8 近づく暗雲

第122話 嵐の予兆

 ――草原コケモモ。

 それは湿地の表面に生えている蔦状の植物の小さな実である。夏から秋にかけて蔓の先端に2つから4つ程度の小指の先くらいの赤い実をつける。湿度のある環境を好み、川沿いの草原や湿地で繁殖する。


 非常に珍しい果実で滋養が高く、精力増強の薬にもなると言われる。品質の高いものは手摘みされてお菓子の飾りに用いられるが、多くは主に超高級ジャムとして加工される。街でたまに売られているジャムの値段は庶民にはおよそ手が出ないほど高額だ。


 曇天の下、その貴重な実が一面に広がっている。


 「うおおおお! これ全部草原コケモモか!」

 俺は両手を広げて感動を露わにする。同時に新鮮な空気を胸いっぱい吸い込んで草原コケモモの香りを堪能した。


 これを収穫してジャムに加工して売る。……これは大儲けの匂いがする。ふつふつと商人の血がさわぐ。


 「これを売れば一体いくらになるのか……。ひひひっ……」


 「何を言ってるんですか? まったくもう、悪い顔で笑みを浮かべて……、いくら私が盗賊でもヒキますよ」

 リサと仲良く手をつないで歩いているリィルだ。

 彼女は軽く振り返って、瞳に金貨を浮かべてニタついている俺に軽蔑したまなざしを送った。


 「あちこちに立っている看板が目に入らないの? カイン」

 俺と歩調を合わせて歩くセシリーナが呆れたように草原の片隅を指差した。


 そうなのだ。

 「ぐおおおお!」

 俺は悶えた。


 看板の表には、「無断採取禁止! 湿原組合」と丁寧に書いてある。裏面には「勝手に採集した者殺す!」と見るからに凶暴な筆致で書いてある。しかも、”良くできましたスタンプ”のような呪いの魔法陣までしっかりと押されている。

 魔法陣の効果範囲に入ったら自動的に呪いが付与されるヤベーやつだ。


 「カイン様、さすがにこの看板を無視して取ったら犯罪です」

 アリスが後ろから冷静に言う。


 いや、わかってはいるんだけど。

 でも、実の熟し具合からして収穫が間に会っていないのは明白だ。どうせこのまま腐らせるだけなら、少しくらいもらっても……と思うんだ。


 じろり、と俺の心などお見通しだという目でセシリーナが俺を見た。


 「ここいらは一見野原に見えますが組合の管理区です。だから畑と一緒なんです。ほら、ちゃんと湿地の苔が所々で切られて区画されているのが見えるでしょ? あれは管理しているぞ、と主張している目印ですよ」

 さすがリィルは良く物事を知っている。


 「盗みはだめですよ、犯罪です。カイン様ならばその他諸々の罪も合わせて、良くて死刑ですね」

 「お前が言うな! 誰のせいで安全な北方回廊を通れなくなったと思っているんだよ」


 俺が睨むとリィルはぺろっと舌を出した。


 だが、リィルが言うように湿原は遥か先まで一定間隔で切り込みが入れられている。一応は管理されているという証だ。


 遠くでは野性の沼牛が踏み荒らしているが、ああいうのは別に追い払ったりしないらしい。獣用に魔法の罠を仕掛けるのはコスト的に見会わないってことか。それとも自然の状態であることが草原コケモモに良いからなのか。


 「でも、この道の先の右側はなんだか荒れているぞ。管理していないんじゃないか?」

 「ああ、あれは陥没し始めているからですよ」


 「陥没するの?」

 俺より先にセシリーナが尋ねた。


 「ええ、そうです。セシリーナも知りませんか? 大湿地帯では時々何の前触れもなく地面がぼこっと陥没したりするんです。ほら、道の右側の地面は地表がなんとなく波打っているでしょう? あれは所々で既に底が抜けているんです。もしも落ちたりなんかしたら自力で這い出すことは無理ですね。確実に死にますよ」


 セシリーナにそこまで言ってから隣で俺が聞いているのに気づいて、ハッ! とリィルは「余計な事を言った」みたいな顔をした。……そして俺の顔を見上げた。


 「なんだよ? リィル」


 「……ええと、右側の方の土地はどうも管理していないみたいですよカイン様。採りに行ったらどうですか? 今にも陥没しそうなところは地面との間に隙間ができて、大きな実がなってますし……」

 あ、にやりと笑ったぞ、こいつ。


 「お前、さっき、落ちたら死ぬとか言っていたじゃないか?」


 「そうでしたっけ?」

 急にとぼけて口笛を吹いている。


 俺が死ねば眷属紋は消えるのか? 自分では殺せないが、勝手に死ぬのは問題ないということなのか? 本気かどうかわからないが、やはりこいつは危険な奴かもしれない。

 

