさんが、かぐわしい匂いを漂わせている百合を、受付の花瓶にプレゼント。

 わたしの前に座っている30代ぽい女性が、ワクチン接種の呼び声に立ちあがります。

 いよいよ、次がわたしです!


 注射は利き腕じゃない肩に打ちました。先生は、2週間ほどで効き目が出るだろう、とおっしゃっています。

 15分、休憩。わたしは暇なので、児童文学協会の雑誌を完読。幼なじみについての記事でした。

 考えこんでいると、看護師が近づいて、

「副反応は、ありませんでした。今日はお風呂に入れます。注射のあとは、こすらないように。明日あさってまでは、休むように。買い物はいいですよ」

 三日間、注射のあとがめっちゃ痒くなりました。義母は言います。

「ちゃんと休みなさいなんて、私には言ってくれなかったわ」

 知らんがな。


 コロナワクチン顛末記、17日に第二回の接種があるので、連載ができる「かも」しれません。お楽しみに。


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