ゴーストバスターズ アフターライフ

【作品情報】2021年 アメリカ 監督:ジェイソン・ライトマン


【あらすじ】

シングルマザーのキャリーは家賃の支払いができず、アパートを立ち退きする羽目になり、娘のフィービーと息子のトレヴァーを連れて亡くなった父の家に引っ越す。

農場に建つ父の家は荒れ果てており、三人は肩を落とす。街では父は納屋の落書きから「泥じいさん」とあだ名されて変人扱いされていたことを知る。


農場の家でフィービーは謎の装置を見つけ、それがかつてゴーストバスターズと呼ばれた人たちが使っていた装備品と知る。トレヴァーは納屋で古いキャデラックを発見した。


フィービーは友達のポッドキャストと共にゴースト捕獲装置の実験を行っていた。廃工場で物音がすることに気づき、中を調べてみると金属をかじるゴーストを発見、捕獲に奮闘するが取り逃がしてしまう。


その頃、町の郊外にある鉱山跡でも不穏な動きがあった。時折起きる地震、炭鉱跡に渦巻く赤い光、その謎を解くためにフィービーはポッドキャスト、兄のトレヴァー、その女友達ラッキーと共に炭鉱跡へ向かう。


【見どころ】

元祖「ゴーストバスターズ」を知っている年代からすると懐かしさ満載の作品。舞台屋キャラクターは違えど、作品にはリスペクトに溢れており次は何が出てくるのかワクワクすることだろう。


ゴースト捕獲や装置の謎を解き明かすシーンなど、アクションやギミックも面白いが、人間ドラマも魅力的な作品となっている。祖父イゴンが何故こんな片田舎に引きこもったのか、その謎が解き明かされていくうちに彼らの絆も取り戻されていく。


キャラクターが全員愛嬌があり、みんな憎めない。アクションあり、笑いあり、涙もある極上のエンタメ作品。

マシュマロマンが可愛くデフォルメされて登場するのも癒し。


【感想】※ネタバレ含

元祖「ゴーストバスターズ」はまだ地上波でいろんなチャンネルで洋画劇場をやっていた世代によく観ていた作品でキャラクターたちには思い入れがある。


今度は舞台も登場人物も全く違うが、過去作品に対する愛情深いシナリオで、最後には思わず涙した。ストーリーもだいたいわかりきっているんだけど、思わず手に汗握りながら鑑賞した。


キャラクターがとてもいい。機械いじりが好きなちょっと変わったオタク少女フィービーはとても愛らしいし、どこか頼りないアニキも愛嬌のある顔をしていて憎めない。ポッドキャストもオタク少年で笑い担当、いざというときにちゃんと頑張っているところも良かった。


先生とキャリーの飾らないロマンスも応援したくなる。じいさんになったゴーストバスターズが登場したときには(すると思ってた!)もう感激で鳥肌が立ってしまった。


過去作品のオマージュもふんだんに登場して、ファンにはたまらない作品だと思う。時間の関係でやむなく吹き替え版を映画館で鑑賞したが(できるだけ字幕が観たい人)吹き替えで良かったと思った。


ストーリーは単純明快、テンポとキャラクターが最高な大好きな作品。




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