 「まあ、好き好んであんな場所に立ち入る者なんかいないでしょうね」

 セシリーナが笑った。


 「何か楽しいお話なの?」

 リサが振り返った。なんだか最近少し成長したような気がする。姿は幼女だが、心が本来の年齢に戻りつつあるのだろうか? 特に蛇身の巣から戻ってからそんな気がする。


 「道の右側の方は危険だから入らないように、という話だよ」

 「そうなの? 何だかリィルが楽しそうな顔してた」




 ーーーーゴロゴロと遠くで稲光が見え始め、風が出てきた。

 草原コケモモの香りに包まれ、ぬかるみの道を俺たちは進んでいく。


 「カイン様、誰かがこっちに来ますわ」

 最初に気づいたのはやはりアリスだ。


 「珍しいな。この道で人とすれ違うのは前の村を出てから初めてじゃないか?」

 「野盗ってことは無いわよね。こんな寒村しかない所を縄張りにするような馬鹿はいないと思うけど」

 と言いつつセシリーナは武器を確認している。


 「大丈夫! 野盗なんか、カインがポカンってやっつけちゃうよ、ね?」

 リサが自信を持って笑う。


 いやいや、やっつけられるの間違いじゃないか。俺の腕っぷしの弱さは折り紙付きなんだ。


 「あれは野盗ではないと思いますよ」

 リィルが手をかざして眺める。

 「そう思います」

 アリスが同意した。彼女が落ちついているところを見るとリィルの見立ては間違いないのだろう。


 「たまりん! お願い。今すぐあおりんを呼んで。また姿を変えてちょうだい」

 セシリーナの声に、ほわんと俺の股間に金の玉が現れた。

 

 「わーい、たまたまだ!」

 リサがたまりんを指でつつこうとして、すうっとたまりんに逃げられる。

 「うぐっ…………」

 リサの指は俺のたまりんにぐさりと突き刺さった。威力は弱いが多少は痛い。


 「おい、どうして俺の股間に現れるんだ? 前は頭の上が定位置だっただろ?」


 股間がぴかっと光るのはどうにも変態っぽい。人目が悪いんだ。


 「それはですねぇ」となぜか珍しく口ごもるたまりん。


 「それは、私がいるからでーす!」

 呼びもしないのに紫色の玉が現れた。……リンリンだ。


 「そういうことです。私もあおりんも、かわいい妹には弱いのです」そう言って、たまりんとあおりんはふわふわとセシリーナの方に浮遊して行った。


 「これでかわいい……のか?」

 俺の前でただよう紫玉。


 人の目には単なる光る玉だ。どこが可愛いのかまったくわからん。せめて、あのカムカム伯が呼びだしていたような人の姿をした精霊だったら良かったのに。


 「あーー、何か、変な事を考えているよ。この男」

 リンリンが俺の頭の上でくるくる回った。


 「そうです。カインは下衆ゲスい男なんですよ。この間も、暗い穴の奥で、妻の目の前で私を押し倒して襲うところだったのです」

 リィルの低評価はあいかわらずだ。


 「それは違うとセシリーナが説明しただろ」

 「いいえ、セシリーナも騙されているのかもしれませんよ。この男の正体は実は魔道士で、都合の良いように記憶を改ざんしているのかもしれません」

 リィルがリンリンにぼそぼそと小声で言う。

 ……全部聞こえているんだからな。


 そこへ、たまりんとあおりんがセシリーナをオリナの姿に変えて戻ってきた。


 「兄さん、この男、私のエロい姿を想像しているわよ。大変よ」

 「それはまずいですねーー」

 たまりんが俺の目の前でちかちか光った。

 あおりんは賢い。面倒に巻き込まれる前に早々に姿を隠した。


 「私はともかくーー、妹は外的刺激によって形を変えてしまう性質を持っていますからねーー。カイン様の妄想が姿、形にーーそのまま反映されてしまうますよーー、ほらーー」


 「ぐぇ!」

 俺の目の前でほわわわんと煙が立ち上り、リンリンが見る見るうちに全裸の美少女になった。しかもそのレベルが半端ない!

 超絶美少女という言葉はこのためにあるのだと思い知らされる。それほどの衝撃が俺を貫いた。


 周りにセシリーナや3姉妹のような超絶美女のお手本が揃っているからだろうか。よくまあ、こんなびっくりするほどの美少女に化けられるもんだ。成長すれば彼女たちと互角、あるいは? と思わせるほどの美少女に化けるとは驚きだ。


 「これがカイン様の妄想ですか……」

 「もの凄い美少女で……しかも全裸って、カ、イ、ン……」

 話のやり取りを聞いていたリィルとオリナの視線が痛い。


 「あわわわわ……」

 美少女だが、よりによって全裸とは!

