番外

「セカ100。」研究ノート その2

第一部と第二部のネタバレを含みます。




§0 登場人物


 ・シノノオルタ

  豪商、シノノ家の当主。19歳。幼い頃に母が病死し、14歳のときに父オーディンが失踪。形見の宝石を肌身離さず持っていた。ベルの婚約者。


 ・アーリーベル

  貴族、アーリー家の次女。19歳。明るい性格。幼馴染で婚約者のオルタとは相思相愛。


 ・デキズリーラト

  親の代から帝都防衛局に所属する兵。21歳。交友関係が幅広く、アーガマンの友人。


 ・アーガマンロイリー

  白衣の紳士、通称ハカセ。宰相の補佐官。29歳。建国戦争以前牢屋として利用されていた地下牢を管理している。いわゆるマッドサイエンティスト。


 ・サルベネロペ

  アーガマン邸の執事。56歳。軍役経験のあるオルタやオーディンに戦闘で渡り合う実力者。


 ・シノノオーディン

  オルタの父。40歳。5年前に失踪。金銀結晶の開発者。


 ・デキズリージラ

  ラトの母。41歳(5年前)。宰相。帝国の政治のトップ。5年前に失踪。"神眼"の持ち主。


 ・ジュティナスデクオルソワ3世

  3代目帝王。62歳(5年前)。帝王は代々「ジュティナスデクオルソワ」を襲名するらしい。


 ・ウルガド

  龍の姿で帝都を襲う魔神。建国戦争で人類を苦しめた。




§1 金銀結晶


 ・"金の結晶"と"銀の結晶"の効果対象は生物である。死体は対象外。


 ・"金の結晶"と"銀の結晶"は使用者の記憶を蓄積する。


 ・触れている生物の内1人が死んだ時発動する。


 ・発動すると触れている生物すべてを、当日の朝に目が覚める瞬間まで巻き戻す。


 ・その際結晶に蓄積された記憶を対象に付与する。


 ・金銀結晶は連動しているため、銀の結晶に蓄積された記憶は金の結晶で引き出せた。


 ・金銀結晶は同時に発動するとは限らないが、アーガマンはそれを知らなかったので龍から宝石を取り返そうとして重傷を負った。


 ・結晶は発動時、次の人物の手元に残る。

  1,対象の中に、当日朝結晶を身につけていた人物がいればその人物のところに。(ex...オルタとオーディンで発動したとき。アーガマンと龍で発動したとき。

  2,いなければ、最初に死んだ対象のところに。(ex...アーガマンが結晶を奪ったとき。オルタが結晶を取り返したとき。


 ・ジラの"神眼"をモデルにオーディンによって作られた。ジラ曰く、「"神眼"の劣化コピー」。


 ・結晶によって派生した世界は結晶の力がなくなると崩壊する。




§2 神眼


 ・ジラが死んだ時発動する。


 ・発動すると左目が光り、その場で命を吹き返す。


 ・ジラが"金の結晶"を持っていた間は、"神眼"による蘇生よりも結晶のループが優先して発動した。




§3 数字


 ・"金の結晶"と"銀の結晶"には数字が彫られているように見える。


 ・"神眼"にも数字が浮かんで見える。


 ・発動するごとに結晶や眼の数字は1ずつ減る。


 ・数字は発動できる残り回数、即ち「残機数」である。


 ・残機がゼロになると発動できない。


 ・龍の騒動が起こる直前、"金の結晶"の残機は26、"銀の結晶"は新品で残機は100だった。


 ・第一部終了時点で、"金の結晶"の残機は0を下回ったことで使えなくなり、"銀の結晶"の残機は72だった。


 ・第二部開始時点で"神眼"の残機は99834だった。




§4 龍


 ・8月3日の日没の時刻、午後4時半頃になると、帝都南西の城壁の外側にある草原から地面を割って龍が出現する。


 ・5年前の4月24日の午後5時半頃にも龍が出現する可能性があったが、ループによってしなかったことになった。


 ・龍は突進を繰り返して帝都を破壊し尽くすため、例えば帝都の反対側まで逃げても助からなかった。


 ・龍は急所である両目を狙おうとすると閃光や火炎放射といった必殺技を使ってくる。


 ・龍は普段午後4時半まで襲来しないが、ループさせられた時は早朝から帝都を空襲した。これは、龍の意識が常に覚醒していたためである。


 ・龍は、金銀結晶が命を繋ぐ道具であることを理解し、それを奪おうとする程度の知性を持つ。


 ・龍の正体は、100年前に帝国全土を襲った邪神ウルガドである。


 ・必殺技をも掻い潜ってどちらかの目を潰すことで致命傷を与えることができ、龍は本来の姿である人型に形態変化する。


 ・ウルガドは過去を見抜く力を持つ。


 ・贄を捧げれば封印できるが、贄を食い尽くせば地上に戻り帝都を攻撃してくる。




To be continued to Chapter3.....

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