少女は問う。平和とは何か?

もし大東亜戦争に勝利していたら?
この問いに対して戦争末期の状態が延々と続くと言う解がお見事。
そして軍部や体制にスポットを当てるのではなく苦しい生活を送る女学生の心情を通して戦争とは平和とは何かを表現している点も良き。
SF歴史小説としてもヒューマンドラマとしても楽しめる良作だと思います。