第1336話 ラナの攻撃に斬り込め!〈中央東巨城〉確保!
おっと〈南巨城〉の方にいるエステル号がこっちを追う動作を見せたな。
リーナにより、俺たちが〈中央東巨城〉を狙っているということがバレたに違いない。
しかし、こっちにはレグラムがいる。〈南巨城〉取っちゃうよ? いいの? とばかりに〈南巨城〉へ接近したことでカルアたちが混乱しているな。いいぞぉ。作戦通りだ。
〈南西巨城〉の方へ送り込んだ新メンバーたちはこれで安全に巨城攻略に集中できるようになったな。
まあ、【破壊王】のナキキも入れてあるのですぐに終わるだろう。
そうすれば次に狙われるのは〈南巨城〉。ここでエステル号が〈中央東巨城〉に進路を変更すれば〈南巨城〉はナキキたちによって白チームにゲットされる。よって、〈南巨城〉を優先せざるを得なくなったエステル号は俺たちを追ってこれなくなる。
こうなるから〈中央巨城〉は先に手に入れておかないといけないのだ。
というわけで、ガラ空きの〈中央東巨城〉はいただきだ!
そこへ『直感』から警報。
「! 攻撃来るぞ! 保護
「! 前へ突き進む勇気! 『
遠くから射出された十の光の宝剣。ラナによる遠距離攻撃、『大聖光の十宝剣』だ!
だがもうミジュは動き出している。『ブリッツストレート』の上位ツリー『
瞬間、このマスは黄緑色の保護
防御成功!
「ナイスミジュ!」
「ぶい」
これがラナの遠距離攻撃の攻略法。
前へ突き進み、小城確保による保護
ラナの攻撃が発動して届くよりも俺たちが次の小城にタッチする方が速いのだ。
こうなればもうこっちのものだぜリーナ。
おそらく〈北東巨城〉の方面に行ったメンバーにも指示を出しているだろうが、そっちも抜かりなし、しっかりと手は打ってある。
赤チームがここに来ることは、まあ無いと言っていいだろう。
そこから〈中央東巨城〉のHPが3割になるまで削りながら後続を待ち、他のメンバーが追いついてきたところで指示を出す。
「いくぞ! ジャスト23分だ!」
〈中央東巨城〉にたどり着いた俺たちE班は、ラナやリーナの差し込み攻撃を警戒しながら〈ジャストタイムアタック〉で〈中央東巨城〉の陥落を狙う。
「『古式精霊術』! 『大精霊降臨』! お願いします『イグニス』!」
「いっちゃうのです! 『エネルギーチャージ』!」
「はぁ、はぁ、や、やっと追いついたわ」
「ファイトですよ姉さま特大の攻撃を期待します」
「私ヒーラーなんだけどフィナちゃん!?」
俺の声にシェリアが大精霊を出して準備、なんか今日のシェリアは気合いが違うように感じるのは気のせいか?
ルルもエネルギーをチャージし始める。「ふおー」と掛け声を上げながら徐々に発光が増していく剣。ルルのかっこよさが際立ってるぜ!
そこへようやくAGIの低いエリサが到着。フィナが無茶振りしていた。
「みんな合わせてね!」
「やっと出番だね!」
「練習してきた3人のコンボ攻撃、〈ジャストタイムアタック〉で決めるよ!」
「『強者の跋扈』!」
サチ、エミ、ユウカはコンボ攻撃の準備。
コンボ攻撃は3人が一緒に攻撃を放つ関係上、〈ジャストタイムアタック〉には不向きだ。不向き、のはずなんだが……なんとサチたちはこれを〈ジャストタイムアタック〉できるくらいまで
準備完了。3、2、1――今!
「『フルライトニング・スプライト』!」
「『イグニス・バースト』!」
「『ヒーロー・バスター』!」
「『睡爆』!」
「『グローリーバニッシュ』!」
「「「『神気開砲撃』!」」」
「べ、『ベアストリーム・ストロング』!」
〈ジャストタイムアタック〉!
ミジュだけ初めての実戦のためか少しズレたが、リーナたちの攻撃は差し込めなかったようで問題無し。
これが決まり、ついに〈中央東巨城〉は陥落したのだった。
―――――――――――――
後書き!
ここまでのイメージ図!↓
https://kakuyomu.jp/users/432301/news/16818093077976437065
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます