第8話:ところでそろそろ文字数が
「1万文字超えそうでやばいんだけど」
「そういえば7話の終了時点で9500文字くらいいってたわね」
「ラノベの会話形式がメインの文章だと、こんなにも素早く文章が書けるものなのですね」
「どうやら作者もすげー書くのが楽だったって、久々に書いたのにも関わらずすんなりと文字数稼げて驚いたらしい」
「この2年くらい、適当に2、3話出してはPVが伸びずにテンション下がってセルフ打ち切りしていたくらいだものね」
「わからない事もないですけどね」
「ところで1万文字超えたあたりって、本来の小説だとどれくらい物語が進んでいればちょうどいいって感じになるんだろうな」
「1巻での完結型前提で?」
「そう」
「本として出版する場合は、大体10万文字程度書くのが基本となりますので、つまり10分の1が終わったことになります」
「そう考えると、まだまだ序章って感じかもしれないわね」
「ええ。大体の異世界モノは街について可愛い美少女1人目あたりをラッキースケベで仲間にしたあたりで、そろそろよくあるギルドでのクエスト的なものを受けて物語が進行しているあたりでしょう」
「ちなみに魔王とかって、この辺りで出るものか?」
「いえいえ。物語の締めとなるキャラクターが冒頭から出るって普通に考えてもおかしな話ですので、せいぜい魔王城の椅子に座りながら、暗い部屋でニタニタ笑いつつ、雷のピシャーンで一瞬部屋の中が光ったところで笑みが少し見える程度のワンシーンが数秒描写される程度だと思います」
「なんで魔王城っていつも夜っぽいような天気の悪い、雨も降っていないくせに雷だけはやたら落ちる場所に住んでいるのかしらね」
「確かに。お前、不動産屋にちゃんといったのか? 日当たりがよく駅近でスーパーへの導線がいい場所とかオーダー出さないと、すぐクソみたいな物件紹介してくるからな」
「あ、いや……あそこは賃貸じゃなく持ち城で」
「言うまでもないが、新興住宅地とか謳っているここ最近の一軒家って、正直立地的に地雷な場所がかなり多いぞ」
「私も知ってる。スーパーとか複合施設が多いっていうのが売りで、すみやすさ重視にしましたとかアピールしているけど、結局のところ駅から遠いし、ひどい場合は急行電車が止まらなかったり、毎日の生活を続けていくうちに、やっぱり多少狭くても駅近の物件がいいなとか考え始めるようになるのよね」
「女神。お前女神のくせに詳しいな」
「まあ……人間界で一時的に紛れ込んで調査とかする仕事があって、その時に各駅かつ線路沿いという不遇な場所で2年ほど住んでいたことがあってねえ」
1月から賃貸を探す、そこのみんなも気をつけないとな。
「数話前でも話した通り、俺は準急どころか各駅停車しかしなそうな辺境の日当たりが悪い場所にある魔王城にまではいくつもりはないからな」
「なんかものすごい急展開で話が進んでいるような……というか、作者の本音がちょっと混じっていません?」
「ソンナコトナイヨー」
都心近郊の家賃高すぎて、魔王よりも先に土価を倒すべきだと思う。
「というわけで、多分ざっくりと1万文字も多分超えたあたりだと思うし、次の話で魔王城を探すために不動産に向かうこととする」
「あー私も物件見てみたーい! 人の物件だと無心で色々と物申せるから楽しいのよねー!」
「ところで、どうして1万文字突破の表現が曖昧なのでしょうか?」
「作者が誤字脱字をめっちゃするから、後からこっそり直しているんだよ。そんでもって、表現とか一部投稿後に数度にわたって修正しているから、決め打ちで1万文字突破とかいうと、後で矛盾する可能性があって面倒になる」
「出版化した時に揚げ足とるマンにケチつけられたくないものね」
「(世の中生きるの上手だなぁこの人たち)」
次回、魔王の住む物件を探す。
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