 「こんな姿、まったく想像もしていないぞ、濡れ衣だぁ!」


 「ふふふ……、私と、し・た・い?」

 リンリンがエロ可愛く首をかしげた。


 「ま、待て、妙なポーズをとるな! 見える、見える!」

 両手で一応目隠ししながら動揺する俺をオリナたちが無言の圧力で睨む。


 「ち、違うぞ! 俺はこんな妄想してないって! それに、その姿は一体誰なんだ? こんな美少女に会った記憶はまったくないぞ!」


 「ふふふ……誰でしょう? 誰なのかなーー?」

 リンリンは思わせぶりに言いながら瞳をきらきら輝かせた。そうか、こいつはリンリンのオリジナルか! 俺をはめようとしているな。そう思うと少し動揺が収まった。


 それにしても、これがリンリンが創作した娘だと分かっててもかなりかわいいじゃないか!


 「リンリン、ふざけるのも大概にねーー。元の世界に戻されちゃいますよーー。私は戻されると怖いのでーー、先に消えますよーー」

 何かに怯えたように、たまりんの姿がぱっと消えた。


 「あ、待ってよ!」

 ぽわんと美少女が消えて目の前で紫玉になる。


 「あれ? もう行ったの兄さん。ああ、わかってますよ。ただ、この男の反応を調べただけじゃないの。だから、そちらのお嬢さん、怖い術をかけないで!」


 後ろを見るとアリスが指で印を組んで、何かブツブツ言っている。これ以上リンリンが何かすれば、容赦しないという雰囲気がひしひしと伝わってくる。たまりんが逃げ出したのも分かる怖さだ。


 「これだからカインには冗談半分で手を出せないねーー。それじゃ、また!」

 ぱっとリンリンの姿が無責任に消える。


 「何なんだよ。びっくりさせやがって」

 俺は嫌な汗をかいてしまった。


 「やっぱり、いつもあんな妄想をしているのですね? もしや私も頭の中で服を脱がせて、あんなことやこんなことを?」

 リィルが両手で平らな胸を押さえて顔をひきつらせる。


 「リィルもそれ以上、私のカイン様を悪く言わないでくださいませ」

 アリスが薄く微笑みながらリィルの肩を掴んだ。

 うん、アリスから黒いオーラが出ている。怒らせたら怖いのだ。リィルの顔から血の気が引いていった。


 「わ、わかりました。今日は悪口はもう申しませんよ。アリス様、だからその手を離してぇ!」


 今日は……ね。まあわかっていたことだ。




 「ーーーーほらほらみんな! そんなことしている場合じゃないわ。人がこっちに来るわよ。油断しないで」


 湿地の道を真っすぐこちらにやってくるのは3人の男だ。

 農作業に向かう服装ではない。あれは帝国軍の予備役の衣装だろう。丈夫な服なのでこの辺りでは旅の衣装として使われることが多い。

 背中の大きな荷物も長期の旅を想像させる。あの荷物からして野盗団という線は無さそうだ。腰には短剣よりも少し長めの刀を下げているが、荷物が重すぎて立ちまわりには不便だろう。


 「あの刀は、湿地の草を刈るのに使う谷地刀です。湿地の村人ですね。旅に出たばかりの者たちのようです」

 アリスがそっと俺に教えてくれた。


 「どうやら敵ではなさそうね」

 オリナが言った。


 やがて近づいてきた男たちは片手を上げて挨拶する。その顔立ちは人族のようだ。


 「やあ、旅人かい? こんなところで珍しいな。それにしてもあんたら男一人か? 大丈夫なのか?」

 先頭の若い男が俺たちを見て怪訝な顔をした。常識的に、男一人に若い娘と幼女ばかりの旅行者など危険すぎてあり得ないのだが……。


 「ご心配なく。大丈夫ですよ」

 俺の背後にいたアリスが前に出てくると、男たちは一様に衝撃を受けたようだ。

 泥だらけの沼地の湿地で、王宮の舞踏会に出てくるような美少女に出会うとは!


