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文章力の企画から来ました。興味深い作品ですね。
他の方が指摘した部分を言うのは、煩わしいかと思いますので僕から文章について指摘させて頂きます。
①一人称がぶれています。「僕」と「自分」になっていますね、これは恐らく同じ主語を嫌ったのかなと思いますが、統一してかつ、続かないようにした方がいいと思います。
②やがて二人はやはり真夜中の暗闇の中
やがてなのか、やはりなのか。
真夜中なのか暗闇の中なのか。
両方なのでしょうね。似た言葉の乱立、気持ちはわかりますが、テンポも悪くわかりにくいです。
細かな点をあげるとまだありますが、特に気になったの2つです。
また、刀剣の紙ですが要約ではなく、現代に翻訳し、きちんとセリフにするのもありかと思います。ここは所謂、起承転結の転ですよね?地の文でサラッと流すのは勿体ない気がしますね。
全体的に勿体ないと言う印象です、作品の雰囲気はいいので、文全体をもう少し丁寧に、そして短編ならインパクト(刀剣の紙のところで)が欲しい所です。
最後に指摘ではなく僕の読解力のなさ故の疑問ですが・・・は「おはよう」なのでしょうか?
最初のおはようからおやすみが掛かっているのかなと思いつつ、少し疑問に思いました。
小姑のように細かな点を指摘してしまいましたが、細かな点を叩くことで文章のレベルアップに繋がると思います。折角の文章力の企画ですからね。
参考になれば幸いです。
【追記】
三題噺は面白いですよね、慣れてきたら縛りをするのも面白いですよ。例えば、提示された三題を、その単語を使わずに表現のみで表すとか、色々な遊び方ができます。ここは完全に蛇足ですね、すみません
作者からの返信
読んでいただきありがとうございます!
①一人称のぶれ
こちらについては完全に私の確認、推敲の不足が原因ですね・・・。
完成した作品を早く投稿したいという逸りから基本的な作業を疎かにしていました。
②似た言葉の乱立
こちらもほとんど①と同じことが原因ですね・・・。
ここは後の展開を生かすために”夜中のみ”に逢瀬を繰り返していた事を強調したかった部分で完成後に差し込みました。
結果的には読みづらくなってしまったようです。
あと、セリフとして過去の二人をきちんと表現した方が良いというのもその通りだと思います。
仰る通りセリフとして表現できていれば物語として特に強調すべき”転”に色が付き物語に深みが増すのだと思います。
そして、最後の・・・の内容は「おはよう」となります。
先述したように、二人は”夜中のみ”に逢瀬を繰り返していたため一度も「おはよう」を言い合うことなく心中してしまいました。
今生での暗い離別と遠い来世での明るい邂逅を表現するためにこういった構成としました。
この部分もきちんとセリフを描写できていればわかりやすくなったのかなと思います。
最後に、三題噺の縛りというは良いですね!
私は基本的に三題噺スロットというものを使って単語を拾い上げているのですが、単語を使う事に手いっぱいで”表現のみ”で表すというのは素晴らしいですね!
徐々に挑戦してみようと思います。
改めまして、こんなにも丁寧に読んでいただき誠にありがとうございます!
拝読させていただきました。
二振りのわき差しの奇妙な履歴は興味深く、面白かったです。
文章に関してですが、ネット上ではもう少し空行を入れた方が読まれるかと。
ただ、これは文体への好みの問題もあるので闇雲に空行を入れれば良い訳でもないので難しい所ですね。
地の文が殆どを占める本作ですが、これは主人公一人の物語であるため致し方ない部分もあるかと思います。
私の感想はこんな所でしょうか。
奥森さんが仰るように興味深い客を一人二人でも具体的に書いてくれれば、本作の興味深さは一層増したかと思います。
これが何かの参考になれば幸いです。
作者からの返信
読んでいただきありがとうございます!
空行を入れたほうが良い。というのは確かにその通りですね。
私は執筆を行う際、ワードソフトのレイアウトを原稿用紙に変更して出来上がったものをサイト上にコピペしています。
確かに、公開した自分の作品をサイト上で見ると文字が詰まっていて読みにくい印象を受けますね・・・。
これからはそういった部分も意識して横着をせずに作品を投稿していこうと思います。
改めまして、貴重な意見をいただきありがとうございました!
こんばんは! 企画へのご参加ありがとうございますm(__)m
僭越ながら感想を書かせて頂きます。
文章はとても読みやすく読者の興味を引くように描かれているのではないかと感じます。
ただ、会話が極端に少ないですね。
少ないことを生かすとすれば、大事な心中のシーンはそれこそセリフで書くとより引き立つのではないかなと想像しました。
あとですね、この部分。
>少し失礼だが展示品よりも興味深い入場客を見るのはとても楽しい。
興味深いという言葉で済まさず、具体的にどんな客がいるか具体的に変わっている様子を描写しても良かったかなと感じました。
個人の感想ですのでご参考までに!
作者からの返信
お忙しい中読んでいただいてありがとございます!
この作品は学芸員の男一人の物語ですのでセリフを入れると不自然かなと思ってセリフが少なくなってしまいました。
ですが、ご指摘の通り心中のシーンを時代劇調に描写することができれば、より現代の主人公との対比をドラマチックに演出できたかもしれません。
2点目のご指摘ですが、これは完全に私の実力不足です・・・。
主人公の風変りで楽観的な性格と脇差の秘密を見つけた時の悲壮感の対比として描写したつもりだったのですが結果的に読む方の意識を散らす表現になってしまったのだと思います。
ともあれ、貴重な意見をいただき本当にありがとうございます。
これからも研鑽を積み執筆に励んでいこうと思います!
読ませて頂きました。
どこかお伽話のような出だしで、どうなっていくのか楽しみながら読みました。
ほとんどの人が興味を示さない脇差。そこに2人の少年少女。
この展開好きです。
感想コメントも読ませて頂き、オチも理解出来ました。
ただ、そうするならもっとドラマチックに出来たのでは?
夜しか会えない、おはようが言えない。
そこをもっと前半で強調していれば、さらに良くなったかと。
そうすればラストが主人公の一文じゃなく、少年たちの声で終われる。
少し勿体ない。
正直、寄せられたコメントを参考にして書き直してもよいのでは?
くらい勿体ないです。
多分、この話はとてもドラマチックです。
作者からの返信
よしのさん
読んで頂いてありがとうございます。
実はこの作品は結構難産でした・・・。
まずは刀剣の事を調べ、当時の背景も調べました。
しかし、視点の異なる三つの舞台をまとめる所が最も苦労しました。
(物語を俯瞰する主人公、刀剣の物語の当事者、そして二人の少年少女)
確かにもっと書き込めたはずだと反省しています。
その書き込みや設定の甘さが宙ぶらりんな展開とオチになってしまったのだと思います。
自分の文章力の至らなさを痛感するばかりです。
勿体ないと言って頂けて恐縮ながら感謝申し上げます。
時間のある時に書き直してみようと思います!