 「あ、失礼しました。私はこの先の村の農民のセダと言う者です。こっちがバクロ、こいつがフェメロン。村の友達ですよ」

 セダの後ろにいたのは、少し太めの人の良さそうな男と少々イケメンの長身の男だ。


 「ずいぶん荷物が多いですね、遠くまで出かけるのですか?」

 オリナが聞いた。

 セダは少しほっとした表情になった。


 たぶん、オリナがごく標準的な容姿に見えたからだろう。オリナも可愛い娘だが、アリスの美少女ぶりはまさに別格、話かけるのも気が引ける。その点、オリナは親しみのある容姿をしている。


 「ええ、軍から緊急の召集がありましてね。かなりの人数が集められているみたいで、俺たちのような村にまで召集がかかったんですよ。それに長旅になりそうでして、何しろ大陸南端にある例の囚人都市まで行くんですから」


 「囚人都市? あの旧王都にですか?」

 俺は思わす声が大きくなる。


 「緊急招集だなんて、穏やかじゃないですね。これまで通過してきた街では戦争が起きるような気配はなかったですし、一体何が起きたと言うのですか?」

 被っていたフードを外してリィルが言った。


 「おお、これは驚いた。貴方は森の妖精族の方ですか? めったに見かけないのでちょっとびっくりしました。子どもだと思っていたら、その話しぶり、貴方は大人なんですね」

 セダが目を丸くした。


 「もちろん、大人ですよ」

 リィルは少し偉そうに胸を張る。ほとんど平らだが……。


 「森の妖精族……可愛い」

 その後ろでバクロがそわそわし始めた。


 「戦争が始まるとか、そういう事態ではないですよ。知りませんか? 最近話題になった大事件ですよ。噂はお聞きになっていませんか? ほら、これですよ」

 そう言って鞄から何枚かの紙を取り出した。


 「何々、えーと、これは」

 俺たちはリサ以外の全員でその最初の一枚を覗き込んで絶句した。


 『死肉喰らいに襲われた囚人都市の惨劇!』という見出しが書かれており、次の紙には『我らの美姫、あのクリスティリーナ嬢が行方不明?』と大きく書かれている。しかも紙をめくるたびに次々とセンセーショナルな記事になっていく。


 数日前には行方不明者を探せ! と帝都やデッケ・サーカの街をはじめとして、各所で大規模なデモが起きて帝国兵と衝突したらしい。


 思わず手が震えてくる。

 そんな俺の様子を見てセダがうなずいている。


 「貴方もそうですよね。我らが心の恋人、帝国の華のクリスティリーナ嬢が行方不明なんです。ショックを受けるのは当たり前ですよ」とセダは勘違いして俺を慰めた。



 ーーーー記事の内容は要約すれば、こうだ。


 『囚人都市に死肉喰らいの群れが大量発生した。駐屯部隊が勇敢に応戦したが、被害甚大、死傷者・行方不明者が多数出てしまった。』


 『槍兵隊長の王位継承権第3位の戦士ゲ・ボンダ公は先陣を切って戦い、記憶を失うほどの重傷を負った。さらには従軍していた元トップアイドル、帝国の華と謳われしクリスティリーナ弓兵隊長までが行方不明になった』


 『全滅かと思われたが周辺都市からの援軍が間に合い、なんとか死肉喰らいを駆逐したものの、それ以降もモンスターの出現頻度が増加し、囚人都市の不穏な情勢は改善していない。事件発生から既に数か月が経過し、行方不明者の生存は絶望的になっている……』


 「わかりましたか? 我々は、囚人都市の治安維持と行方不明者を探すため、緊急招集されたんです。今回はかなりの異常事態ですよ。我々のような予備役だけでなく義勇兵まで募っているようですからね」

 セダの表情は少し暗い。


 「記事にあるとおり行方不明者の生存は絶望的です。帝国もメンツにこだわらず、もっと早く援軍を招集すれば良かったんです! それがこんなに経ってからの招集だなんて!」

 バクロは肩を震わせた。


 「ああ! 我々は、帝国一の美花を失ったんだ。くそう、死肉喰らいめ。よくも彼女を!」

 フェメロンが、この世の終わりと言わんばかりに大げさに天を仰いだ。


 お前の目の前にその彼女がいるのだがな……。ちらりと隣を見るとオリナが複雑そうな表情をしてモジモジしている。


 「くっ、なんという残酷な……信じられない」

 バクロが涙ぐむ。

 「いや、俺は信じない。クリスティリーナ嬢はきっとどこかで生きている! 俺はそう信じる! うおおおお! クリスティリーナ!」

 セダが叫ぶ。


 熱い男だぜ、セダ。

 そう思って最後の一枚をめくった時、全員の目が点になった。


 「あっ、これは違うんだ」

 セダが慌ててバッと視紙を俺の手から奪い取った。

 背中に隠した視紙にはクリスティリーナのエロエロの水着姿が写っていた。あれは初期のかなり大胆なやつだ。


 オリナの冷たい視線がセダに突き刺さる。


 「じゃあな、気をつけろよ!」

 「ああ、お互いな! 良き旅を!」

 「良き旅を!」


 セダたち3人と別れ、俺たちは今にも降ってきそうなほど重く雲が垂れこめた空のもと再び湿原の道を歩み出す。


 空気を震わしながら遠雷が次第に近づき、冷たい風が吹き始めたのだった。

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